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2023.09.13

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巻き肩を治す方法【エクササイズ】

皆さんこんにちは、宮崎北斗です。

今日は、巻き肩についてお話していきます。

巻き肩は、一般的には前の筋肉を引っ張って肩を前に持ってきてるとよく言われます。

その原因が何だと思いますか??

筋肉は単体では働きません。

たとえば、悪い姿勢でずっといると、そこに筋肉が固定されてしまう、

それは最終的な結果であり、実際なぜそういう姿勢になるのでしょうか。

それにはいろいろな防衛反射だったり、

僕たちは基本的に内転筋・屈筋群が優位になりやすいということであったり、

あと普段パソコンなど屋内での作業が多かったりすると、小脳の働きが悪くなっていきます。

その小脳の働きが悪いと、小脳は基本的には体幹の周りの伸筋群を活性化してくれる働きがあるので、

体幹の伸筋群がうまく働かなくなっていきます。

必然的に姿勢自体も屈筋系屈曲傾向になってくるそういうことが起こります。

今日はその伸筋群を直接トレーニングして、どのように変わっていくかを試していきましょう。

姿勢と小脳のテスト

まずハルナさんの今の姿勢と、小脳の働きをチェックしてみたいと思います。

まずリラックスして立って、今の肩の感じをみてみます。

反対も同じように動いてみてください。ハルナさんの場合はそんなに左右差がないです。

まっすぐ向いて、今度は小脳のチェックです。

簡単な方法としては、片方の手を出してもらい、もう片方の手の親指から小指までをぴったりつけて、

その状態で表裏表裏表と動かすことをできるだけ早く行います。

反対も同じようにやってみて、どちらかやりづらい方とかってありますか?

ハ「右の方がやりにくい」

右の方がやりづらいです。それではまず右の伸筋群を活性化させていきたいと思います。

エクササイズ

今日は、三角筋に刺激を入れていきます。

筋肉は大きく分けて三つのパートに分けられます。

前側・真ん中・後ろ側、特に後ろ側の部分が小脳と深い関わりがあります。

巻き肩に関して、直接前に出るのを戻してくれる、

そういった働きがあるのでそこに刺激を入れていきます。

普通のトレーニングと何が違うかをお話しします。

重りを持ち上げるなどそういうことをしていたとしても、自分が使いやすい筋肉を使いがちになってしまいます。

多くの場合、自分がうまく使えていない筋肉や働いていない筋肉が、脳に忘れられています。

そこに筋肉があること自体を脳があまり認識していない、そういうことが起こっていきます。

なので、もう1回そこに対して、筋肉に刺激や収縮するということを脳に教えてあげます。

これはマッピングといって、以前お話したアイディアですが、この筋肉の存在を

脳にマッピングしてあげるということです。

これから、筋肉の全部の可動域を動かしていきます。

筋肉には一番伸びた状態と、もちろん一番縮んだ状態があります。

まず最初に一番伸びた状態でストレッチした状態にしていきます。

この三角筋の後ろ側の場合、動きは三つあります。まず腕を前に出して肘を曲げます。

その状態で内捻りします。

そうしたら、肩甲骨はできるだけこのままにしながら、肩をこっちにすると、

今、伸びてる感じが少しあると思います。

皆さん三角筋の位置はわかりますか?ちょっと伸びているのを感じてください。

できたら次に反対の動きをします。後ろに引きながら外旋です。

外旋しながら後ろに引きます。三角筋のこの部分、今こっちは力は入っていない状態です。

だから三角筋の2ヶ所、筋肉は基本的に骨と骨を繋ぐものなので、この二つ付着点があるので、

ここを近づけてくるように力を入れてください。

そうですね、それでもう1回ストレッチのポジションに持ってきて、伸ばしてあげます。

次に動き方を変えてみます。肘を伸ばした状態でやってみます。

もう1回力を入れて、少し外捻りをします。

伸ばしたときと曲げたときどっちがやりやすいですか?

ハ「伸ばしている方がやりやすい」

そうですね、自分でどっちがうまく力が入れやすいかをチェックしてみてください。

自分の手で触ってみると、まだ少し柔らかいです。ここが硬くなる感じです。

収縮を筋肉がちゃんと働けてるということなので、硬くなる感じを自分で作ってください。

よく小さい頃、ムキムキだぜとやっていたこともあるかと思います。

これをできることであれば全身の筋肉でできるようになってほしいです。

けれどもとりあえずここの三角筋で、もう1回ストレッチして、同じように外捻りしながら縮めます。

これは思ってる以上にきついです。

普段力が入らないところに力を入れようとしているので、精神的にきついと思います。

結構頭を使う感じです。

こうやって全部を完全にストレッチした状態と、完全に収縮した状態を繰り返してあげます。

もし感じれないようであれば少し触ってあげる、家にあるバイブレーションのおもちゃや

マッサージ機でマッサージをしてあげると、筋肉が収縮しやすくなったりします。

試しながらやってみてください。

今やったところで、もう1回小脳の働きをチェックしてみましょう。少しよくなりました。

ハ「最初よりやりやすくなった!」

持久力的に言うとまだまだですが、軽い感じでやりやすくなったりします。

こうやって小脳の働きも変わってきます。

横を向いてもらうと、姿勢も少し良くなっています。

基本的に何でもトレーニングすれば姿勢が良くなるものではありません。

こうやって筋肉を特定的にトレーニングし、それも脳の働きを考えながらやってあげることで

姿勢も改善していきます。皆さんもぜひ試してください。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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