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2023.08.16

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スマホ首の治し方『ストレッチだけじゃダメ!』

どうしたんですか?はるなさん。

はるなさん(以下(「は」)「いやー首痛い…スマホ見過ぎ?」

あぁぁ、いわゆるスマホ首ですね。

それでは今日はスマホ首の治し方をお伝えしていきましょう。

スマホは現代人とは切っても切り離せないものです。

しかし、スマホのせいで多くの人が首に問題を抱えています。

今日はその問題を治す方法をお伝えしていきます。

スマホ首の原因

まずスマホ首になる原因ですが、多くの人は首の筋肉が固まるからと言います。

ですが、考えてみてください。

僕たちは常に首を動かしていますよね。

そのような中で、筋肉が固まってしまうこと、そんなことってあり得るのでしょうか?

スマホ首になる原因は筋肉が固まるからではなく、脳が自分の首のポジションを正しく認識できていないからです。

では、脳はどうやって首のポジションを認識していると思いますか??

それは首の骨からくる神経の信号です。

また視覚情報、目の動き、目の神経や三半規管と言って僕たちの頭の傾きを検知する場所、

そういった場所が関わって頭のポジションを認識しています。

もしこの情報を脳が正しく認識できていなかったとしたら、スマホを見ていないときでも

ずっと首が前に出てしまっていることになります。

ですから、脳に対して首のポジションを正しく認識させれば良いのです。

その方法は、一番神経の多いところを刺激していきます。

それはどこかというと、後頭下筋という場所です。

この筋肉は僕たちの頭のポジションを正確に認識するためにたくさん神経が張り巡らされています。

この筋肉が僕たちの頭のポジションを正確に認識するために、たくさんの機械受容器というものを持っている場所になります。

なので、そこの機械受容器、神経を働かせてあげる、そうすることによって

スマホ首の痛みや悪いポジションが治らないかということをやっていきます。

チェック

まずはるなさん今首は痛いですか?

は「今はそんなに痛くないかな」

今は痛くない?さっきのは演技だったということですね?

とりあえず頭を左右に倒してみたり、前後に倒したり、右左を向いてみたり、動きやすさを確認しておきます。

は「前がいきづらい」

そうしたらこれから後頭下筋のマッサージと簡単な動きを加えて刺激をしていきたいと思います。

トレーニング

最初に2本指を出してください。

頭蓋骨の付け根に軽く指を置いて、軽く上を見ます。

少し筋肉がリラックスした状態を作って円を描くようにマッサージしていきます。

ちょうど真ん中あたりです。真ん中から少し外側あたりを、円を描くようにやっていきます。

わからなければ頭蓋骨のふちのあたり、このあたりを全体的にマッサージしていくようにしてください。

この時に、筋肉はすごく繊細なので、あまり痛くしすぎないように注意してください。

皆さんに後頭下筋のことでもう一つお伝えしたいのは、後頭下筋は目の筋肉ともつながっていて、

僕たちの頭の動きと目の動きを強調させるようにできています。

ですから今触っている場所に指を少し押し当てて、そのまま目を左右に動かしてもらうと、

指の下で筋肉が少し動くのが感じられます。

感じられない場合、これも問題になりますが、そういった方でもこれから行なっていくワークで

もしかしたら解決できるかもしれません。

目の動きと後頭下筋が繋がっているということは、スマホ首は首だけの問題ではないということです。

目をずっと同じポジションに保っておくことが僕たちの目の疲れも作っています。

それが首にも出てくるということで、後頭下筋をマッサージしてここをリラックスさせてあげれば

目の疲れ、目の動きの悪さも解消されてくるということになります。

次に、自分の後頭部に手のひらを当てるようにし、ポジションをセットします。

そのまま頭を上に回転させるようにしながら、少し上を見るように動かしていきます。

手は上方向にテンションをかけていきます。

頭と手で逆方向の動きをしていきます。

そうすると先ほど触った後頭下筋のあたりがちょっと緊張してくるのがわかると思います。

さっき触っていたあたりをちょっと縮めていってあげる感じです。

そして首だけ少し右を向いて同じように後ろに倒します。

手は抵抗する、手と頭で押し合う形です。

ポイントは首全体で後ろにいくのではなく、あくまで耳の前あたりを軸にして上を向くということです。

同じように左を向いて行っていきます。

そうしたらリラックスして、やっていくと段々首の感じがほぐれてくると思います。

ここで一度首の動きをチェックします。

左右に倒してみて、前後にも倒します。

は「全体的に柔らかくなった」

このようにポジションを正しく認識できるようになると、首の動き、首の凝り、痛みといったものが

変わっていきます。

そして次に、指をもう一度後頭下筋に当てます。

今までは首だけ行いましたが、首は背骨全体の一部です。

背骨はすべて繋がって動いているので、他の背骨の動きも組み合わせてあげると首の動きもよくなっていきます。

なのでまず後頭下筋に指を当てたまま、下を向くようにして背中全体を丸めていきます。

今度は背中をそらしながら上を向いていきます。

同じ動きを何度か繰り返していきます。

普通にマッサージするよりもこのほうがいい感じにほぐれていくのがわかるかと思います。

これができたら横方向にもいきたいと思います。

横方向の場合は頭を右に傾けながら右のおしりを持ち上げてきます。

同じように左側も行っていきます。

いく方向と同じ側のおしりを持ち上げてあげます。

左右繰り返していきます。

動きの中で少し下を向いてみて、背中を丸めた状態で同じように行っていきます。

今度は反らした状態で同様に行います。

こんな感じで背骨の動きをつなげていきます。

終わったらまっすぐ前を向いてリラックスします。

今、姿勢がスッと伸びたような感じがします。

は「すごいスッキリするよ」

ではもう一度首の動きを見てみたいと思います。

左右に動かしてみます。

は「あ、全然動ける」

前後にも倒してみます。

は「前向くとちょっと痛かったけど全然ない」

最初、前を向くと痛かったそうですがそれも消えたみたいです。

このように脳を考えていくと、マッサージではなく、感覚を足してあげながら

動きを作ってあげることがすごく効果的です。

このように、マッサージと言いましたが、脳にもう一度正しい首の位置を教えてあげることで

今日のワークを行いました。

これからも脳科学に基づいたいろいろな体を変えるテクニックなどをご紹介します。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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