皆さんこんにちは、身体に詳しすぎるJRA騎手、宮崎ほくとです。
「毎月の生理痛がつらい」「生理のたびに腰まで痛くなる」——そんな悩みは、お腹の皮膚や筋膜をやさしく動かす(リリースする)ことで、その場で楽になることがあります。
僕自身は生理痛になったことはありませんが、この方法で妻の生理痛や、それに伴う腰の痛みをとることが何度もありました。この記事では、内臓に直接触れずに生理痛と腰痛を同時にケアするセルフチェック&マッサージを、実演を交えて紹介します。

なぜ生理痛が起こるのか?
生理痛の背景には、ホルモンの影響、お腹のうっ血、子宮の筋肉の収縮など、いくつもの要因があります。ただ、どの要因であっても、子宮・卵巣・卵管あたりで起こる「侵害受容反応(痛みの反応)」が生理痛の正体です。
もちろん、内臓そのものを直接触ることはできません。そこで注目するのが、内臓と神経を共有している「皮膚」と「腹膜」です。ここへアプローチすることで、内臓に起こっている痛みの反応をやわらげていきます。

生理痛の改善方法【実演】
今回は妻に登場してもらい、実際に生理痛を和らげていきます。今まさにお腹が痛く、左側がしくしく痛むとのこと。まずは僕が痛みを取り、そのあとにボールやベルトを使った「自分でできる方法」も紹介します。
アプローチする場所は子宮・卵巣・卵管ですが、内臓には触れられないので、その真上にある浅層筋膜や腹膜を、皮膚ごと動かして反応を見ていきます。
手順1:恥骨を探して基準点をつくる
お腹の真ん中から、ずっと下へ下へとたどっていくと、硬い骨に当たります。そこが恥骨です。その恥骨の指2本分ほど上に指を当てます。

指を当てたら、お腹の中に向かって指1〜2本分ほど、そっと押し込むイメージで。強く押す必要はありません。

手順2:皮膚が動きにくい方向を見つける
押し当てたまま、上・下・右・左・斜め右上・左下・左上・右下と皮膚を動かし、行きづらい(動きにくい)方向を探します。その方向で、次に腰の動きをチェックします。

お腹(子宮など)は腰と神経を共有しているため、お腹の痛みが腰痛としてあらわれることがあります。お腹の皮膚や筋膜を動かして腰の動きが良くなるなら、そこがアプローチすべきポイントです。

手順3:卵巣・卵管のポイントを左右で比べる
子宮のポイントは1カ所ですが、卵巣と卵管は左右に1カ所ずつあります。左右で軽く押して感触を比べ、より敏感な側・皮膚がやわらかい側を優先してアプローチします。妻も「ちょっとピーンとします」と、突っ張る感覚があるようです。


卵管も同じように左右で押し比べます。「痛い」と感じる側は、ぜひ行っておきたい場所です。腰の痛い側と一致するとは限らないので、必ず左右の両方をチェックしてください。

手順4:ポイントを固定して体を動かす
ポイントを3カ所ほど見つけたら、指を当てて動きにくい方向へ皮膚をずらして固定。その状態で体を動かし、動きが良くなるか確認します。行きやすい方向とも比べ、より体が動く方向で固定したまま、呼吸をする・舌を動かすことを行ってください。


妻に確認すると「今はほとんどなくなりました」とのこと。皮膚を少しリリースして緩めるだけで、腰痛も生理痛もやわらぐ——まさに一石二鳥(いや、腰の動きも入れて一石三鳥)ですね。
自分でできるセルフケア(ボール・ベルト活用)
最初のチェックは指で行うのがおすすめですが、指だと痛くなってしまうため、慣れてきたらボールを壁に押し当てて、その状態で呼吸や舌の動きを行う方法が続けやすいです。

さらに、ベルトを使って軽く圧をかけながら行う方法も、自分ひとりでケアしやすいのでおすすめです。


まとめ:生理痛は「お腹の皮膚」からケアできる
今回のポイントを整理します。
- 生理痛の正体は、子宮・卵巣・卵管まわりで起こる侵害受容反応(痛みの反応)
- 内臓には触れられないので、神経を共有する皮膚・腹膜を動かしてアプローチする
- 恥骨の指2本分上を基準に、動きにくい方向を見つけて固定し、呼吸や舌の動きを行う
- 卵巣・卵管は左右で比べ、敏感な側を優先する
- 慣れたらボールやベルトを使えば、一人でもセルフケアできる
お腹の皮膚をやさしく緩めるだけで、生理痛も腰痛も軽くなることがあります。無理のない範囲で、ぜひ試してみてください。
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動画でも実演を紹介しています。あわせてご覧ください。
ありがとうございました。
