顎の問題を改善する方法【三叉神経のワーク知ってますか?】

顎の問題を改善する方法【三叉神経のワーク知ってますか?】

こんにちは、宮崎ほくとです。

「顎が開きにくい」「顎を動かすと痛い」「顎関節症と言われたけれど、筋肉をほぐしても骨の位置を直してもなかなか良くならない」——そんな悩みはありませんか?

結論からお伝えすると、顎の問題の多くは「三叉神経」というひとつの神経の働きが鍵を握っています。筋肉や骨だけにアプローチしても改善しないのは、原因が神経の情報処理にあるからです。

この記事では、日本国内ではほとんど広まっていない、機能脳神経科学に基づいた顎へのアプローチ法を無料で公開します。私自身が多くの方に試してきて、かなりの確率で効果を実感してきた方法です。ぜひ最後まで読んで、まっさらな頭でセルフチェックに取り組んでみてください。

顎関節症・顎の痛みに悩む人のイメージ

なぜ顎の問題は「筋肉ほぐし」では治らないのか

顎関節症や顎の痛み・開きにくさは、三叉神経(さんさしんけい)の問題であることがほとんどです。三叉神経がどんな働きをする神経なのかを知り、テストし、刺激・トレーニングをしていくことが改善のポイントになります。

単純に筋肉をほぐしたり、ずれた顎の骨の位置を直したりするだけでは根本改善につながりません。「以前そう指導されたことがある」という方も、いったんその知識は片隅に置いて読み進めてください。

三叉神経が支配している範囲を知ろう

三叉神経は、顔まわりの非常に広い範囲をコントロールしています。主な支配領域は次の通りです。

  • 顔の感覚:触覚、温かい・冷たい、針で刺されるような感覚、バイブレーション
  • 口の中:歯・舌・上顎など
  • 耳の一部・鼓膜:大きな音に対して鼓膜の震えを止める筋肉も支配
  • 危険な匂いへの反応:アンモニアなど体に害のある匂いへの反応
  • 髄膜(前側2/3):脳を包む膜組織
  • 顎の筋肉:顎を閉じる・開く筋肉、側頭筋など
三叉神経が支配する顔の感覚領域の図解

挙げ出したらきりがないほどですが、顎の筋肉を支配する神経核は橋三叉神経核と呼ばれる部位です。今回はこの部類を特に意識しながらチェックしていきましょう。

セルフチェック①:顎の筋肉と開き方を確認する

まずは現状の顎の開き方を確認します。口を大きく開けてみて、痛みが出ないか、まっすぐ開くか、開きにくさや左右差がないかを鏡の前でチェックしてください。この最初の状態を覚えておくことが大切です。

口を大きく開けて顎の開き方をチェックする様子

セルフチェック②:顔と口の中の感覚を左右で比べる

顔の感覚を確認する

顔を触ったときの感覚を左右で比べ、感覚が薄い方を探します。薄い方が見つかったら、まずは手でさすって刺激し、もう一度口を開けてチェック。次にバイブレーションで30秒ほど刺激し、さすった時とどちらの反応が良いかを自分の中で比べていきます。

顎の筋肉の左右差を鏡で確認する方法
顔の感覚(触覚・温冷覚)を左右で比較するチェック

口の中(舌・上顎)の感覚を確認する

舌の左右差をチェックし、感覚が薄い方が顎の問題が出ている方向と一致していれば、そこに刺激を入れて開き方を確認します。上顎、舌の裏側も同じように左右で比べ、薄い方に30秒ほど刺激を入れていきましょう。手での刺激とバイブレーション、どちらに良い反応が出るかを覚えておいてください。

バイブレーションで顎の筋肉を刺激するワーク
舌の左右の感覚差をチェックする方法
上顎と舌の裏側の感覚を確認するセルフチェック

セルフチェック③:歯科治療の跡を刺激する

意外と見落とされがちなのが歯の感覚です。歯を抜いたり神経に麻酔をしたりといった歯科治療は、三叉神経の働きに大きな影響を与えます。

自分の問題が出ている方向(例:右の顎に問題があるなら右側)に、歯科治療をした歯がないかをチェックしてみましょう。多くの場合、症状が出ている側の歯に何かしらの治療跡があります。見つかったら、その歯にバイブレーションを30秒ほど当てて、再び口を開けてみてください。かなり改善しているケースが多くあります。

歯科治療跡へバイブレーション刺激を入れる様子

仕上げ:三叉神経節をストレッチして動きを高める

最後に、三叉神経節を軽くストレッチして神経の動きをよくしていきます。これまでのチェックと刺激を組み合わせることで、顎の開きや痛みの変化を実感しやすくなります。

三叉神経節をストレッチして動きを改善するワーク
顎の問題が改善し口が大きく開くようになった状態

動画で動きを確認する

文章だけでは分かりにくい部分は、こちらの動画で実際の動きを確認してみてください。

まとめ

顎の問題は、筋肉や骨だけでなく三叉神経の働きに目を向けることで大きく変わります。今日のポイントを振り返りましょう。

  • 顎関節症・顎の痛みの多くは三叉神経の問題
  • 三叉神経は顔の感覚・口の中・歯・顎の筋肉など広い範囲を支配している
  • 感覚の左右差をチェックし、薄い方に刺激(手・バイブレーション)を入れる
  • 歯科治療の跡は三叉神経に影響するので要チェック
  • 仕上げに三叉神経節をストレッチして動きを高める

筋肉ほぐしや骨の矯正で改善しなかった方こそ、神経へのアプローチを試す価値があります。焦らず、自分の体の反応を確かめながら続けてみてください。

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