こんにちは、宮崎ほくとです。
「もう10年も肩が痛い」——そんな長年の野球肩が、実は肩ではなく股関節を動かすことで、その場で楽になることがあります。結論から言うと、痛みの原因は痛む場所とは別のところにあることが多いのです。
今回は、僕の同僚(調教助手)でありクラブチーム「LUNA」の監督兼選手でもある会津さんの野球肩を、実際にその場で改善していきます。

会津さんの長年の悩み:投げると肩が痛い
会津さんは数年前から肩の痛みを抱えていました。「ボールを離す直前、肩の前〜中がグッと痛い」「痛みで自分でセーブしてしまう」「左足の踏ん張りが利かず投げにくい」とのこと。



解決アプローチ①:足裏と小脳を使ったチェック
まず、左足で円を描くように動かし、つま先で手を正確にタッチしてもらいます。これが意外と難しく、小脳の働きが関わる動きです。かかとを浮かせて内外にねじると、足の後ろ側が全く使えていないことが判明。



普段動かさない場所を左右・後ろ側だけで動かし、まっすぐ戻して再チェック。会津さんも「動かしたことのない場所ですね」と驚きつつ、「全体の動きがさっきと全然違う」と変化を実感します。



ここで一度投げてもらうと——「痛くない」。最初は痛み6/10だったのが、1くらいまで軽減しました。

解決アプローチ②:目と笑顔を使ったマニアックな一手
方向性は合っているので、さらに攻めます。指の動いた方向へ目でジャンプし、その瞬間を見て目を閉じ、感覚を左右で比べる——視覚と体のつながりを整える一手です。


さらに右側で笑顔を作りながら投球。会津さんは「顔は投げづらいけど球は良い」と。顔の表情も体の出力に影響するのです。

解決アプローチ③:股関節を回して仕上げる
仕上げは股関節。前足に体重をかけて膝を曲げ、後ろ足の膝は伸ばす。腰は動かさず、股関節に動きを持ってくるイメージで、前後に体を動かします。力むのではなく、水道の栓を徐々にひねるイメージで。反対回りや内側の捻りも加えます。




歩いてもらうと「股関節から動かしている感覚」と会津さん。一見肩と関係なさそうですが、最後に投げてもらうと——「痛くないし、心なしか肘が上がりやすい」。




「びっくりです。これでまた週末の野球が楽しくなります」と大満足の結果に。飛距離も伸びたそうです(馬乗りには少し不向きな体つきになりそう、と笑い話も)。
まとめ:肩の痛みは「肩以外」に原因があることも
- 長年の野球肩でも、その場で痛みが大きく減ることがある
- 痛む場所(肩)ではなく足裏・小脳・股関節にアプローチ
- 普段使わない動きを脳に再認識させると全体の動きが変わる
- 目線や表情まで体の出力に影響する
- 仕上げに股関節を丁寧に回すことで、肩の動きと痛みが改善
痛みが取れないときは、痛む場所以外にも目を向けてみてください。
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ありがとうございました。
