【呼吸法#1】胸郭のリセットで体が楽に!

【呼吸法#1】胸郭のリセットで体が楽に!

皆さんこんにちは、宮崎ほくとです。今回から数回にわたって、呼吸を改善していく方法をお伝えします。第1回は「胸郭のリセット」です。

結論から言うと、呼吸のときに動くべき場所(肋骨・胸椎)をきちんと動かすことで、体は自分で自分を整体し、整えられます。この記事では、ボールやフォームローラーを使って肋骨の動きを脳に思い出させるエクササイズを紹介します。

胸郭のリセットで体を楽にする呼吸法を解説する宮崎ほくと

なぜ「呼吸」で体が整うのか?

呼吸は酸素と二酸化炭素のガス交換だけの役割ではありません。私たちの体は普段の「動き」からできています。姿勢や体の形、感じる痛みも、日々の動きの結果です。

その中でも誰もが必ず行う動きが「歩くこと」と「呼吸」。呼吸で動くべき場所が動いていれば、その動きが自然と普段の呼吸に組み込まれ、体が整っていきます。今回のエクササイズは、『呼吸の解剖学』という本から紹介します。

呼吸のカギは「肋骨」と「胸椎」の動き

腹式呼吸でも胸式呼吸でも、空気が入る場所は肺で、その肺は肋骨の中にあります。そして肋骨と胸椎の動きが非常に重要な役割を果たします。まずはこの肋骨の動きを脳に思い出させることから始めます。

用意するもの

小さいクッションやタオルを丸めたボール状のもの、あればフォームローラー(ポール)を用意してください。

エクササイズ①:ボールで肋骨をリセット

まず仰向けで足を伸ばし、自分の肋骨が床にどう付いているか、呼吸でどう動くかを感じます。

仰向けに寝て足を伸ばし肋骨が床にどう付くか感じる

次に肋骨の下側・後ろにボールを置きます背骨の奥まで入れず、肋骨の部分だけ(背骨の約3cm外側)に置くのがポイントです。

肋骨の下側・後ろにボールを置く位置の確認
背骨の約3cm外側の肋骨部分にボールを置く

その状態で反対側の肘を床に近づけていきます。硬さを感じたら肘が少し曲がってもOK。上に戻し、また下ろす、を繰り返し、肋骨が床から押されて動く感覚を感じます。

ボールを置いた側の肘を床に近づけて肋骨を動かす
反対側にも下ろして肋骨が床から押される感覚を感じる

何回か行ってボールを外すと、行った側の肋骨がしっかり床について呼吸が楽に入るのが分かります。反対側も行い、心地よい方=動きが悪かった側を重点的に。両方気持ちよければ両側でOKです。

エクササイズ②:フォームローラーで胸椎の関節を動かす

フォームローラーを背骨の中心ではなく約3〜6cm外側に来るように寝そべります。足幅を広げてバランスを保ち、頭も少し外側にずらしてリラックス。ポールが当たる位置が、胸椎と肋骨の間の関節です。

フォームローラーを背骨の3〜6cm外側に置いて寝そべる
ポールが肋骨と胸椎の関節に当たる位置を確認する

呼吸をしながら片足を持ち上げ、天井に膝で円を描くように動かします(伸ばせる人は伸ばす、無理なら曲げたままでOK)。

呼吸をしながら片足を持ち上げ膝で円を描く

足を下ろし、さらに足幅を広げて両腕を持ち上げ、肩甲骨を持ち上げてから肘を曲げつつ床へ背中のポールが当たる位置が動くのを感じながら、大きく呼吸を繰り返します(肘は曲がってOK、落ちないよう無理は禁物)。

両腕を持ち上げ肩甲骨を動かしながら呼吸する

心地よさを感じたらゆっくりポールから降り、床に寝そべって左右を比較。やった側の肋骨は背中側まで息が入るのを感じられるはずです。

エクササイズ後に左右の肋骨のつき方の違いを感じる

まとめ:本来の呼吸の動きを取り戻そう

  • 呼吸で動くべき場所(肋骨・胸椎)を動かすと体が自分で整う
  • ボールを肋骨の下(背骨の約3cm外側)に置いて肘を下ろす
  • フォームローラーで胸椎と肋骨の関節を動かす
  • 心地よい=動きが悪かった側を重点的に行う
  • 少しずつ本来あるべき呼吸の動きを取り戻していく

無理のない範囲で、呼吸から体を整えていきましょう。

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動画でも実演しています。あわせてご覧ください。

ありがとうございました。

「【呼吸法#1】胸郭のリセットで体が楽に!」への1件のフィードバック

  1. 石渡重道 さもん

    呼吸の解剖学に基づいたエクササイズで、正しい呼吸を脳に認識させるということですが、少し次のように連想を飛ばしてみました。
    このエクササイズは肋椎関節の可動域を広げることで呼吸を正すことになる。
    その結果、姿勢が良くなる、と考えても大丈夫ですか?お尋ねします。

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