パソコン仕事のあと、遠くを見るとぼやける。夕方には視界がかすむ。そのうえ首も重い——目の疲れと首こりが同時に来るのは、偶然ではありません。
こんにちは、宮崎ほくとです。神経科学に基づいたトレーニングの資格を持つトレーナーとして、体を根本から変える方法をお伝えしています。
結論からお伝えすると、ピント調節を担う神経(動眼神経)は、瞳孔を縮める神経と同じです。だから明暗を切り替えて瞳孔をトレーニングすると、ピント調節機能まで一緒に改善します。さらに目と首の筋肉は「視蓋脊髄路」でつながっているので、首の動きまで変わります。今回は整体院を開業予定の藤崎さんに協力していただき、その場で起こる変化をお見せします。
⚠️ 光を目に向けて使うトレーニングです。強い光を直接、長く目に当てないでください。光の点滅で発作が起こることがあるため、てんかんや光過敏の既往がある方は行わないこと。また、急に視力が落ちた・視野が欠ける・目に痛みがある場合は、まず眼科を受診してください。
今日のゲストは整体院を開業予定の藤崎さん
今回のカラダマニアちゃんねるは、視力アップと首こり解消が同時にできてしまう一石二鳥のテクニックということでご紹介していきたいと思います。
今日は、これからつくば市で整体院を開業予定の藤崎さんに来ていただきました。藤崎さん、よろしくお願いいたします。
藤崎さんは僕がやっているオンラインスクールで、脳神経科学、神経科学を使ったトレーニングを学んでくださっているんですけれども、今日は動画撮影に協力してくださるということで来ていただきました。
これからやっていく方法は、視力をある方法を使ってトレーニングしていくこと。それによって視力改善がその場で起こるというのもそうなんですけれども、実際それが首の動きにも反映されてくることが多くあるテクニックですので、一石二鳥で首のこりも取りながら視力もよくなったな、と。皆さん、仕事をしている中での悩みを結構解決できるのではないかなということで、そちらを紹介させていただきたいと思います。
まず今の状態を確認する
視力表でどこまで見えるか
藤崎さんは視力は今どんな感じですか?
藤崎さん(以下「藤」)「今は裸眼だと、0.8くらいです」
0.8くらい、ちょっとよくないかなーという感じですかね。
ではこれから行なうトレーニングで視力がどれくらいよくなるかということも見たいんですけれども、あちらに視力表が用意してあるので、両眼で見てどのあたりまで見えますか?3段目くらいですね?
それでは片目を隠したらどうですか?
藤「片目厳しいですね」
片目厳しい、4段目くらい?
藤「2段目くらいですかね」
2段目というと……上から2段目ですね?結構悪めですね。反対も行きましょうか。
藤「こっちのほうがぼやけますね」
左のほうがあんまりよくないということですね。
片足立ちで脳幹の左右差をみる
というわけでこれからトレーニングをやっていきたいんですけれども、その前にもう1つだけテスト、いいですか。片足立ちのテストです。
まず左足で片足立ちをしてみて、目をつぶります。5秒間。

⚠️ 目を閉じての片足立ちは転倒しやすい姿勢です。壁や机のそばで、いつでも手をつける状態で行ってください。
反対もいきます。右足片足立ちで5秒間。
右足のほうがバランスがよくないということで。これは何を見ているかというと、こういったテストをしていくことで脳の働きをチェックすることができたりします。
特に脳幹の働きだったりするんですけれども、というわけで何がわかるかというと、藤崎さんは右側のバランスがちょっとよくないですね。それなので、僕はこれから左側で藤崎さんの目を刺激していきたいと思います。
トレーニング — 外側から光を当てて瞳孔を鍛える
今、両目で視力表の一番見えづらいあたりを見てもらって、そこに焦点を当てておきます。そしてこうして外側から光をあてます。

