2022.12.16
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呼吸で肩甲骨の動きを変える方法
今回は呼吸を使って肩甲骨の動きを良くし、肩の動きを改善していきます。
一般的に肩甲骨の動きを改善するには、
肩甲骨はがしやマッサージ、ストレッチ、体操をするなどいろいろあります。
僕の動画「カラダマニアちゃんねる」でも紹介していますが、それらも重要です。
しかし、肩甲骨を動かす筋肉を考えたときに、
呼吸がすごく重要な役割を果たしています。
今まで肩甲骨はがしなどをやってみたけれど、
肩甲骨の動きがいまいち改善されない方、もっとスムーズに動かしたい方、
もう一段階上のレベルに行きたいというレベルアップを目指しているアスリートの方は
ぜひ試していただきたいと思います。
今日紹介していく筋肉は前鋸筋です。
前鋸筋はすごく有名?!流行っている?!
そのような筋肉なので、知っている方が多いと思います。
前鋸筋は上側と下側に分けられます。
多くの場合、肋骨を広げる筋肉、呼吸筋の吸気の筋肉ですが、
上側の部分が働いていないことが多いです。
そこに呼吸を使って刺激を入れて、
どれだけ肩、肩甲骨の動きが改善されるかを行いたいと思います。
この記事の内容
体の動きのチェック
はじめにアセスメント、体の動きのチェックをしていってもらいます。
肩甲骨の動きだけを見ていくことは難しいので、肩の動きも併せてチェックしていきます。
親指を上にし、肘を伸ばして前から腕を上げてみます。
同じように反対の手も行います。
やってみると少し動きが悪い部分がわかりますので、そちら側を重点的にチェックしていきます。
同じように外側からも上げます。
この動きも全て肩甲骨が関わっています。
後ろにも腕を引いてみたり、肩を回してみたり、動きの悪いところがないかチェックしていきます。
僕の場合、今日は右側がうまく動いていないようなので、こちら側から行いたいと思います。
トレーニング
皆さんに知っていただきたいことは、
呼吸は筋肉を使って胸郭を広げることによって、横隔膜が下がったり、
胸郭の周りについている筋肉が胸郭を広げることによって、灰が受動的に広げられて空気を吸い込む
ような仕組みです。
そのため肺自体が広がるわけではなくて、
周りの筋肉が胸郭を広げるから空気が自然と入ってくることになります。
その中でも前鋸筋という筋肉は、胸郭を横側と前方向に広げることに一役買っています。
脇の下に手を入れて呼吸をしてもらいます。
僕は右側をやるので左手で脇の下を触ります。
まず思い切り息を吸います。吐きます。
触っている脇の下あたりがちゃんと横に広がっているかどうか確かめてください。
ここでうまく広がっていない方は特に行うと良いです。
今度は脇の下を触っていったあたりにちょうど筋肉があります。
肋骨のちょうど真上あたり、自分ではわかりにくいかもしれませんが、
そこを少し緊張させるように息を吸ってみます。
いっぱい吸って、そこからさらにもう一段階広げます。
脇の下で筋肉が硬くなることを少し感じたり、
動きが少し大きくなったりしていればうまくできている証拠です。
何回かやったところで、
今度はもう少し前鋸筋の働きを強めながら呼吸をしていきます。
どうするかというと、肩を上げて前に出す動きに前鋸筋が関わっています。
肩甲骨が少し前に出るようにパンチする形です。
このポジションを保ったまま、もう一度指を脇の下に当てて思い切り息を吸っていきます。
多くの方に、胸のあたりがぐっと広がることを感じていただけたかと思います。
ここまでやった状態でもう一度最初にやった腕の動きをチェックしていきます。
軽いです!!!
今右側の動きが良いですが、最初に比べてだいぶ動きが改善されました。
呼吸を使ったトレーニングで、前胸筋の上部や
肩の動きを改善することになります。
もちろん呼吸に関わる筋肉は他にもたくさんあり、それぞれをトレーニングしていくことが可能です。
呼吸の筋肉は体幹の安定にも大きく関わっているので、
肩甲骨の動きが良くなるだけではなく、体の安定もかなり良くなるので、
ぜひトレーニングを行ってみてください。
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