2020.04.07
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- 脳と身体の仕組み
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扁平足を解決!絶対に選ぶべきランニングシューズ(靴)とは?
扁平足や、外反母趾、現代人のほとんどが抱えていると思われる足の悩み。
根本から解決する為には、足に合った靴を選ぶ事が欠かせません。しかし多くの人が考える「足に合う靴」と言うのは根本から間違っています。
今回は、アスリートであり神経学トレーナーでもある私が、皆さんに「最強の靴」をお教えしたいと思います。
この記事の内容
騎手とブーツ
鞭の事を騎手の商売道具とか呼ぶ事が多いけど、1番大切な道具は何かって聞かれたら、多分鞭ではないです。
じゃあ何が1番大切なのかといったら、間違いなく私は『靴』(ブーツ)だと思います。
その他の道具は忘れても借りれますが、靴だけは借りる事ができません。
その理由は、馬の上で細い鎧の上で細かくバランスを調節する為に、使い慣れたものが良い事はもちろん。
私の靴は、すごく特別な仕様になっているからです。
実を言うと、これを履けるようになるまでに約1年かかりました。しかし、今ではこれ以外は履けない最強の靴となりました。
これを履く事で、現代人のかかえる足の不調(扁平足、外反母趾、すっぱい匂い?)をほぼ全て解決できます。
最強の靴なんて存在しない
最強の靴を説明すると言いながら、このサブタイトル(笑)
靴屋さん行くと目にする様々な機能性シューズの数々。
「足の形状にフィットする!」
「衝撃吸収で歩くのが楽に」
「アーチを作るインソール!」
「蒸れない!」
特にランニングなどスポーツをする方は、一度は履く靴に気を使った事があるかと思います。
また、騎手のブーツもそうですが、良いものはオーダーメイドで足に合わせて作ります。しかし、そのようにして作った靴でも本当に良い靴は、なかなか出来ません。
なぜなら、そもそも靴を履く事自体が体にとって、潜在的に良くない事だからです。
足の不調の原因
扁平足や、外反母趾、有痛性外脛骨、はたまた足の匂いの問題。
この様な足の不調が起こった時、私たちは、往々にして靴のせいにしがちなのですが、実はこういった問題も、あなたが履いている靴が悪いからではありません。
靴を履く行為そのものが問題なのです。
とは言ったものの、もちろん靴は足を守る為に必要な物ですし、履かない訳にはいきません。
しかし「なぜ靴が体に良くないのか?」その理由をきちんと理解して靴を選ぶ事だけで、足下から健康状態が変わります。
実際私たちは、1日の多くの時間を靴を履いて過ごします。
それが体に与えている影響は計り知れません。
靴の悪影響
では、靴が及ぼす悪影響とは一体何でしょうか?
それは、私たちの体の仕組みを考えると直ぐにわかります。
私は靴の話をする時、よくギプスに例えるのですが、靴は足の骨の動きを制限する物です。
本来足は、無意識にも地面の形状を感じたり、様々な動きに対応して柔軟に形を変えます。しかし私たちは、靴を履く事でマイルドに足の動きを制限し続けているのです。
そして、それが子供の頃から当たり前に続いてきているので、足が動いていない事にすら気付きません。
これは、ケガもしていないのにギプスで固定し続けている様な物です。
それを考えると、色んな不調が起こるのも当たり前ですよね。
正しい靴の選び方
以上を考えると、体にとって良い靴とは、出来るだけ柔らかい靴、底が薄い靴という事になります。
こう言った靴はベアフット(裸足)シューズとして販売されています。
ランニング用のものからカジュアルなデザインの物まで。
しかし、本来体が楽に感じるはずのこう言った靴はあまり人気がなく、以前として硬く、足をホールドする様な靴の方が多く売られています。
その理由としては、靴業界がデザイン重視で発展してきている事は勿論なのですが、それと同時に、スポーツ選手を含め、ほとんどの人の足は退化してしまっているからと言えます。
考えてみてください。皆さんは、子供の頃から一定の時間、毎日ギプスをはめて生活し続けて来ているのです。
いきなりこの事実を知って、裸足に近い靴で生活を始めたら、大きな確率で足を痛めたり、何かしらのケガをするはずです。
実際、ナイキが初めてベアフットシューズ(ナイキフリー)を販売した時に、こう言った問題が沢山起こったみたいです。
そして私も、柔らかい靴でいきなり競馬に乗った事で腰痛を発症しました(笑)
そういった理由もあって、一般には全く流行らないベアフットのコンセプトですが、正しい手順を踏んで柔かい靴を履き始める事で、沢山のベネフィットを得る事ができます。
足が楽になり、外反母趾や扁平足などの足の不調が無くなるだけではなく、脚全体の代謝があがるので、スポーツジムに行く以上の運動効果も普段の生活で得る事ができる様になります!
足の動きが良くなると筋肉の代謝が上がります↑
ベアフットになる為の手順
まず目標ですが、最終的に履ける様になる靴がダサいのでは、それはそれで問題です。
⒈靴を買う
私がオススメするベアフットシューズメーカーはVivo Bare foot と言う海外のブランドです。
この会社が販売しているベアフットシューズは、スポーツ用の物だけではありません。カジュアルにはける物が多数あります。
そして、値段も少し強気ですが、ハイセンスな物が多いのが特徴です。
そして一般の靴では、ヒールが付いていない物で、中心から曲げた時に2つに折れ曲がる物を選んでください。
そういった靴で、最終的には中敷を敷かずに履くのが良いでしょう。
そして、もしあなたが私の様なカラダマニアなら……..
マリンシューズや、ビフラムというメーカーの靴を探してみて下さい。
本当に靴下の様な靴が売っています。
さて、こう言った靴なのですが、履く前に必ずやって欲しい足のリハビリがあります。
⒉足をリハビリする
まずは、この方法をしばらく続けて、足を動かす事に慣れてきてから、紹介した様な靴を履き始めてください。
⒊徐々に慣らす
紹介した足のリハビリを続けながら、徐々に柔らかい靴に慣れていきます。
最初は1日15分散歩をするくらいから、徐々に時間を増やしていきます。
一般の柔らかめの靴なら、そこまで気にする必要はないかもしれませんが、本当のベアフットシューズを履く時には、時間をかけて行なわないと、確実に足を痛めます。
私のように…..(笑)
余談になりますが、私はこのプロセスを、マトリックス(映画)の頭からプラグを抜く作業と同じと思っています。
それ位みんな自分の体のポテンシャルに気付いてないのです。
革靴を履いて、仕事をする事がどれだけ私たちからエネルギーを奪っているか…….
というわけで、皆さんもリアルな現実(本当のカラダ)を取り戻して下さい!
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