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2023.07.12

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ドライアイを解消する脳科学【涙腺神経】

皆さんこんにちは、宮崎北斗です。

今日も脳神経学から皆さんの体をチューニングする方法、皆さんの体調を整える方法をご紹介します。

普段トレーニング、筋力や可動域アップなどの動画が多いですが、今日は少し主旨を変えてみます。

目が乾いてしまう「ドライアイ」の解決方法をご紹介していきたいと思います。

ドライアイだけはなく、実はドライマウスにもすごく効果的な方法です。

涙腺、唾液腺の両方とも顔面神経という脳幹から出ている脳神経第7番の支配なのです。

この神経がうまく働いていないと、唾液腺や涙腺の働きも活性化させられていないかもしれません。

それでは、チェックしていきましょう。

顔面神経のチェック

これから顔面神経のチェックをしていきます。

ハルナさんは普段から結構ドライアイに悩まされているようです。

顔面神経のチェックで大切なのは、左右どちらかの働きが悪くなっていないかを見ていくことです。

働きの良い方によって、より抑制されがちで、より働きが悪くなりがちなので、

まず左右を比べるようにしてチェックしていきます。

まず眉毛を思い切り上げてみます。こうやって見てみると眉毛の高さが違うことがあります。

若干ですけど、左の方が下がってるように見えます。今度は思い切り目を瞑るようにします。

そしてしわの数を見てみます。そうすると左側の方が若干しわが少ないです。

そしてその後は思いっきり笑顔を作る、大きい笑顔を作ってください。

そうするとこれは明らかです。左側の口角の方が若干下がっています。

全部含めて見てみると、左側の方が若干顔面神経の働きが悪いということが分かるので、

そちら側を少し刺激し、トレーニングをしていきます。

今現在、ドライアイの感覚はありますか?左側が乾きやすかったりしますか?

ハルナさん(以下「ハ」)「わからない、両方乾く」

両方乾く、まあ片側が反対側にも影響していることは結構多くあります。

それではドライマウスはどうでしょうか?

ハ「口はあまり乾かない」

OKです。そうしたら、まず、左側で大きい笑顔を作ってください。

その状態で左側の手を使って、顔を下に押し下げます。

顔の筋肉のトレーニングで、自分の顔が、口角が上がるのを頑張って下げるようにというトレーニングです。

こちらを行いながら、左の眉毛を上げられますか?

もしできれば、ここも少し下げながら頑張って左を持ち上げます。

基本的に左側を前に下げながら、左の筋肉、顔の表情筋を緊張させます。

よくトレーニングやアイソメトリック収縮でやると思いますが、顔も同じです。

顔の筋肉は強い筋肉ではないので、そんなに強い力は必要ないですが、少し負荷をかけてあげます。

顔面神経、実は味覚も顔面神経の支配です。舌の感覚は第5脳神経・三叉神経です。舌の味覚です。

舌の周りの3分の2の味覚が顔面神経なので、本当であればいろんな味で酸っぱい味や甘い味、

味の素みたいなアミノ酸系の味など、色々な味覚を左右で舌をチェックしていくことが大事です。

今回はガムシロップ用意してきたので、これを左の口に入れて回してもらいます。

口の中で結構味わいが強いです。砂糖原液なので、味を感じる程度でいっぱい飲む必要はありません。

左側だけで回します。

自分で行う時はタブレットやミンティアみたいなものでも構いません。

左側の舌の上に乗っける感じです。

右側に載せないように、それを感じながら、さきほどの押さえつけながら下げていくトレーニングを行います。

何をしているのだよという感じですが、これをやってあげることで空間的加重になります。

一つの神経への刺激が十分でない時に、似通った神経路から刺激を足してあげることで、

より負荷を強くし、神経の刺激を強くしてあげることで、より働きなさいと活性化させている感じです。

もしできるのであれば、ここから手は置いておいて、左側で笑顔を作りながら口角だけ上げて、

目のトレーニングも行います。

見て、目を開けて、両目開けて、目をつぶって開けて、こうやって見てるとちょっと左目が

潤んできましたが、自分で感覚は分かりますか?

ハ「うん」

右目はどうですか?右目も少し涙が出てきました。

特に左右でも左眼が画面では映りづらいですが、少し瞳の潤いがちゃんと増してきています。

こうやって顔面神経を刺激してあげることで、普段刺激が入っていなかった涙腺にまで刺激が行くということです。

なぜ左を持ってきてあげたかというと、顔面神経の隣にあるのが外転神経と言って

目を外に持っていく神経なので、そこも同時に刺激して、先ほど話した空間的加重で、

神経の刺激をより強くしてあげることができます。

皆さんどちらか片側の問題を解決してあげると、両側問題解決されたり、

それだけではなく普通に味がするものを食べて、両側をやってあげることで

顔面神経両側の刺激にもなります。

そういったことが皆さんもご自身の体でいろいろ試してみてください。

次回もお楽しみに。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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