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2023.07.05

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【アスリートが教える】簡単・効果的なセルフケアマッサージの方法

皆さんこんにちは、宮崎北斗です。

今日はたった3分でできる、すごく簡単な全身のセルフケアマッサージをご紹介します。

セルフケアマッサージと言いましたが、朝起きてすぐウォーミングアップとしても使えるし、

1日の終わりのリセットとしても使える、すごく効果的な方法です。

皆さんマッサージというと、一般的に筋肉をほぐすことを思い浮かべるかと思います。

しかし、実際僕たちは筋肉をほぐすということはできません。

一体どういうことかというと、筋肉は粘土ではないので、頑張って揉んでもほぐれるものではないのです。

一体何が起こっているのかというと、マッサージをしているとき、僕たちはそこにある神経を刺激しています。

そしてこの神経の刺激が脳まで行って、脳が体の認識を増してくれることで、

そこに保っている無駄なテンションを緩めてくれる反応が起こります。

皆さんに伝えたいのは、僕たちは筋肉をほぐしてるわけではありませんよ、

神経を刺激していますよ、なので一生懸命ほぐせばいいわけではないですよ、ということなのです。

そのデモンストレーションをこれからやってみたいと思います。

筋力テスト

なぜ一生懸命筋肉をほぐすことがあまり効果的ではないのでしょうか?

一生懸命筋肉をほぐしているとき、多くの場合、侵害受容器という痛みの神経を

刺激してしまう事になります。そのデモンストレーションをやってみたいと思います。

まず右足を前に出して、右腕を軽く曲げて、筋力テストしてみます。手前に引いてきてください。

今かなり強いですが、テストした上腕二頭筋を少しほぐしてみたいと思います。

触っていくと、硬いところがあります。

ハルナさん(以下「ハ」)「痛い痛い痛い」

そういうところを少しほぐしてマッサージします。一般的なマッサージのように。

もう一度テストしてみます。

そうするとどうなるかというと・・・・・・

ハ「肩が痛い!」

力が入らなくなります。

これは一体どういうことが起こっているかというと、侵害受容器(痛みの神経)が刺激されることで

脳が自分の体を守ろうとして、筋力の発揮を妨げたり、余計にテンションを作ってしまったり、

そういった反応が起こりました。

一般的には、筋肉をマッサージしたら緩むものではないか、そんなふうに思われるかもしれません。

実際筋肉は、必要なときに力が入って必要のないときに緩んでくれるのが一番いい状態なのです。

良いマッサージでは、両方の効果を同時に得ることができます。

何をするかというと、これから皮膚の神経を触って、さするようにして刺激していきます。

皆さんマッサージというと、グイグイ体の中の奥深くに入っていこうとしますが、

実は皮膚の神経がものすごく大切です。本当にこれだけですごく体は変わります。

これでもう1回テストしてみたいと思います。

だいぶ戻りました。このように少し触ってみると、筋肉自体のテンションも少し緩んでいることが

わかります。

以上のことを踏まえて、これから皆さんに簡単なセルフケア方法をご紹介します。

マッサージ方法

これから行うのは、全身の皮膚の神経を触って刺激していくセルフケアマッサージになります。

最初に爪の先を立てて、頭の皮膚をかきあげるようにして、マッサージします。

3回〜5回ぐらい行って、そのまま耳全体を指でさするようにマッサージしていきます。

できたら次に顔を洗うような感じで、全体をさすっていきます。

次に喉を同じように触っていきます。

本当に強くやる必要はなくて、皮膚を擦っていく感じでも大丈夫です。

頭をやっただけですが、もう既にすっきりした感じが出てきていると思います。

次に、胸の筋肉にいきたいと思います。

反対側の手を使って、自分の胸をさするようにマッサージしていきます。

同じように、呼吸をしながら反対側も行います。

そうしたら、片方の手を前に出して、この手をなぞるように、前まで行って指先まで行ったら、

腕をひっくり返して戻ってきます。この動きを3回ぐらい行います。

次に、肋骨の周りをさするようにしてマッサージしていきます。

そのまま少し下に降りて、お腹全体をさするように触っていきます。

できたら、握りこぶしを作って、自分の腰のあたりにあてます。

同じように、円を描くように動かしていきます。

次にお尻を触ってもらって、そこからかかとに向かって下に下がっていきます。

下まで行ったら、内側の間に手を移して、そのまま上に上がってきます。これを繰り返します。

できたら、片方の足を抱えてもらい、足の裏、特に母指球をマッサージします。

ハ「フラフラする」

大丈夫ですか?バランスをとりながら、バランスを取りに行く訳ではないですが、

転ばないように行います。同じ反対の足も行います。

次に、振り子のように手を動かしながら、少し内臓に振動を与えるようにマッサージしていきます。

できたら、片方の指を出してもらって指で円を描きます。目でこの指先を追います。

上と下で手をスイッチして、1周ずつくらい行います。

次に手を出してもらって、自分の両手を目でスイッチするように見ていきます。

近くと遠くに焦点を合わせる感じです。5往復ぐらいで大丈夫だと思います。

以上で、簡単なセルフケアマッサージの方法は終わりになります。

自分の体をより良く変えていくためには、まず自分の体を感じられるようにしていくことがすごく大切です。

覚えてしまえば、全身3分くらいでできるので、皆さんもぜひ試してみてください。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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