四十肩・五十肩など肩の動きが悪い時、多くの人は筋肉や骨ばかりに目を向けます。でも、じつは肩の動きに関わる「神経」の働きが見逃されていることがとても多いのです。
今回はちょっと変わった方法——ボールを使った小脳トレーニングで、肩の可動域を改善していきます。
こんにちは、宮崎ほくとです。
肩の動きを作る「小脳」の仕組み
肩の動きにはまず運動野が関わります。左手を動かす時は右の運動野が動きを作り、それが左の小脳とコミュニケーションして動きの整合性を保っています。
小脳は体からの感覚情報と、動きのプランが合っているかをモニターしながら動きを作ります。肩の部分は、小脳の中でも球状核・栓状核という神経核が大きく関わります。
この神経核には、肩の動き以外に「物を投げた時の軌道予測」という働きがあります。だからボールトスで肩の動きが良くなる——僕自身、左肩が良くなかったのが、この方法でとても良くなりました。
まずは小脳と肩をチェック
腕を前に出して指先を閉じ、肘を伸ばしたまま肩から内・外に捻ります(5〜10秒)。うまくできない場合は、このエクササイズが効果的なことが多いです。

あわせて肩の動きも最初にチェックしておきます。

エクササイズ|ボールトス
やることは本当に簡単。ボールを上に投げてキャッチする(ボールトス)だけです。今回は左が働いていないので左で行います。

ボールの代わりにステッキを使っても面白いです。

10回ほど投げたら、もう一度小脳の働きをチェック。動きが良くなっているはずです。

続けて肩の動きも再チェックすると——こちらも良くなっています。ボールトスで軌道予測の神経核を刺激することで、肩の可動域が改善するのです。

まとめ
- 肩の不調は神経(小脳)の働きが見逃されがち
- 肩の動きは運動野と小脳の連携で作られる
- 球状核・栓状核は「物の軌道予測」も担う
- ボールトスを10回で小脳を刺激
- 小脳が働くと肩の可動域も改善する
