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2023.10.02

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【首コリを消す方法】本当の原因は舌にあった!!眼精疲労・口呼吸も改善。

こんにちは宮崎北斗です。

今回は首の不調を改善する舌のトレーニングとをご紹介します。

僕がいろいろ動画の中で紹介しているテクニックは、応用脳神経学がもとになっています。

それはどういうことかと言うと、一つの問題に対していろいろな視点で体を見ていくということなのです。

例えば首の問題の場合、そこに関わる神経路や脳の部分を考えていくと目、前庭器官、舌、

そういったものが首の動きに影響を与えていることが分かります。

それでは仮に首に痛みがあるとしましょう。

その時に首に問題があるのではなく、もしかしたら舌に問題があって、

それが首の問題の根本的な原因になっているかもしれない、そういったことが言えます。

ですから今日は舌を動かしていくことで、皆さんの首の問題が解決できないかを試していきます。

この記事の内容

エクササイズ

それではエクササイズを始めていきます。

このエクササイズは首に問題がなかったとしても、首の動きが良くなったり、鼻の通りが良くなったり、

お腹の具合が良くなったり、そういった効果もあります。ぜひ皆さんも試してください。

ハルナさん、今日首の具合はどうですか?痛みなどありますか?

ハルナさん(以下「ハ」)「痛みは無い」

痛みは無いそうです。首の可動域を見てみましょうか。

まず、首を左右に倒してみてください。何回か行ってください。

出来たら今度は左右にひねってみましょう。左に行くとちょっと突っ張るようです。

この首の動きが、舌を動かしていくことで取れないかを試していきたいと思います。

最初に考えてほしいのは、舌の正しいポジションです。

舌は本来、生理学的休息位というそこにあるべきポジションになければいけないですが、

そこから別のポジション、宙に浮いてるような状態にあったり、下顎に付いてるような状態にあったりすると、

首の動きがそれだけで自然に悪くなってしまい、いろいろな問題の原因になっていることが多くあります。

ですから、ハルナさんに確認したいことは、今自分の舌はどこにありますか?

何も考えないで言うのは難しいと思いますが、上顎に舌がくっついていますか?

ハ「くっついていない」

本来であれば上顎に舌の前面がくっついている状態、これが生理学的に正しい休息位、

舌の正しいポジションになります。まずはそのポジションを作ってみたいと思います。

作り方を説明します。

歯があります。前歯のちょっと後ろに舌先をくっつけてもらいます。

分かりましたか?歯茎のちょっと後ろくらいです。

そこに歯をつけられたら、大きい笑顔を作ります。

そのまま嚥下します。嚥下というのは唾を飲み込む動作です。

ゴックンと飲み込むと舌の後ろ側が引き上げられて、ちょうど舌全体が上顎にくっついている状態になります。

なりましたか?なったみたいですね。

まずこのポジションを作ってもらい、このポジションで首の動きが変わらないかやってみます。

そこに付けたままにしておいて、左右に倒してください。顔はリラックスして大丈夫です(笑)

舌のポジションだけ意識して、左右にも捻ってみてください。少しツッパリが取れました。

おそらくそのポジションに舌を保っておくことはすごく難しいと思います。

ですから、これから少しトレーニングをしていくことで、トレーニング自体でも首の動きが変わったり、

痛みが取れることもあります。

トレーニングすることで舌を正しいポジションに保ちやすくなります。

そうすることでこれから先、痛みや問題が起こりにくくもなるということが言えます。

これから行うトレーニングはアラウンドザワールドといい、歯の周りに円を描いていきます。

言葉で説明すると難しいですが、やってみるとこんな感じです。

なんとなくお分かりいただけたのではないでしょうか。

ポイントは、できるだけ大きい円を描くことです。

普通にぐるぐるぐるぐる回しているだけだと自分の動ける範囲でしか動かないので、そうではなくて、

これをタッチするように回してきてください。

出来るだけ歯の際を通るようにゆっくりゆっくりゆっくり回してきて、これを左右10周ずつ行います。

ぐるぐる回してるとかなり舌が熱くなってくると思います。

ハ「キッツい!」

見た目以上に相当キツいエクササイズです。

特に普段舌を動かすトレーニングをしたことない人だとかなりキツいと思います。

ハ「キツい筋トレ!」

これは本当に舌の筋トレなのです。

本当に最初の10周でもかなりキツい、舌が普通に筋トレしたのと同じくらいの感覚になると思います。

でもこれでもう一回、さっきのポジションに舌を持っていってみると、多分楽に保てると思います。

これで舌の筋肉を少し働かせてあげることで、舌を自分の正しいポジションに保ちやすくなります。

正しいポジションに保ったまま左右に倒してみます。

右と左にも捻ってみてください。見た目はすごく良く見えますが、左のツッパリはどうですか?

ハ「全然ツッパリ感ない!」

かなり楽ですよね。

最初はかなり倒す時に体を使って倒していたような感じがありましたが、今は首で倒せています。

実際首の動きが良くなってくると、首の問題がなかったら、関係ないじゃないかと思うかもしれません。

しかし首がこうやって安定するようになってきたり、首の動きが良くなってきたりすると

視覚情報に深い繋がりがあるので、目が良くなったり、視界がクリアになったり、

あとバランスが良くなったり、そういった良い効果もあります。

是非皆さんも続けてみてください。

今日はこのように舌のエクササイズと首の問題解決を行いました。

これからもいろいろな不調改善方法、トレーニング方法を、応用脳神経学・解剖学・生理学の視点で

いろいろ知識をご紹介していきます。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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