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2023.07.19

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30秒で脳を活性化する呼吸法

皆さんこんにちは、宮崎北斗です。

今回は、たった30秒で、皆さんの脳の血行を良くし、脳の働きを良くしてくれる方法をご紹介します。

僕はトレーニングで思っていることですが、皆さん多分ジム行ったり、特別な器具を買ったりして、

いろいろトレーニングされていると思います。

しかし、そういったトレーニングを特別なものにしてしまうと、どうしても日常に取り入れていきづらくなってしまうと考えています。

トレーニングは別に特別なことではなく、普段していることを常に上達させていく理論を応用していたものです。

やればやるほど筋肉もつくし、体も自分がしているアクティビティに対して体が順応していくという性質を応用したものです。

自分が普段していることと、普段僕たちがしないこと(どんなに頑張ってもしないことを上達させるだけ)

なら、普段してることをどちらかというと良くしていきたいと思うのではないでしょうか。

そのためにどうやって脳を変化させていくのが一番効率いいかというお話をしていきます。

今回は、皆さんの日常の中でちょっとした工夫、トレーニングとまで言わなくても、

通勤の途中、歩いているとき、普段走っているなら走っているとき、

普段自分がしていることの中でできて、脳の血行を良くし、

歩く走るなどの運動能力だけではなく、自分の頭の働きを実際に良くしてくれる方法をご紹介します。

この方法には、重要なコンセプトが一つあります。ボーア効果です。皆さんに覚えていただきたいです。

僕たちの神経細胞、脳が働くために必要なものが二つあります。

一つは酸素、そしてもう一つはグルコース・糖分です。

皆さんよくご存知だと思います。

酸素と糖分が必要ということでいっぱい取ればいいかというとそうではありません。

今日お話するのはその酸素についてです。

体内にいっぱいあるからといって、酸素を必ずしも使えているとは限らないのです。

どういうことかというと、僕たちの脳というのは脳幹に酸素の量や二酸化炭素の量を検知する部分があります。

この部分が血中にある二酸化炭素の量を検知し、細胞に対してどれだけ酸素を提供するか、

細胞に対してどれだけ酸素を届けるかを決定しています。

なので、血中にどれだけ酸素があっても不十分で、酸素プラス二酸化炭素が十分にないとその酸素は使えていないのです。

これは皆さんの直感的な考えに少し反することだと思います。

実は呼吸を良くしていくためには、呼吸というかその体内のエネルギー効率を良くしていくためには、

二酸化炭素の量がめちゃめちゃ重要になってくるわけなのです。

それでは二酸化炭素の量をどうやって増やしていけばいいのか、また二酸化炭素の量は足りていないのかという話になるかと思います。

普段、基本的には多くの人が過呼吸の状態にあると思ってください。

加工食品の摂り過ぎ、ストレスを受けすぎ、あとは運動不足など、いろいろ原因がありますが、

基本的に僕たちも酸素を吸いすぎなのです。

実際病院へ行って酸素の量、血中酸素量を測ってみると、ほとんど人が99%と出ていますが、

実は多すぎる状態です。

だから、その分二酸化炭素が血中に溶け込んでない、二酸化炭素の量が足りていないということがわかるわけです。

例えば二酸化炭素で考えると、炭酸泉や炭酸ガスのバブなどを皆さん体にいいことにしていると思います。

あれは実際、二酸化炭素ではないですか。

炭酸を皮膚から取り入れられます。要は二酸化炭素を皮膚から取り入れているわけです。

そうすると血行が良くなったり、血管が広がったり、そういった良い効果があることを皆さん知っているわけです。

毎回、二酸化炭素の血中の量を、一瞬だけではなく常にある程度高いレベルに保ってあげることで、

常にエネルギー効率が良い状態を保つことができます。

二酸化炭素量を上げる方法

どうしたらいいかですが、本当に簡単です。

息を止めればいいのです。

僕たちの二酸化炭素をどうやって作るか、作られるかというと、筋肉を動かすなど運動で作られます。

普通に呼吸をしていると、どうしても僕たちはその恒常性というものがあり、

酸素二酸化炭素の量は常に自分の一定に保つようにコントロールされています。

そもそも過呼吸の状態、この呼吸のしすぎの状態は、センサーが壊れて基本的に酸素が多めな状態です。

それがノーマルに設定されてるわけなので、それをずらしてあげなくてはいけません。

普通に運動して二酸化炭素を作り出すだけでは、また余計に酸素を吸ってしまい、悪循環を繰り返すだけです。

そうではなく、その運動をする中で呼吸を止めていきます。

呼吸を止めて、体内に二酸化炭素を止めるようにし、それが最終的に血中の二酸化炭素量を増やしてくれます。

そしてその状態をこまめに続けていくことによって、自分の血中の二酸化炭素の量、二酸化炭素耐性というのでしょうか。

二酸化炭素が体内にたくさんあっても自分から受け入れられて、そして効率よく使える状態にしていくのが理想です。

これをどうやって行うのか、本当にやることは何でも大丈夫です。

例えば僕は今スクワットでやっていきましょう。

息を吸って、吐いて止めます。

止めた状態で15回ぐらい、めちゃめちゃ苦しくなる手前まで動かしていきます。

さきほど言い忘れましたが、ポイントは大体2回の呼吸で、普通の呼吸に戻せるぐらいの強度、

これが目安です。

苦しいからといって、呼吸が荒くなると結局また酸素を取り込んで意味がないので、そうではなく

2回吸って、多少苦しいけれども自分の呼吸を普通の呼吸にコントロールしてあげる、

それが大事なことです。

そうやって自分の二酸化炭素のある状態が、いつもの状態でも増えるわけです。

その状態でも脳がパニックを起こさないように、少し意識の力を使ってコントロールしてあげて

二酸化炭素量を体に順応させてください。

少しだけでも脳に血液が回っている感覚、頭がすっきりしたと感じると思います。

また実際に可動域をチェックしてもらうとわかりますが、これだけで本当に可動域が広がる、

体感としては体が軽くなったと感じることも多いと思います。

可動域チェックはどのようにしたらよいかというと、腕の可動域でも、体幹をひねってみても良いです。

体幹を捻るのがわかりやすいのでおすすめです。

そんな感じで試してみると、効果を実感しやすいと思います。

ポイントは、本当どこでもできるので、歩いてるとき、走ってるとき、通勤のとき、

階段の上り下りのときに、必ずやると決めると、すごく効果的です。

トレーニングは1日2日で何か変化が起こるかものではなく、続けていくことによって効果が定着していきます。

それが自分の普通の通常の型になっていく、そうやって普段の自分の体の状態を変えていく、

自分のベースラインです。

器を広げる作業と僕は言いますが、そんな感覚でトレーニングを日常に取り入れてください。

皆さんの体もどんどん変わって、そこに乗っかってくるいろいろなスキル、成功、人間関係など

全て自分の体や心の状態、脳の状態が反映されてくるわけです。

それが皆さんにとって良いものになっていけばと思います。皆さんもぜひ試してください。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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