【筋トレなんかやめちまえ!】使える筋肉の付け方

【筋トレなんかやめちまえ!】使える筋肉の付け方

「もっと健康になりたい」「運動習慣をつけたい」「スポーツが上手くなりたい」——そう思って筋トレを始めたのに、なぜか体が動きにくくなった気がする。そんな経験はありませんか?

こんにちは、宮崎ほくとです。今回はあえて挑発的に、「筋トレは必要ない!」というテーマでお話しします。ムキムキになりたい・ボディビルダーを目指したいという方には向かない内容なので、その場合はここでスキップしてくださいね。

結論からお伝えすると、健康・運動習慣・スポーツ上達が目的なら、筋肉を大きくすることよりも「使える筋肉」にすることのほうが大切です。

器具を使った一般的な筋トレのイメージ

そもそも「筋トレ」とは何をしているのか

ジムで器具を使い、各筋肉に重りの負荷をかける。筋肉にダメージや機械的ストレスを与え、乳酸を増やして酸欠状態にし、血流を制限する——こうして脳と体が順応するプロセスを引き出し、筋肉を大きく・強くするのが一般的な筋トレです。

でも、なぜ筋肉を大きくしなければいけないのか——ここがズレているのです。筋肉は本気で力を発揮すれば自分の骨を折れるほどの力が出ると言われています。つまり、力が使えないのは筋肉が足りないからではなく、脳が筋肉の使い方を忘れているからなのです。

筋トレをおすすめしない2つの理由

理由1:特異性の法則に反している

私たちの体は自分がしていることを特異的に学習します。「パンチを強くしたいから腕立て伏せ」「上腕三頭筋をつけよう」という発想は、実は競技力を下げてしまうことにもつながります。

理由2:小脳の働きを抑制してしまう

機械や器具を使ったトレーニングは直線的な動きで、可動域を固定して行います。これは小脳の働きを抑制すると言われています。

小脳は動きの正確性・バランス・コーディネーション(協調性)を司る場所。ここが働くことで、日常のさまざまな動作の中でバランスを保ちながら体を使えます。しかし「この動作の中だけで筋肉を使えればいい」というトレーニングを続けると小脳の働きが落ち、スポーツでも日常でも不器用な体を作ってしまうのです。

「使える筋肉」を手に入れる方法

特異性の法則を踏まえると、私たちの体は筋トレもスポーツも日常動作も、すべて関節の動きからできているとわかります。だからこそ、ひとつひとつの関節をきちんと使えるようにすることが出発点です。

  • 指・手首・肘を上下左右に動かせるか
  • ねじる・円を描く動きができるか
  • 胸や首もしっかり動かせるか

これらができない状態で重りをかけても、特定の動きだけを練習していることになり、日常生活には応用が利きません。関節を自由に動かせるようにすることが、あらゆる動作に応用の利く土台になります。

スポーツに活かすなら「動きそのもの」を鍛える

ここでも特異性の法則が働きます。投げる動作を良くしたいなら、投げるフォームのまま指のトレーニングをする、ボールを持った状態・離す瞬間でトレーニングする。こうして体のコントロールがどんどん良くなっていきます。

負荷をかけるときも、直線的で動きが制限される器具より、ゴムバンドのように使いたいところへ自然に負荷がかかるものがおすすめです。

本当に必要な「筋力」とは

スポーツをしない人でも、体の動きを練習すれば日常動作が快適になります。これこそ必要な筋力です。筋力がつけば本来、日常生活はラクになるはず。ジムで堅苦しく苦しそうに歩く人を目指す必要はありません。

人間としてスムーズに・ラクに・きれいに・良い姿勢で動ける——そこを目指してほしいのです。これこそが健康です。

「関節運動反射」で筋力は自然に上がる

「それでは筋力がつかないのでは?」と思うかもしれません。でも関節運動反射という考え方があります。関節の動きが良くなると、脳がその関節を信頼し、発揮できる筋力が上がるという研究です。

つまり、関節の動きを練習するだけで、あとからバンドなどで負荷をかけたときにしっかり力を出せる体になっていきます。このコンセプトをぜひ覚えておいてください。

関節の動きを意識したトレーニングのイメージ

まとめ

  • 筋肉を大きくすることより使える筋肉にすることが大切
  • 筋トレは特異性の法則に反し、小脳の働きを抑制しやすい
  • ひとつひとつの関節を自由に動かせることがあらゆる動作の土台
  • スポーツは動きそのものを鍛える。負荷はゴムバンドなど自然なものを
  • 関節運動反射で、動きを良くするだけで発揮できる筋力が上がる

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