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2023.08.04

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【筋トレなんかやめちまえ!】使える筋肉の付け方

今回は『筋トレは必要ない!』ということをお話ししていきたいと思います。

まず、筋トレでムキムキになりたい、ボディビルダーになりたい、

そのようなことを考えている方にはあまりためにならないと思うのでスキップしてください。

そうではなく、トレーニングをしていくことによって、もっと健康になりたい、運動習慣をつけたい、

スポーツを上達したい方に、僕は筋トレ以外に良いソリューションを提供できます。

はじめに一般的に行われている筋トレはどういったものをイメージしますか?

ジムなどにいくと器具を使ってそれぞれの筋肉に対して重りの負荷をかけていくことによって、

筋肉にダメージを作ったり、機械的なストレスを与えたり、科学的なストレス、乳酸を増やしたり、

酸欠状態にしたり、血流を制限したりすることで、

脳の順応するプロセス、体が変化していく性質を引き出して筋肉を大きくしましょう、

筋肉の力を強くしましょうということを目的として行われています。

そもそも筋トレの目的は筋肉を大きくすることなのですが、

なぜ筋肉を大きくしなければいけないかということがずれているのです。

筋肉は本気で力を発揮すれば自分で自分の骨を折れるくらい力が出ると言われています。

スポーツ選手や日常生活で筋力が足りないと思っている方でも全く同じことがいえるので、

そういった方は筋肉が足りないからうまく力が入らない、力が使えないのではなく、

筋肉の使い方を脳が知らない、忘れているから筋肉の力がうまく使えないということになります。

ですから何度も言いますが、ムキムキになりたい、見せかけの筋肉を作りたいということであれば、

他の動画を試してください。

そうではなく筋肉を、使える筋肉にしていくためにはどうしたら良いかについてお話ししていきます。

まず、考えてほしいのは、特異性の法則というものになります。

僕たちの体は筋肉単位で考えられることがすごく多いのですが、

例えばパンチの動作を強くしたいから腕立て伏せをして筋肉をつけよう、

上腕三頭筋が必要だから筋肉をつけよう、とやったりします。

ですがこれは発想が間違っていて、僕たちは自分がしていることを特異的に学習していきます。

そういう性質があるので、腕立て伏せでつけた筋肉は腕立て伏せでしか使えない筋肉なのです。

例えばパンチの動作を良くしていきたいのであれば、このスピードでこのポジションで、

このときの目の使い方、体や頭のポジションを考えながら練習していかなければならない

ということになります。

もちろん練習の中でそういったことをするかもしれませんが、

トレーニングの中でそこまで考えてやることはなかなかないと思います。

筋トレをして負荷がかかって筋肉が大きくなったら強くなる、そういう風に考えますが、

それをしていった結果、多分自分の競技力を下げていることにもなります。

それは筋トレの良くないところの一つなのですが、もう一つ筋トレが良くない理由があって、

機械で行うトレーニング、ジムで器具を使ってトレーニングすることは直線的な動きで、

あまり自分の可動域が色々な方向に動かないように固定して動かします。

それは小脳という部分を抑制すると言われています。

これは神経学になっていますが、僕たちの小脳は体の動きの正確性やバランス、コーディネーション、

協調性を司っている場所で、そういった場所が働いていることで、

日常生活で色々な動作の中でバランスを保ちながら色々なポジションで体を使えるようになっています。

しかし、そこを抑制してしまう、トレーニングの中でこの動作の中だけで筋肉を使えればよい、

他のことは考えなくてもよいというトレーニングをしてしまうと、小脳の働きが悪くなっていき、

それがスポーツで動けない体を作っていくということになります。

スポーツだけではなく、日常生活でも不器用な身体を作っていくということになります。

もしスポーツをしない人であっても、必ずしも筋トレというのは、健康になる、運動習慣をつける、

動ける体を手に入れたいと思った時でもあまり良い解決策ではないということになります。

ではなにをしていけばいいのでしょうか。

先ほども話した特異性の法則を考えると、僕たちの体はそもそも筋トレの動きもスポーツの動きも

日常生活の動きもすべて関節の動きからできています。

なのでひとつひとつの関節の動きをちゃんと使えるようにすることが挙げられます。

指の動き、手首の動き、肘の動き、上下左右動かせるか、ねじったり円を描けるか、

胸や首も動かせるかどうかなど、いろいろなところで動かせるかを確認していきます。

こういったことをそもそもできない、ちゃんと使えない状態で重りをもって負荷をかけても

特定的な動きを練習していることになるので、あまり日常生活では応用が利かないことになります。

僕たちの体の動きは全て関節の動きからできているので、そのひとつひとつの関節を動けるように

していくことがどんな動きをするにも応用が利くということになります。

さらにこれを使ってスポーツの動きを良くしていきたい、上達したいと思ったらどうしたらいいのでしょうか。

筋トレの話でいうと、例えば投球を良くしたい、では大胸筋をトレーニングしましょうと

筋トレをするかもしれませんが、ベンチプレスでやったとしても、そこで使う筋肉しか付きません。

本当につけたいのは投げる時のポジション、スピードで筋肉を使えるようにしていくことなのです。

なのでこのポジションで手にバンドか何かをつけてトレーニングしていく、

しかも投げるスピードを考えてやっていくということが必要になります。

僕の場合は馬に乗るので、ここの力を鍛えたい、このポジションで何か重り等をつけて引っ張る

ということを考えながらやります。

さらにいうと、馬やボールもそうですが、なるべく直線的ではなく動きが制限されない中で負荷をかけていきます。

ゴムバンドのような、使いたいところに負荷がかかるものを使っていってあげるとすごくいいです。

ひとつひとつの関節の動きを良くしていって、スポーツの動きに生かしていくことに関しても

特異性の法則は働きます。

なので、投げる動作であれば、指の細かいコントロールを良くしていきたいと思ったら、

投げるフォームの状態で指のトレーニングをしていく、ボールを持った状態でトレーニングしていく、

ボールを離すところでトレーニングしていく、こういったことをしていくことで

どんどん体のコントロールがよくなっていきます。

スポーツをしない人であっても体の動きを練習していくことによって日常生活の動作が快適にできるようになっていきます。

これこそ必要な筋力です。

筋力はムキムキする必要はないのです。

筋力がついたら本来日常生活が楽になるはずです。

なのにジムに行くと堅苦しくなって苦しそうに歩いている人がいっぱいいます。

そういう人を目指す必要はないわけです。

人間としてスムーズに楽に綺麗に良い姿勢で本来あるべき形で動ける、そこを目指してほしいと思っています。

これこそ健康です。

さらにもっと詳しい話をしていくと脳のいろいろな無意識の神経の働きだったり、

筋肉の緊張を調節する働きだったりいろいろあります。

一番最初の段階はそういったところを目指してもらいたい、効率の良い動きを目指してもらいたい、

それが使える体、動ける体を手に入れるということなので、そういったことをやってみてください。

それでは筋力がつかないのではと思う方もいるかもしれません。

関節運動反射という考え方があって、関節の動きがよくなるとそこに対して

脳が信頼してくれるようになって発揮できる筋力が上がるという研究があります。

なので、関節の動きを練習するだけで、後々ここにバンドをつけたりして負荷をかけていってほしいです。

こういうことを練習するだけであったとしても筋力は上がっていきます。

使える筋肉がついていきます。

ですので最初はすべての関節をちゃんと自分で動かせるようにしてくということがすごく大事です。

このコンセプトをしっかり覚えてください。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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