2023.10.07
- セルフハック
- 脳と身体の仕組み
- 身体能力を高める
「眼」だけで体を柔らかくする方法
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/03/Health-71.jpg)
皆さんこんにちは、宮崎北斗です。
今日は便利な身体の仕組みを紹介したいと思います。
自宅でさまざまな筋トレやストレッチをされると思いますが、
その時に何をしているか、というと目のポジションを変えています。
そうすることで急に身体が柔らかくなったり、急に力が入るようになったりします。
ですので、今回行うテクニックを、筋トレなどでもう上がらないというときに使うと、
最後に少し頑張れたりします。
ストレッチのテストする時にこのテクニックを使うと、おそらく、
今までより2〜3センチ身体が柔らかくなると思います。
テクニック
体は上を向いた時、目を上に向けた時に伸筋群という
後ろ側の筋肉に力が入りやすくなり、下を向いた時に
屈筋群という前側の筋肉に力が入りやすくなります。
左を向いた時に左の心筋と右の屈筋、反対は逆で、
右の心筋と左の屈筋が力が入りやすくなる、という反射があります。
これを使って少し遊んでみます。
まず座って、長座体前屈で前にぐっと行ってみてください。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/8772345d1c35841d0ecae2113660cc67-1024x575.png)
普通はこのようにすると思います。
今は行けるところまで行ってみて、一度戻ってくださいから、もう一度前に行ってください。
ストレッチなので少し柔らかくなります。今は手首あたりまでいけますね。
ここからさらに、目線を下に向けてみてください。
下に頭を入れたまま、下に向けてそのままもう一度ぐっと。
今、2cmほど指が前に出たことが分かりますか?
ハ「ちょっと変わる」
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/8361943e33308b6accabe32839538233-1024x576.png)
変わりますよね。では次に、反っててみましょう。
伸筋のアクティベーションは、目を上に持っていきます。
まず、何も考えずに普通に後ろに体を反らしてみてください。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/ec0568925d39325d6c562fb7df0fa835-1024x570.png)
苦しそうですね。いけるところまでお願いします。
首曲がり過ぎじゃないですか?戻ってください。
今度は目線を上に向けて、そのまま後ろに行ってみます。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/159cea2e523a5917bd53c42ea728ceac-1024x584.png)
結構いきますね。
今度は横に寝てみて、これで反らしてみてください。
最初は下を見てやってみましょう。床を見るように。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/cf0caf6bf42d503351363ad77379cfce-1024x573.png)
同じように、目線を上に上げてみてください。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/e71753da2377432883577bcade24db98-1024x577.png)
全然違います。エビ反りのようになりました。
次は、左右に捻って、どこまでいけるか確認します。
こちらがいき辛そうですね。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/3a5c2da4b80d8d5ae04e1fe5571089d4-1024x577.png)
今度はここで、目線を右に向けます。
もう少しいけますか?
ハ「いける」
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/a6155c382af03bc2e8e8868acec73c1b-1024x575.png)
そうすると少し動きますよね。
本当に簡単なことですが、
体が硬いといって、突っ張っていところで頑張るんのではなく、
脳に、体はここまで動けると教えてあげることがとても大事です。
ストレッチや筋トレなどもそうです。
ですから、このように目も使いながら、自分の動ける範囲を少しでも広げて、
「こうすると体が動きやすい」
ということを自分の脳に学習させておきます。
そうすると、目のポジションを毎回意識せずとも、
例えば、スポーツやアクティビティの中で、体が自然とその動きをするようになります。
さまざまなリハビリや、自分の動きを取り戻していくような段階でも非常に使えますし、
ストレッチやトレーニングでも使えます。
では、筋トレでのやり方を実践してみます。
ダンベルカールがあると良いのですが、ダンベルが無いので僕の筋力テストで行います。
まず、普通に引っ張ってください。
もう少し力が欲しいです。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/df700d22fe6872123de6524f1464bee4-1024x575.png)
目線を真下に下げていきますね。
引っ張ってくると、結構強くなります。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/d859979c919223d6ea99d83275d25f42-1024x575.png)
今、30%くらい良くなりました。
今度は目線を反対に向けます。
左下、そちらに向けた時に下だと、屈筋です。
下屈筋+左ですから、左に行く時は左の心筋と右の屈筋です。
腕を曲げる筋肉が屈筋ですので、左下に固定して我慢してください。
これも真下と同じくらいです。下の時の方が少し強かったですね。
みなさんもテストしてみてください。
屈筋と伸筋群がどのような筋肉かを少し理解できると活用できるテクニックですので、
是非行ってみてください。
よかったらシェアしてね!