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2023.05.15

  • 脳と身体の仕組み
  • 身体能力を高める

脳神経学で体を柔らかくしてみたらヤバかった【ストレッチ】

こんにちは、宮崎北斗です。

今回は感覚刺激を使って開脚を柔らかくしてみたいと思います。

世の中には、ありとあらゆる健康グッズ、マッサージグッズ、リラックスグッズがあると思いますが、

どれが本当にいいのかなと、皆さん迷ったことありませんか?

結局それぞれ何が違うかというと、刺激できる神経の種類が違います。

今日はハルナさんとどの神経の刺激がハルナさんに良い効果をもたらしてくれるのか、

自分で実験しながら試していく方法を紹介します。

合うものをチェック

まず最初に、ハルナさんの開脚の柔らかさをチェックしてみます。いつもより硬い?

ハルナさん(以下「ハ」)「硬い」

OKです(笑)右と左でどっちの方が硬さを感じますか?

ハ「右の方が硬いかな?」

右の方が硬いそうです。どこに突っ張りを感じますか?

ハ「腿裏」

腿裏ですね。

今日はその腿裏に対していろんな感覚刺激を試し、脳の反応が変わることで

開脚がどれだけ柔らかくなるかをやっていきます。

それでは、立ってください。

健康グッズと話しましたが、一番最初に試してほしいのはライトタッチ(軽い刺激)です。さする感じです。

これだけで身体が変わることが結構あります。

最初ですから、ハルナさんの腿裏の硬かった場所をさすって刺激していきます。

今、右と左の両方が硬かったらしいのですが、右と左で感覚は違いますか?

ハ「一緒くらい」

横向きで両方向に触っていきます。これでもう一回チェックをします。

少しだけ良くなりました。OKです。

次に試していきたいのがバイブレーションです。

僕はバイブレーションのマッサージ器具をいっぱい持っていますが、これで刺激していきます。

右と左で感覚は一緒ですか?

ハ「同じ」

最近はバイブレーションのマッサージ器も結構いっぱい売っています。

その周波数によって反応するエフェクターが若干変わってきますが、

こうやって刺激をしていって、どんな変化が起こるかをチェックしてみます。

さっきより良いです。

おそらく普通にさするだけの刺激よりも、バイブレーションの刺激が良いということが分かりました。

今チェックしたのは後索という神経路の感覚ですが、今度は脊髄視床路という感覚神経の刺激を試していきます。

まず針刺激です。

痛みの感覚、侵害需要刺激ですが、楊枝みたいなものを用意してもらい、これでハムストリングスをつついていきます。

痛いですか?

ハ「痛くないけど、チクチクする」

チクチクするくらいだそうですが、結構強くやっています。

反対も行います。感覚は同じですか?

ハ「強さは同じ?左の方が感じない。左の方が感じないよ!」

不思議なことですが、こういったことはよくあります。

左と右で感覚の差がある時には、おそらく感覚が薄い方を試した方が効果があることが多いです。

感覚の薄い方に、感覚をトレーニングしていく感覚でもあります。

感覚と言いすぎて、ちょっと変になっています。

もう一回これでチェックします。さっきと同じくらい?

ハ「あまり変わらない」

バイブレーションと同じくらいですね。

次に温感・冷感を試していきたいと思います。

よくアイシングなどで怪我した場所を冷やしたりすると思います。

そういった意味で冷やすのではなく、冷やすことによって神経を刺激する、反応する神経を刺激する感じです。

冷ロンはパンチするとすぐに冷たくなるものですが、家でやる時は保冷剤を使ってもらえばいいと思います。

もう一回ハムストリングスを冷やしてみたいと思います。これは左と右で感覚どうですか?

ハ「左の方が冷たい」

不思議です。ではもう一回チェックしてみます。

ハ「これすごい柔らかくなる!こんなに変わる?」

柔らかくなりましたね!見てもらうと分かりますが、結構違います。

ハ「しゃがむ時点で違うのがわかる」

冷やすのが良いみたいです。

それでは次にカイロ、温感でやっていきたいと思います。暖かいですか?

ハ「あまり感じないけど、ちょっと暖かい。」

こっちは?

ハ「右の方が感じない」

右側の方が温感は感じないそうです。でも、もちろん感覚がちょっと薄い方を重点的にやってください。

もう一回チェックします。

ハ「冷たい方が全然良い」

全然違いますね。

次は圧感覚をやっていきます。

最初はさする刺激でしたが、今度はプレッシャー、圧を加えるような感覚刺激です。

これはこれで、また神経の種類が違います。

座ってもらって、腿裏をコロコロします。

こういうことをやっている人いるかと思いますが、これが効く効かないは人によると思います。

それは人によってどの神経の刺激が必要か、神経の刺激が足りてないかによって変わってきます。

はいOKです。もう一回チェックします。

これも悪くないですね。

神経路の刺激的に言うと、冷たい刺激も圧感覚刺激も脊髄視床路のグループになるので、

その辺で考えると左側の脊髄視床路が何かしら刺激が足りていないので、

そこへの刺激が必要なのかが分かります。

次はウナコーワクールです。これをハムストリングスに塗ってもらいます。

これは何かというと化学受容体への刺激です。では塗ってきてください。もう一回チェックします。

ハ「硬くなるよ!」

これは悪そうです。悪くなったけれど、塗ってしまったので取れないっていう(苦笑)

逆に刺激によっては悪い反応を示す時もあります。

ハ「湿布はよくないってこと?」

だから湿布が良い人もいればよくない人もいるということです。

何でもかんでもバンテリンなどを塗れば筋肉が良くなりますという訳ではないのです。

これで自分の中の反応を見ながら、どういう風に受け入れられてるのかが大事ということです。

もう一回立ってもらい、悪い状態で終わるのもアレなので、一番良かった冷却を行います。

ハ「スースーして寒くなってきた」

寒くなってきたところで、もう一回チェックします。

ハ「これは良いよ!」

やっぱり冷やすと良くなりますね。

冷やしながら、ちょっと動かしてみたりすることによって、さらに効果が出ます。

ハ「冷やすと硬くなりそうなイメージがあった」

よく言われます。

冷やすと硬くなるよと言いますが、全然違う神経の刺激なので、

それで冷やすと必ずしも血行が悪くなって硬くなりますという訳ではないことを証明しました。

このように、色々健康グッズが売られていますが、それぞれ神経への刺激を考えていくことで、

自分の体に何があうのか、何が欲しいのかを、皆さん自分でチェックし、

柔らかくするためのツールとして使ってください。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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