姿勢を良くしたいけれど、背筋を伸ばす意識は続かない。気づけばまた猫背に戻っている——そんな方に、まったく別の切り口をお伝えします。
こんにちは、宮崎ほくとです。神経科学に基づいたトレーニングの資格を持つトレーナーとして、体を根本から変える方法をお伝えしています。
結論からお伝えすると、三半規管には「頭を頸の上で安定させる」という役割があります。電車でうたた寝して頭がコクンコクンなるのは、この働きが落ちているとき。つまり三半規管の働きを改善する事が、キレイな姿勢を作るために必要不可欠なのです。
はじめに — トイガーが帰ってきました
先日、美浦にトイガーが帰ってきました。あまり有名な馬ではありませんが、私にとってすごく思い入れの深い一頭です。
元高市厩舎の所属馬で、実は昨年のレパードSで3着に来ています。私は高市調教師の下で騎手デビューし、最初の2年間、所属としてお世話になりました。

高市調教師にとって最後の年となってしまった昨年は、私や他の関係者に自分の容体を打ち明けることはありませんでしたが、自身の最期を覚悟して、トイガーを任せて下さいました。
そんな高市先生と交わしたLINEに、「来年はマイケルとトイガーの両輪で勝つぞ!」と書いてあります。
シングンマイケルは残念な事になってしまいましたが、トイガーは先生の意思を継いで頑張ってくれると信じています。
さて、騎手である私自身としては、トイガーと最高の騎乗をすべく、自分の乗り方を究める努力を欠かしてはいけません。そうして培った知識と経験は、皆さんにも役立つものばかり。それを伝えるのも私の大切な使命と思っています。
三半規管から姿勢を改善する
今回は、姿勢を良くする三半規管のトレーニングをお伝えします。
三半規管は耳の奥にあるバランスを感じる器官。特に頭の動きを繊細に感じています。
そして実は、この三半規管の働き具合は、私たちの姿勢に大きく表れます。
電車でうたた寝したときの、あの感じ
皆さん、電車でうたた寝して、頭がコクンコクンなった経験はありませんか?
三半規管には、頭を頸の上で安定させるという役割があります。つまり、この働きを改善する事が、キレイな姿勢を作るために必要不可欠なのです。
姿勢だけではない — 認知機能との関係
姿勢が良い人からは、仕事ができそうな印象を感じますよね。
NASAの研究では、三半規管は認知機能と関連がある事もわかっています。もしかしたら私たちは、そういったことを本能的に見分けているのかもしれません。
いずれにしても、今回のエクササイズを続けていくことで、姿勢だけじゃない、他にもよい効果がたくさんある事をお伝えしておきます。ぜひチャレンジしてみて下さい。具体的なやり方は、記事の最後にある動画をご覧ください。
⚠️ 三半規管を刺激するトレーニングは、人によって気持ち悪くなったり、ふらついたりします。周りに物のない場所で、壁のそばで、ゆっくり小さい動きから始めてください。めまい・吐き気が出たらすぐに中止を。良性発作性頭位めまい症(BPPV)やメニエール病などめまいの持病がある方、首に問題がある方は、行う前に主治医に相談してください。
まとめ
- 三半規管は耳の奥にあるバランス器官。特に頭の動きを繊細に感じている
- 頭を頸の上で安定させるという役割があり、その働き具合が姿勢に表れる
- 電車のうたた寝で頭がコクンとなるのは、この働きが落ちているとき
- だから三半規管を鍛えることが、キレイな姿勢に不可欠
- NASAの研究では、三半規管は認知機能とも関連があることがわかっている
- 続けると姿勢以外にも良い効果がある
- ⚠️ 気持ち悪くなったら中止。壁のそばで、小さい動きから
