2023.04.03
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知らないと眼が悪くなる!眼精疲労を改善する方法
皆さんこんにちは、宮崎北斗です。
今回はオフィスチェアに座りながらできる眼精疲労改善&視力アップエクササイズをご紹介します。
皆さん、コンピュータースクリーンの見過ぎや本の読み過ぎで、目がすごく疲れてぼやけたりすることが
あるかと思います。では、なぜそういうことが起きるのでしょうか。
まず「目の筋肉が硬くなっている」とよく言われます。もちろんそういうこともあります。
ですがもっと重要なこととして、目は色々な機能があります。
近くや遠くを見る機能、周辺視野、前庭器官というところと繋がっていて、
頭の動きに対して視覚情報を安定させることや、両眼視と言って両眼を同時に使う機能、
一つの箇所を見る機能、サッカードという目をジャンプさせる機能があります。
挙げ出したらキリがありませんが、そういった色々な機能がある中でそれぞれ対応した神経があります。
それぞれ使われていない場所があるとだんだん退化していき、その結果として全体的な視力が
下がっていくことがある訳です。
そういった時にどうしたら良いのでしょうか。
コンピュータースクリーンをずっと見ている事という同じ一つの目の機能を使い、
それ以外の機能は失われていってしまいます。
例えば、遠くを見ることで、その結果としてぼやけたりしますが、それを改善していくためには
使われてない機能にもう一度刺激を入れてあげれば良いということになります。
その一つの方法をご紹介していきたいと思います。
方法はすごく簡単ですが、最初にマックスで行うとかなり気持ち悪くなったり、
逆に目が悪くなったりします。目が悪くなる理由は刺激が強すぎるからなのです。
なので最初はゆっくりバージョンから行うので、それを試してください。
この記事の内容
目のマッサージ
まずは目のマッサージです。
最初に手のひらを擦って温め、両目を覆うようにします。大体10〜30秒ぐらいです。
隠した時にコンピュータースクリーンをずっと見てるとチカチカしたものが見えると思いますが、
そういうのが消えて無くなるぐらいが目安です。
それが無くなるまで目を覆って少しリラックスできたら、これだけでも結構良くなります。
次に、目の8か所、上下右左斜めの8か所を指を使って、目の骨の縁を少しマッサージしていきます。
目のトレーニング
そうすると、結構リラックスしてきますが、さらにここからトレーニングを足します。
目の使われてない機能に刺激を入れていくことによって、リセットしていく方法をご紹介します。
それにはオフィスチェアのようなくるくる回る椅子が一番良いです。
まず、自分の目の前に指を立て、指を少し見ておくようにします。
何もじっくり見る必要はなく、少し軽く焦点を合わせていくような感じが良いです。
この状態でゆっくり回っていきます。
あくまで焦点は指に合わせたままです。
その時に気を付けるポイントは、指を見ていますが指に集中するのではなくて、
自分で意識して集中してほしい場所は流れていく景色です。
自分の視界(これは周辺視野)に刺激を入れてあげることで、もう一度目がリセットされていきます。
可能な方は、回す速度は速くても良いです。
だけど、いきなり行うと、かなり気持ち悪くなることもあるので、一般的には、足で少し歩きながら
行ってください。もっとゆっくりでもいいと思います。
周辺視野に刺激を入れていくためには、景色が動いてくれることが重要になってきます。
さらに、これは三半規管の刺激にもなります。同じように反対方向もいきたいと思います。
自分の目の前に指を出して、反対方向にゆっくり回っていきます。
若干気持ち悪いかな、今まで刺激されていなかった三半規管に刺激が急に入ると、
ちょっとウゥという感覚があるかもしれません。それぐらいで多分ちょうどいいと思います。
日頃から1回2回でも良いので癖にして行ってみてください。
パソコンの作業をした時や本を読んだ時、これを行うとそれだけ自分の視力や前庭器官、三半規管、
そういったところの健康を保つことができます。
普段から意識して行うことをお勧めしています。
今日はオフィスでも簡単にできる眼精疲労改善&視力アップエクササイズをご紹介しました。
これからも、このように解剖学・生理学・脳神経学の視点で
いろいろなエクササイズ方法や不調改善方法をご紹介してまいります。
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