明るくなった時と暗くなった時で、見え方って変わったりしますか?
藤「はい、変わります」

見やすくなったりしますか?
藤「はい、当たっているほうが見やすい」
なぜ瞳孔を鍛えると視力が上がるのか
これは瞳孔の収縮をトレーニングしています。神経というのは使うか失うかなので。
瞳孔を収縮する神経、これは第三脳神経、動眼神経というんですけれども、この神経は同時に水晶体のレンズの調整機能、つまりピント調節機能も担っている神経ですので、こういったところを刺激していってあげると、実は視力もよくなったりします。
首の動きもチェックしてみる
何回かやってきたんですけれども……ごめんなさい、最初に首の動きをチェックしてなかったです。首を左右に倒してもらってもいいですか?


ごめんなさい、もうだいぶよくなっているんですけれども。最初の僕がチェックした段階——この前にいろいろやってまして——その段階でかたいのはわかってて、既によくなっているんですけれども。
ちなみに今、視力表を見てみて、今何段目まで見えますか?
藤「今、4段目がさっきより見えますね」
さっきより見えますかね。ちょっと刺激していっただけなんですけれども、4段目まではっきり見えるようになったということで。こうやってトレーニングしてあげると、すぐに効果が現れてくる、ピント調節機能にまで影響が出てくる、第三脳神経の働きがよくなったということです。
なぜ目が首に影響するのか — 視蓋脊髄路
なんでこれが首の動きに影響してくるかということで。それは、視機能というのは「視蓋脊髄路」というものが深く関係していまして。
これは何かというと、僕たちの目というのは首の筋肉とすごく深いつながりがありまして、何か視界で興味を引く物事だったりとか、動くものなんかがあったときに、パッと目と首の筋肉を働かせてそちらの方向を見れるように、そういった仕組みが存在しているわけなんですね。
ですから、目の働き=視力に対して少し良い変化が起こってくれると、首の筋肉にも良い変化が起こるのではないかということが予測できたりするわけです。
もう少し続けて、変化を確かめる
もう何回かやってみて、もう少し首の動きがよくならないかというのを見てみたいんですけれども、暗い状態と明るい状態を交互に繰り返してあげるということですね。
なんで左側からやっているかというと、詳しい説明は割愛させていただくとして、右足のバランスのほうがよくないからということなんですね。
瞳孔を見ていると反応がよくなってくるので、少しスピードを上げてみます。
これでもう1回、首の動きをチェックしてみます。結構すでにいいですね。それで視力的にはどうですかね。
藤「はい、またさらにはっきり見えます」
はっきり見える、4段目くらいまでですか?
藤「4段目、そうですね、5段目もさっきよりだいぶ違います」
さっきより見えるようになってきました?
そしてちょっと、最初にやった右足片足立ちもやってみますか。右足で片足立ちして、目を閉じます。
はい。なんででしょうか、目を閉じているのに片足立ちまでよくなりました。脳を考えていくと、こういう面白いことが起こるんですね。
今日は結構、神経科学がっつりな感じでお伝えしてきたんですけれども、基本的には視力がよくなって首の動きがよくなるトレーニングとして、皆さんこれを使っていただければなと思います。
今日も最後まで見てくださって、どうもありがとうございました。
まとめ
- 瞳孔を縮める神経(動眼神経=第三脳神経)は、ピント調節も担っている。だから瞳孔を鍛えると視力が変わる
- やり方は視力表の見えづらいあたりを見たまま、顔の外側から光を当てる/外すを繰り返す
- 左右どちらから当てるかは片足立ち+閉眼のテストで決める(バランスが悪い側と反対)
- 目と首は視蓋脊髄路でつながっている。だから視力が変わると首の可動域まで変わる
- 神経は使うか失うか。反応がよくなってきたらスピードを上げる
- ⚠️ 強い光を直接・長く当てない。てんかんや光過敏のある方は行わない
- ⚠️ 急な視力低下・視野の欠け・目の痛みは眼科へ
