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2023.10.16

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三半規管を鍛えると姿勢が良くなる

こんにちは、宮崎ほくとです。

今回は、首や頭が前に出てしまう、悪い姿勢の治し方についてお話していきます。

首や頭のポジションが悪くなってしまう

僕も以前、結構悩んでいたことがあり、整体師や医師にかかると

「骨のポジションが悪いからです」

「筋肉がうまく働いていないからもう少し鍛えてください」

などと言われました。

もちろんそれも一理あると思いますが、

筋肉を働かせるのは?関節を良いポジションに持っていくのは?

と考えると、大事なのは神経の働きなのです。

ポジションが悪くなる原因

今日ご紹介するのは、内側前庭脊髄路というものです。

この神経路が働いていてくれることで、首はきちんと良いポジションに戻り、

安定して首を使える状態になります。

どういう仕組みかご説明します。

三半規管、前庭器官は、バランスを感じる器官と視覚情報、

眼で見ている情報をもとに首の働かせて首を安定させる、という働きがある神経路ですが、

ストレートネックなども含め、首が前に出てしまっている人の多くは、

この神経路がきちんと働いていないことが理由であり、

こういう状態でいるから神経路が働かなくなってくるのです。

いずれにしても、この神経路を刺激することで、

首の伸筋群、首を頭をきちんと良いポジションに保つこの筋肉の働きを活性化できます。

そのトレーニング方法をご紹介します。

エクササイズ①

まず、首を良いポジションに保つ首の伸筋群をチェックします。

とても簡単で、ただこのように上を向くだけです。

この時に、首の上だけではなく、胸から反らしてくるように上を向くと、

今、つっぱりがある場所や、どの程度後ろに行けるか、ということが感じられると思います。

チェックできたら、最初に、自分の人差し指を自分の顔の前に出して、

人差し指の先端を眼で焦点を合わせます。

その状態で、まずは右を向きます。

必ず指と顔が同じ速度で動くように。

2回目〜3、4、5回ほど行ったところで、もう一度首の可動域をチェックしてみます。

首の可動域と筋肉の働きです。

僕は少しよくなりました。

同じように反対側もチェックしてみます。

刺激する方向、働きが悪い側は人によって違いますので、きちんとチェックしていきます。

1回、2回、3回、4回、5回。

この時、うまくできず指が先に動いたり、頭だけが動くこともありますが、それはNGです。

ゆっくりでも大丈夫なのできちんと同じ速度で動けるようにチェックします。

こちら側も行ったところで、またチェックします。

ここで効果を得られなかった方は、次のエクササイズに進みます。

エクササイズ②

次に、この、指と頭を動かすだけのエクササイズに、少しずつ刺激を加えていきます。

内側前庭神経路の始まりの内側前庭神経角。

ここは三半規管の入力とともに、耳石器といって、

上下動や水平移動を感知する部分からも情報を受け取っていますので、

人差し指を立てて、バウンスします。

人差し指の上に焦点を合わせたまま、かかとでバウンスしながら右に行きます。

2回目、3回、4回、5回。

これも5回やったところでまたチェックします。

だいぶ良くなってきました。

同じように反対も行います。

2回目、3、4、5、もう一度チェックします。

これで、徐々に動きが良くなってきたり、後ろに行きやすくなったりするのであれば、

首の伸筋群の働きが自然と良くなっているということです。

これをすることで、少しずつ自然に首のポジションが良くなっていきます。

首の筋トレの必要はありません。

エクササイズ③

これでもあまり変わらなかった方は、さらにこのようなことも試してみてください。

まずは同じように人差し指を前に出して、前後移動をしてみます。

前に進みながら、後ろに下がりながら。

これは結構難しいです。

もう一度チェックします。

僕はこれが一番良いかもしれません。

同じように反対も行います。

きちんと首のコントロールをしながら、目線は指先。

指先以外を見ないように。

この時、腕が振れなくなったり、腕を体側につけて歩いてしまいがちですが、

慣れるに従い、自然に動けるようにしていきましょう。

僕は、チェックしたところ左側を行った時が一番良いようです。

まとめ

首のポジション、首の悪い姿勢というのは、神経から考えて治していくことができます。

プラスして、胸椎の前後の動きや頭を前後するエクササイズ、

後頭部を手に押し付けるようなエクササイズなども併せてやっていただくと、さらに効果的です。

今日は、首や頭のポジションが悪くなってしまうことの治し方についてお話ししました。

ポイントは、腕と頭を一緒に動かすようにして動かすエクササイズ、

プラス上下動、前後移動を組み合わせて、

自分にはどれが一番良い反応を得られるか、を見つけることです。

今日もありがとうございました。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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