2023.05.19
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筋肉に力が入らなくなる体の不思議を解説
皆さんこんにちは、宮崎北斗です。
今回は筋力なんてすぐ変わる!というお話をしたいと思います。
皆さん、筋力というと太ければいいものだと思っていませんか?
実はそうではありません。筋力は、人の今の体の状態によって、平気で変化します。
ちょっと体をいじるだけでその筋力が低下してしまう、筋肉に力が入らなくなってしまうことを
これからお見せします。
僕たちの体はさまざまな要因によって、今自分が発揮できる筋力が変わってきます。
その一つに関節運動反射があります。
筋肉は関節を動かすものなので、関節の動きがよくないと筋肉はちゃんと働いてくれません。
今回は、ハルナさんの関節の動きを悪くすることによって、
筋肉が入らなくなるデモンストレーションをします。
僕は他にも動画でジョイントモビリティドリルと言って、
関節を一つ一つ動かしていきましょうというコンセプトをいろいろ紹介しています。
なぜそれが必要かの理由の一つに、関節の動きをよくすることによって、
筋力が上がることがあげられます。
その逆もしかりで、実は筋肉・関節の動きが悪くなると筋力が下がったりもします。
今日はそれを使ってハルナさんと遊んでいきたいと思います。
筋力チェック
まず、ハルナさんの筋力、どこでも大丈夫ですが、チェックしてみたいと思います。
まず、腕を横に上げてもらいます。
これはパートナーと行う時には、簡単にできますので、自分の体の不思議を実験してみてください。
このように腕を上げてもらい、反対の手を反対の肩にそえます。
この状態で、肘を天井に向かって持ち上げてくださいという指示を出します。
まあまあ強いです。反対も一応みてみます。上に上げてきてください。
若干、右の方が弱いです。普段は何かの筋力を上げたり、痛みを取ったりをしますが、
今回は左側は強かったので、左側の筋肉を弱くしてみます。
筋力を弱くする方法?!
手は僕達の体の脳にとって凄く大事な部分です。
それは、手の占める脳の領域はすごく広いものなので、それだけ脳に与える影響も大きいということです。
この手の指の関節の動きを悪くしていきたいと思います。
このように親指をセットします。この状態で少しぐっと関節を詰めていきます。
ぐっと詰めた状態で軽くねじります。これでOKです。
もう一回テストします。上げてきてください。
ハ「力が入らない(笑)」
力が入らなくなってきました。
人によってどの指で力が入らなくなるかは違うので、同じようなことを今度は人差し指の第2関節、
一番曲がる関節でおこないます。
もう一回上げてきてください。
さっきの親指の方が良かったかな?
ハ「良かった?(笑)」
良かったというか悪くなったのですが(笑)中指もやっていきます。上げてきてください。
これが一番良いですね。
全部いろいろ試しているから、効果が積算されてきて、これも力入らないです。
あとは手首で試してみましょう。ほぼ擬似的に、動きがあんまりよくないですよ、
関節がちょっと詰まってますよという状態を作るわけです。
上げてきてください。これが一番力が入らない。
肘も詰めてみます。
上げてきて、これはそうでもないようです。手首あたりが一番いいです。
なので手首をもう一回やりましょう。一気に力が入らなくなります。
元に戻すエクササイズ
そうしたところで、最終的に直さなくてはいけないので、手首を少し上下に動かしてみてください。
左右にも動かしましょう。
このエクササイズは他でも紹介してるので、後で確認してください。概要欄に貼っておきます。
円を描きます。ハルナさんだいぶうまいです。
反対も行います。リラックスしてください。もう一回上に上げてきてください。
戻ります。指もこうやって第1関節から曲げていきます。
強くなりました。
このように、関節の動きを良くしていくことによって、筋肉を強くする、筋肉をつけるのではなく、
筋肉を働くようにしていくことが大事です。
僕らが最近作ったトレーニングプログラムにもその辺を深く紹介しているので、
是非そちらも興味がある方は見てください。
今日は、ハルナさんと筋肉を逆に弱くするエクササイズ、弱くする方法を使って、
体の仕組みを説明しました。
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