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2023.02.10

  • 脳と身体の仕組み
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姿勢が自然と良くなる特別な方法

今回は、姿勢が良くなるトレーニング方法をご紹介します。

『姿勢を考えるときに大切なのは背中の筋肉ですよ』と言われることがある思います。

胸を張った良い姿勢を作るためには、背中の筋肉がちゃんと働いていることが大切です。

でも背中の筋肉を働かせることを考えたときに、大切なのはただ筋トレをすることだけではありません。

背中の筋肉は、前庭脊髄路とすごく深い関わりがあります。

この前庭脊髄路は、僕たちのバランスを感じる前庭器官からの大きな影響を受けて

背中の筋肉を働かせる役割があります。

このバランスを感じる器官をしっかり働かせてあげることによって、

皆さんの姿勢を改善していくことができると言えます。

今日はそのトレーニング方法をハルナさんと一緒にやっていきます。

この記事の内容

トレーニング

それではトレーニングを行います。このトレーニングは、少しバランスに負荷をかけていくので、

周りにぶつかるものがないかを確認し、安全を確保した状態で行ってください。

まずハルナさん、立って下さい。最初に背中の筋肉が大事と言いました。

その働きをチェックするために、横を向いてもらい、腰に手を当てても良いので、

背中を反らしてください。そのあと、戻ります。2〜3回行い、少し準備運動をしてください。

どれぐらい反れるのかな?ちょっと苦しいかな?

今見たところ、胸の所あたりがもう少し反ってほしいです。

これから行うトレーニングで、どれだけ背中が後ろに反るようになるかを試してみます。

ハルナさんには、ただ足をつけて立った状態で、まず目をつぶってもらいます。

そして頭をいろんな方向に動かしていきます。

そうすることによって、前庭脊髄路に刺激が入ることになります。

まず、右にスッと頭を向けて、目を瞑って右を向いてゆっくり戻る、3・2・1。

もう一回右をスッと向いて、ゆっくり戻る、3・2・1。もう少しあごを引きながら向いていきます。

今度は左に行きます。左もスッと向いて3・2・1。

もう一回左を向いて、3・2・1。ラスト3・2・1。

次に上と下でも同じことをやっていきます。

頭を向ける方向により、僕たちのバランスを感じる器官、前庭器官の刺激される箇所が変わっていきます。

ですから、それぞれ別の箇所に刺激を入れていき、全体的に働きを上げていきます。

では、上と下のトレーニングをします。

目を瞑って同じように上にスって向いて、ゆっくり戻る、3・2・1。

もう一回スッて、3・2・1。上を向いて、3・2・1。

今度は下、3・2・1。下、3・2・1。下、3・2・1。

今度は頭を右と左に傾けます。目を瞑って、まずは右にスッと傾けて、3・2・1。

右にスッと傾けて3・2・1。もう一回右、3・2・1。

次は左です、3・2・1。もう一回左、3・2・1。左、3・2・1。

ゆっくり目を開けて、どこかやりづらいな、バランスが取りづらいな、などありましたか?

ハルナさん(以下「ハ」)「そんなに感じなかったけど。」

そこまでどこがという感じではないですね。もしどこかやりづらいな、こっちに行った時に

バランスが崩れるなという方がいたら、壁に掴まったりして倒れない範囲で練習してください。

それでは、どれだけ背中が反れるようになったかをチェックしてみます。

腰に手をあてて、同じように背中をグッと反らしてください。

ハ「変わる?」

あんまり変わらない?これはあまり良くない?

ハ「よくわからない(笑)」

よくわからないそうです(笑)

ハルナさんの場合はこのようなエクササイズを結構やっているので、ちょっと負荷を強くしています。

皆さんは多分これで結構効果があると思います。

だけど、ハルナさんの場合は負荷が足りないので、足をつけてもらいます。

目を瞑って右左右左スッスッスッスッと、ここから5往復ぐらいしてください、1・2・3・4・5。

今度は上下上下、1・2・3・4・5。今度は左右に傾きます、1・2・3・4・5。

それでは目を開けて、呼吸をし、もう一回チェックします。

ハ「少し良くなった!」

ちょっと良くなった!そしたら今度は右足前、後ろの左足の爪先を前にくっつけます。

このようにバランスにさらに負荷を掛けていくことができます。

これでもう一回、目を瞑ってください。右左行ける範囲で良いです。あまり早くなくて大丈夫です。

ハ「これだと倒れる」

難しいですが、このギリギリ自分のバランスを保てるところを自分で調整してみてください。

動く範囲は少なくて良いので、できるだけ滑らかに右左右左。

ハ「右を向くと倒れる」

こうするとかなりバランスの悪さが出ます。右のバランスが悪いので、右だけ行います。

目を瞑って、右だけゆっくり向いて、3・2・1。ゆっくり戻ってくる。右向いて3・2・1。

もう一回右向いて、3・2・1。

OKです、リラックスして目を開けて。大丈夫ですか?気持ち悪くない?

ハ「大丈夫」

それではもう一回チェックしてみます。

ハ「これすごいね〜!これ楽!」

ちょっと今回は趣旨が変わりまいたが、こんのようにトレーニングをしてもらうと、

自分の背中の筋肉の働きや姿勢が変わりますので、

皆さんも自分の体をチェックしながらやってみてください。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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