2023.09.25
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【驚愕】10年続く野球肩の治し方は、股関節を動かす事だった。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2022/09/Health-32.jpg)
野球チーム「LUNA」の監督の会津さんです。
会津さん(以下「会」)「よろしくお願いします。」
LUNAの監督とご紹介しましたが、本当は調教助手です。
馬に乗っている人ですが、今日は完全に野球の格好をしています。
会「週末は野球人になってクラブチームの「LUNA」で監督兼選手をやっていますが、
長年の悩みがあって」
今日はどうすればいいでしょうか?
「肩が痛いです」
長年ずっと肩が痛いんですよね?
会「痛いです。数年前から北斗には相談してたんですが」
数年前から相談いただいていたのに対処できていませんでした。
馬乗りの悩みではなく野球肩の悩みということですね。
会「馬乗りの悩みは北斗を見ていれば分かりますので」
どういうことですか。
会「動画も見ているし、いろいろ実践していて、
それなら野球をしながら見てもらおうかなと思ってお願いしました。
今日はお願いします!」
ありがとうございます。
状態のチェック
会「ここでボールを離す直前、前側というか中がグっと痛く、離すときにヴっとなる感じです」
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そこで痛みのせいもあり、自分でセーブしてしまうんですね。
会「足も左足の踏ん張りが全く利かず、投げにくい感じもあります」
解決方法
投げるときこのポジションで痛いとのことなので、それを解決していきたいと思います。
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左脚を円を描くように動かせますか?
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この手を左足のつま先でタッチします。つま先で正確に行います。
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今、足の裏を動かしていました。意外と難しいのです。
これは小脳の働きです。
かかとを少し浮かせます。
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この状態でまずは内外にねじれますか?
ねじって足を回します。
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こして見てみると、後ろ側が全く使えていないことがわかりましたので、
後ろ側だけで行ってみます。
一度ストップして、今度は左右で、ここを動かす感じです。
会「どこですか?」
シュールな画ですね。
会「動かしたことのない場所ですね、これは」
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一旦ストップして、まっすぐに戻します。
軽くジャンプしてリラックスしてから、もう一度柱につかまります。
そしてもう一度、先ほどの動きをしてみます。
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/2-2-2.png)
会「まだ少し突っ張りますが、全体の動きは、さきほどと全然違います」
今度は僕の手をタッチするように動かします。
会「見ながらで良いのですか?」
見て確認しながらまっすぐになってタッチし、この辺だろう、というあたりをつきます。
膝は伸ばしたままです。
かかとで正確に、指をタッチします。
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会「休憩したいです、結構疲れます」
結構疲れますね。
手ではなく指をタッチします。
会「見ていますが、うまくいきません」
変化があったどうか、投げてみましょうか。
どうですか?変わらないですか?
会「肩のことは忘れてて、ここ(太ももあたり)で投げている感じです」
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肩のことを思い出して、痛みが取れているか確認してください。
会「肩のことがあまり思い出せないけれど、もう一回投げてみます」
痛みの出るところで試してみてください。
会「痛くないです」
痛くない?
会「痛くない。今、痛くなる投げ方をしたけれど、痛くないです。」
おめでとうございます!
嘘はつかなくていいですよ。
会「本当に痛くない」
最初の痛みは例えば10で例えたらどのくらいでした?
会「今日はあまり痛くないほうで、最初は6くらいでしたが、
今は、全くないと言ったら噓かもしれませんが、1くらいなので、かなり良いです」
それなら、せっかくですのでもう少し試しましょう。
多分、方向性は合っているので、もう少しできることを試してみたいと思います。
マニアックなことと、ひとまず納得できる、ということのどちらをやりたいですか?
会「マニアックなほうでお願いします」
手元に道具がありませんが、指の一番上を見ておいてください。
左右に動かします。
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指が動いたほうにジャンプしてください。
目だけでジャンプし、動いたほうを向きます。
指が動いた瞬間を見たら、目をつむります。
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これとこれは感覚一緒ですか?
![](https://neuro-training.jp/_official/wp-content/uploads/2023/10/2-9-2.png)
会「一緒です」
OKです。
これで一度投げてみましょう。
投げるときに、右で笑顔を作りながら投げられますか?
会「やったことはありませんが試してみます」
痛みが治ってるから分かりにくいですよね。
会「とてもいい球。顔は投げづらいけど球は良いですね」
それです。
では組み合わせましょう。
さきほどは、このように回しました。
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これを行いつつ、右で笑顔を作りますが、
右で笑顔はあまり意識しなくて良いので、ここをしっかり動かす、
前足に体重をかけて膝を曲げておき、後ろの足はしっかり膝を伸ばしておきます。
つかまりながらで大丈夫です。
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腰は動かさず、股関節に動きを持ってきたいので、まず前後に身体を動かします。
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徐々で良いので、がっちりと力は入りません。
徐々に、水道の栓をひねるイメージです。
最後、前に戻します。これは簡単だと思います。
かなり回しやすくなっていませんか?
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会「後ろがいきますね」
そうですよね。
反対回りも行って、この時に、内側捻りも加えてみましょうか。
それでは、少し歩きましょう。
普段と歩き方は違いますか?
会「違いますね、ここ(股関節)から動かしている感覚です」
肩に関係ないように思えますが、最後に投げてみますか?
会「痛くないですし、心なしか肘が上がった気がします。
野球は肘が下がってはいけないと言われるのですが」
補足ですが、右の笑顔を作ることは、右側の伸筋活性と関わりがあります。
肩の筋肉は伸筋に近い、外転筋という筋肉です。
肩が上げやすくなったのも、右側で変な顔を作ったことが関係しています。
会「なるほど!今のはわかりやすいですね!」
痛みがあることが、自分で無意識にストッパーをかけて球速を遅くしているので、
本来投げられるところで投げていませんでした。
解決できてよかったです、痛みが取れましたね。
会「肩は全くいじっていないのに、この辺(足の股関節付近)と右の笑顔とで、
右肩が痛くなくなりましたね」
会津さんの肩の痛みは、肩をいじると悪くなる典型的なパターンです。
僕は見てわかりますが、あえて肩をいじらずに肩の痛みを治してみました。
その分しっかりパフォーマンスも上がり、良かったのではないでしょうか?
会「びっくりです。ありがとうございます。」
ありがとうございました。
会「これでまた週末の野球が楽しくなります」
馬乗り頑張ってください。
会「馬乗りは…頑張っています(笑)」
野球選手の立ち振る舞いですけど。
会「身体が、野球を楽しみだしたら大きくなって、馬乗りに不向きな体つきになってしまい」
馬乗るのには体重は軽い方が良いですしね。
それは問題です、野球やめたほうがいいですよ。
会「野球の飛距離はすごい伸びてるから」
誰も喜ばないですね(笑)
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