2023.07.14
- 脳と身体の仕組み
- 身体能力を高める
3倍効果的に【持久力】をつける方法
皆さんこんにちは、宮崎北斗です。
今回は効果的に持久力トレーニングを行える方法を皆さんに紹介していきます。
トレーニングに興味のある方は是非試してほしいです。
トレーニングで変化していくためにはどうしても負荷が必要です。
その負荷が体に対しての負荷ではなく、実は認知機能への負荷が持久力を上げてくれるということが
研究で証明されたので、その辺をご紹介したいと思います。
この記事の内容
トレーニング方法
実際にどのくらい上がると思いますか?
普通にトレーニングをしたグループは40%ぐらいの上昇率に対し、
このトレーニングを行ったグループは120%の上昇率でおよそ3倍違います。
これはアメリカのスポーツ医学界の研究で、28歳から35歳ぐらいまでの被験者を40人集めて
2つのグループに分けました。
一つのグループでは最大酸素摂取量60%、マックス60%で60分間トレーニングバイクを漕がせる
ことを、週3回12週間行ったのです。
ではもう一つのグループは何をしたかというと、同じことをしました。
しかし、その中で認知機能に対して負荷を掛けていくトレーニングを組み合わせたわけです。
実際にしたことはトレーニングバイクを漕ぎながら、目の前の画面の中で色々な場所が光るのです。
その場所が色々な形で光ります。
丸や四角や三角などがあり、三角が光った時にだけその場所に対応したボタンを押したようです。
本当にこれだけの単純なトレーニング、むしろ脳トレゲームなのです。
これをしたグループとそうでないグループで、40%と120%と大体3倍の差ができてしまったのです。
なぜこういうことが起こるかは、研究では証明されていませんが、
僕が勉強していた脳神経学の視点からするとこれは空間的多重の一つではないかと思います。
空間的多重とは何かというと、一つの神経やニューロン、ニューロンのグループに対して
たくさんの箇所から教え入れてあげると、そうするとニューロンの発火率が変わってきます。
要は一つの働きが悪くなっている脳に対して色々なところから刺激を入れてあげると、
それが活動しやすくなってくるということです。
脳と持久力はまだなかなか結び付かないところではあると思いますが、
実際の僕達が感じる疲労や、疲れ、苦しさなどこういった感覚は脳が作り出しているものです。
何の為にこういう感覚を作り出しているのかと言ったら、身体を守るためなのです。
持久力が上がることは何かと考えると、脳にCo2が上がったような状態、
二酸化炭素が体内に増えた状態、またその筋肉をずっと使い続けていること、
その刺激に対して、どれだけ耐性を持っているか、どれだけ許容できているかが持久力に言い変えられます。
そうやって脳に対して、認知機能に対して負荷を掛けていくことが、どういうわけだか持久力の向上にも役立つということです。
40%と120%でかなり大きい差なので、是非皆さんに試してもらいたいです。
実際に自分でどうやってやっていけばいいかお話します。
この実験で用意してくれた脳トレのソフトを自分で用意するのは少し難しいと思います。
そうではなく、僕が考える認知機能の助けとは別に何でもいいと思っています。
例えば1,000から7を引いていく。
後はストループと言って簡単な脳トレの一つですが、赤という文字が緑で書かれていて、
それを赤ではなく緑と呼ばなければいけない。
こういうのはスマホのアプリで探すとあります。
これをやりながらトレーニングバイクを漕ぎます。
あとは計算問題でかけ算の事例で、4や3などの倍数をずっと掛けて、
どんどん行けば行くほど結構辛くなっていきます。
そういう本当に単純な脳トレのゲームをプラスしてあげるだけで、
持久力の上昇率が上がらないかを、皆さん是非やってみてもらいたいなと思っています。
これからも体の知識やトレーニング方法や不調の改善方法、皆さんの日常の質やコンディションを
上げてくれるような方法を色々紹介していきます。
よかったらシェアしてね!