こんにちは、宮崎ほくとです。今回は腰痛の人専門の体幹トレーニングをご紹介します。今腰痛がある人、不安がある人、そして体幹を鍛えたいアスリートにも試してほしい方法です。
コンセプトは「動かさずに行う体幹トレーニング」。腰が痛いときに動かすと悪化することがあるので、動かさないまま鍛えるのです。
なぜ効果的かというと、体は筋肉の「量」ではなく、力の使い方を脳が学習することが重要だから。この学習に最適なのがアイソメトリック(等尺性)トレーニングです。

トレーニング前のチェック
アイソメトリックは、関節の動きを止めた状態で力を入れ、力の発揮の仕方を学習する方法です。まず前屈・後屈の可動域を覚えておきます。
はるなさん(以下「は」):「いててて…首が痛い」——体幹は首・背中・腰が一つのユニットとして中心軸の安定を司るので、首の痛みも良くなるかもしれません。
目を閉じて軽く押し、どれくらいブレるかで反射的な安定をテストします。
トレーニング①(ベーシック)壁を押す
壁に手をついて、壁を押しながら両手を右にスライド。でも体は動かさない。すると自分の芯に力が入る感覚が得られます。最初は難しいので徐々に力を強めます。
- 右にスライドするように力を入れる
- 左にスライド
- 上方向
- 下方向
本来各方向10秒ですが、今回は5秒ずつ。見た目はつまらないですが……
は:「なんか軸を感じる」——チェックすると前屈が最初より柔らかく、反る動きも楽に。揺られた瞬間すぐ戻ってくる反応を脳が学習しているのが重要です。





トレーニング②(アドバンス)体の向きを変える
日常では常に正面を向いているわけではないので、体のポジションを変えながら行います。
- 壁を左にして立ち、上半身をひねって手をつき、手を右・左・上・下にスライドさせる力を入れる(体は動かさない)
- 壁を右にしても同様
- 壁に寄りかからずまっすぐの状態で力の入れ方を学習
は:「あ!これ痛くない」「全然痛みが変わった」——いろいろなポジションで小さい筋肉に刺激が入り、後ろに反るのが楽になります。



仕上げ:後ろ側の体幹
こうしたトレーニングは前側でやることが多いですが、実は体幹は後ろのほうが重要。後ろ向きで壁にタッチし、肘を伸ばしたまま右・左・上・下に力を入れます。これが最終的に腰痛の改善につながります。


⚠️ 痛みが出ない範囲で、腰に強い痛みがあるときは無理をせず中止してください。
まとめ
- 腰痛時は動かさないアイソメトリックが安全で効果的
- 大切なのは筋肉の量ではなく力の使い方を脳が学習すること
- 壁を押す→向きを変える→後ろ側の順で全方向に
- 体幹は後ろ側が特に重要
