【アスリートが教える】簡単・効果的なセルフケアマッサージの方法

皆さんこんにちは、宮崎ほくとです。

「マッサージしても、すぐにコリが戻ってしまう」「強く揉むほど良いと思っていた」——そんな方にこそ知ってほしいセルフケアがあります。

結論からお伝えすると、私たちは筋肉を“ほぐす”ことはできません。筋肉は粘土ではないので、いくら揉んでもほぐれるものではないのです。マッサージで実際に起きているのは神経への刺激。その刺激が脳に届き、脳が体の認識を高めることで、無駄なテンションが緩んでいきます。

この記事では、たった3分でできる全身セルフケアマッサージをご紹介します。朝のウォーミングアップにも、1日の終わりのリセットにも使える方法です。

3分でできる全身セルフケアマッサージのイメージ

マッサージは「筋肉」ではなく「神経」への刺激

マッサージというと筋肉をほぐすイメージがありますが、実際に起きているのは神経の刺激です。その刺激が脳に伝わり、脳が体を認識し直すことで、保っていた無駄なテンションが緩む——これがマッサージの本当の仕組みです。

つまり、一生懸命ほぐせばいいわけではないということ。むしろ強くやりすぎると逆効果になることもあります。

マッサージは筋肉ではなく神経を刺激するという説明図

強く揉むと逆効果になる理由(筋力テスト)

なぜ強く揉むのが効果的でないのか、筋力テストで確かめてみましょう。まず右足を前に出し、右腕を軽く曲げて手前に引く力をテストします。最初は強く力が入ります。

上腕二頭筋の筋力テストを行う様子

ここで上腕二頭筋の硬いところを、一般的なマッサージのように痛いくらいに揉んでから、もう一度テストすると——力が入らなくなります

硬いところを一般的にほぐすマッサージのデモ
ほぐした後に力が入らなくなる筋力テストの結果

これは、揉むことで侵害受容器(痛みの神経)が刺激され、脳が体を守ろうとして筋力の発揮を妨げたり、余計にテンションを作ったりするためです。筋肉は本来「必要なときに入り、不要なときに緩む」もの。痛みを与えるマッサージは、この働きを乱してしまうのです。

3分でできる全身セルフケアマッサージ

それでは実践です。強くやる必要はなく、皮膚を擦る程度で十分です。上から順にいきましょう。

① 頭・顔・喉

爪先を立てて頭皮をかき上げるように3〜5回。そのまま耳全体を指でさすり、顔を洗うように顔全体、続けても優しくさすります。頭だけでも、もうすっきりしてくるはずです。

爪先を立てて頭皮をかき上げるようにマッサージ
耳全体を指でさするマッサージ
顔を洗うように顔全体をさするマッサージ
喉を優しくさするマッサージ

② 胸・腕・体幹

反対の手で胸の筋肉をさすり、呼吸をしながら反対側も。次に片手を前に出し、腕をなぞって指先まで行き、手を返して戻る動きを3回。続けて肋骨の周り→お腹全体をさすります。

反対の手で胸の筋肉をさするマッサージ
腕を前になぞり指先まで行き手を返して戻る動き
肋骨の周りをさするマッサージ
お腹全体をさするマッサージ

③ 腰・お尻・脚・足裏

握りこぶしをに当てて円を描き、お尻からかかとへ下がり、内側から上がる動きを繰り返します。片足を抱えて足の裏(特に母指球)をマッサージ(ふらつく場合は転ばないよう注意)。反対側も同様に行います。

握りこぶしで腰に円を描くマッサージ
お尻からかかとへ下がり内側から上がる動き
足の裏(母指球)をマッサージする様子

④ 内臓・眼

最後に振り子のように手を動かして内臓に振動を与え、指で円を描いて目で追う両手を目で交互に見る近くと遠くに焦点を合わせる眼のエクササイズで仕上げます。各5往復ほどでOKです。

振り子のように手を動かし内臓に振動を与える動き
指で円を描き目で追う視覚のエクササイズ
両手を目で交互に見るエクササイズ
近くと遠くに焦点を合わせる眼のエクササイズ

動画で流れを確認する

全体の流れは、こちらの動画で実際の様子を確認してみてください。

まとめ

セルフケアマッサージは、神経を刺激して脳に体を認識させることがポイントです。今日の内容を振り返りましょう。

  • 筋肉は揉んでもほぐれない
  • マッサージは神経への刺激→脳の認識でテンションを緩める
  • 強く揉むと侵害受容器を刺激し逆効果になることも
  • 頭→胸・腕→腰・脚→内臓・眼の順に皮膚を擦る程度で行う
  • 覚えれば全身3分、朝も夜も使える

体を変えていくには、まず自分の体を感じられるようになることが大切です。ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。

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