「気をつけても、すぐに姿勢が崩れてしまう」——そんな悩みは、意識で直そうとしているからかもしれません。
本当に大切なのは、姿勢を支える”仕組み”を働かせてあげること。今日はその代表として、首の伸筋群を目覚めさせる「インフィニティウォーク」をご紹介します。
こんにちは、宮崎ほくとです。今日は姿勢が自然と良くなるエクササイズをお伝えします。今回はハルナさんに協力してもらいながら進めていきます。
姿勢改善のカギは「首の伸筋群」
今回のエクササイズは、特に首の伸筋群(首を後ろに支える筋肉)の働きを改善するものです。ハルナさんは姿勢が悪いわけではありませんが、この働きがさらに良くなるかを試していきます。
まずは筋力テスト
後ろを向いてもらい、僕の手を後ろに押してくる筋力テストから始めます。ハルナさんは「悪くない、ちゃんと働いている」状態。ここからどれくらい改善するかを見ていきます。

インフィニティウォークのやり方
これから行うのはインフィニティウォークというトレーニングです。やり方はとても簡単で、何か一つターゲットを見つけ、そこに首を固定したまま8の字を描いて歩くだけです。
今回はハルナさんに、僕の顔に焦点を合わせたまま、目の前で8の字を描いて歩いてもらいます。ずっと首は僕の方を向いたままです。

ポイントは「目で追わず、首で向く」
目で追わずに首で相手の方を向く——これは「頚前庭反射」という反射を働かせています。前庭器官(三半規管・耳石器)からの入力をもとに首を安定させる反射で、内側前庭神経核と深い関わりがあります。だからこそ、できるだけスムーズに歩くことが大切です。
慣れてきたら少しずつスピードを上げ、目はできるだけ動かさずに首でターゲットを向き続けます。

反対回りにも挑戦
できたら反対回りも行います。反対回りは少し難しく、途中でスイッチが必要ですが、進む方向は必ずまっすぐにします。何周か練習して、自分でうまくできるようになるまで続けましょう。

ビフォーアフターを確認
うまくできるようになったら、もう一度首のテストです。首を後ろに倒して押してもらうと——
ハ「力が入るね!」
カメラでは映りづらいですが、さっきと全然違い、しっかり力が入っています。特に猫背の人に試すと、自然と体幹の伸筋群にも力が入りやすくなり、良い姿勢になります。

大切なのは、意識して姿勢を戻すことではありません。働くべきシステム・仕組みを働かせてあげること。ぜひ皆さんも試してみてください。
まとめ
- 姿勢は意識で直すより「支える仕組み」を働かせるのが効果的
- インフィニティウォークはターゲットに首を向けたまま8の字歩き
- 目で追わず首で向くことで頚前庭反射(前庭器官)を刺激する
- 順回り・反対回りを練習し、首の伸筋群の力が入るようになる
- 猫背の人ほど体幹の伸筋群にも力が入り、良い姿勢につながる
