2020.03.31
- 脳と身体の仕組み
運動習慣よりも大切なのは〇〇習慣?
カラダを動かす事は、絶対的に体に良いのですが、皆さんはその理由をご存知でしょうか?
改めて書いてみると、何だか違和感を覚える一文ですね……体を動かす事が体に良いw
なんで違和感を感じるかと言うと、私たちは消費の社会に生きている為です。
物は使うと壊れる、だんだんと劣化すると言った考え方が基本概念としてあるから。
だけどカラダの場合は、どうやら動かす事が良いらしい(笑)
一方で、歳をとると膝の軟骨が摩耗してくる……みたいな考えもあります。つまり、使い過ぎは良くないと言う事も言えます。
どっちなんだい!っていう話でもあるのですが、実は、コレには1つ答えがあります。
体を動かさなければいけない理由
皆さんお分かりでしょうか?
この辺がクリアじゃないと、不調を治したり、体調をよくするのに何をすれば良いかが明確になりません。
なぜなら、基本的にカラダは動かした方が良いにしろ、ケガをした時の様に、動かさない方が良い状況もあるわけですから。
さて、ナゼ体を動かす事がカラダに良いのか??その答えは…..
「脳への刺激になるから」です。
もちろん私たちの体は歳をとるに従って、だんだんと消耗していきます。
椎間板(背骨のクッション)なんかがそうですよね。歳をとると段々摩耗して動きが悪くなります。ひとつの統計では、50歳になると8割の人で椎間板の変性が起こっているらしいです。
だけど、神経は違います。
神経細胞に限り、使えば使うほど、強くたくましくなって行きます。
実際、神経は生きて行く為に刺激が必要で、逆に刺激がないと弱って死んでしまうのです。
運動は脳を喜ばせる
脳の中では色んな刺激がグルグル回っています。
体を動かす事で脳の様々な箇所で血流が良くなり、その働きが保たれるからカラダに良い変化を感じるのです。
ついでにドーパミンとかセロトニンとかを出してる部分の働きも良くなって「運動=気持ちい!!」ってなります。
ここで1つわかる事があります。
それは、脳や神経が生きる為には刺激が必要なら、刺激の足りていない場所に問題がある!と言う事です。
そして、運動をして特に良い効果を感じるのは、普段使われていない神経が活性化する時になります。
運動習慣よりたいせつなのは……
私たちは普段、ひとつの決まった「1番良いもの」を探しがちがちなのですが、実は様々なアクティビティに挑戦する事に健康効果があるのです。
つまり運動習慣よりも大切なのは「挑戦習慣」です。
私の場合で言うと、現在子供とダンスを習いに行く事を検討していたりします。
以前妻のレッスンに参加した時に思いっきりバカにされたので、いつか見返そうと目論んでいるという訳(笑)
いずれにしても、無事コロナが終息してからですね。
そして今の話を更に細かいレベルで考えると、普段動かしてない場所を動かす事が、脳そして健康に良い事と言えます。
ですから私は、ジョイントモビリティドリルと言う形で、全ての関節の動かし方を紹介しています。
https://note.com/body_discovery/n/n58f45072e1c9
自分に合っているエクササイズとは?
たまに聞かれる質問として
「どのエクササイズが1番良いの?」
と言う物がありますが、お気づきの通り、その答えは人によります。
なぜなら普段使えてない脳の箇所は人によって全然違うから。
基本的には、楽しんで続けられる物、自分が過去に経験してきてない物ほどベターです。
一般的には、ランニングとか、筋トレ、自転車が人気があるみたいですけど、脳への刺激でいったら、サッカーとかダンスとか少し複雑なスポーツをやった方が良いでしょう。
もちろん、こういった運動が悪いわけではありませんが。健康のために行う物としてはスポーツの方が楽しいし、圧倒的に効果的です。
ただランニングをするなら、ボールをドリブルしながら走ってみましょう。
運動習慣に必要なのはそんな遊び心だったりします。
体をノルマのように動かすのではなく、その効果の源が脳への刺激と考えると、エクササイズの考え方は変わります。
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