「もも裏(ハムストリングス)が硬くて、前屈すると全然届かない…」そんな悩みを持つ方はとても多いですよね。お風呂上がりに一生懸命ストレッチをしても、思ったほど柔らかくならず、むしろ筋肉痛になった経験はありませんか?
こんにちは、宮崎ほくとです。神経と身体機能の視点から、根本的な身体の変化をサポートしています。
結論からお伝えすると、ハムストリングスを柔らかくするカギは「もも裏」ではなく「頭の後ろ(後頭下筋)」にあります。ストレッチよりも効果的に、しかも短時間でもも裏がやわらかくなる裏技を、この記事で紹介します。

なぜストレッチだけでは柔らかくならないのか
もも裏を柔らかくしようと、多くの方がストレッチを試します。しかし、ストレッチは時間がかかるわりに、なかなか柔らかくなりません。それどころか、ストレッチ後にかえって硬くなったり、筋肉痛になってしまうこともあります。
実は、後頭下筋(こうとうかきん)という頭蓋骨の後ろ側の筋肉をほぐすことで、ハムストリングスが一気に柔らかくなることが研究で証明されています。もも裏そのものではなく、離れた場所にアプローチするのがポイントです。

① ハムストリングスの硬さをチェック
まずは今の硬さを確認しましょう。立った状態で、ゆっくり前へ体を倒します。左右差もチェックしておくと、変化がわかりやすくなります。
今回モデルのハルナさんは、右側のほうが硬いとのことでした。硬いと感じた側を覚えておきましょう。


② 後頭下筋をほぐす
ステップ1:頭の後ろを見つけてマッサージ
頭の後ろに手を置き、頭蓋骨の硬い部分をたどっていくと、少し柔らかくなる部分があります。そこが後頭下筋のあたりです。自分で触って見つけてみましょう。
見つけたら、二本指か三本指の爪先で、ガーッとマッサージします。グイグイ強く押す必要はありません。皮膚をゴシゴシと擦るだけでOKです。皮膚の神経は筋肉とつながっているため、それだけで筋肉がほぐれていきます。頭全体をシャンプーするように擦っていきましょう。


ステップ2:頭を前後に動かす
次に、右を向いたまま、頭を前後に動かします。意外と難しく、うまくできない人も多い動きです。頭の後ろがゴリゴリと鳴ることがありますが、それは動いていなかった部分が動き始めた証拠です。
できたら、同じように左を向いて前後に動かします。最初はまっすぐ頭が動くように意識しながら練習しましょう。


ステップ3:頭を横に倒して前後に
少し難易度が上がります。今度は頭を横に倒したまま、前後に動かします。右に倒して前後、次に左に倒して前後、と全体的にほぐしてあげるのがポイントです。


③ もう一度ハムストリングスをチェック
ここでもう一度、前屈でハムストリングスの柔らかさをチェックしてみましょう。ハルナさんも「全然変わる!柔らかくなってる!」と驚いていました。特に最初に硬かった右側が、しっかり柔らかくなっています。


動画で動きを確認する
実際の動きは動画でチェックすると分かりやすいです。ぜひ一緒にやってみてください。
⚠️ 行うときの注意点
首や頭を強く引っ張ったり、無理に大きく動かしたりしないでください。めまいや気分が悪くなった場合はすぐに中止しましょう。あくまで気持ちよく、優しく行うのがコツです。
まとめ
- ハムストリングスの硬さは「もも裏」だけの問題ではない
- 後頭下筋(頭の後ろ)をほぐすと、もも裏が柔らかくなる
- マッサージは強く押さず、皮膚を擦るだけでOK
- 頭を前後・左右に動かして全体をほぐすのがポイント
- 少しの身体の知識で、ストレッチより効率的に柔らかくできる
ストレッチを一生懸命がんばっていた方こそ、この裏技を試すと変化を実感しやすいはずです。ぜひ挑戦してみてください。
