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2023.02.08

  • 脳と身体の仕組み
  • 身体能力を高める

脳から動体視力を良くする方法

今回は、動体視力を上げる裏技をご紹介します。

動体視力というと『物を目で追うような動作』を考えるかと思います。

動体視力を良くするために、目を動かすトレーニングはおそらくたくさんあります。

しかし、脳での繋がりを考えた時に、目の動きは目の動きだけではありません。

どういうことかと言うと、身体を動かしていくことによって目の働きを良くすることが出来ます。

それを皆さんにお見せします。

動体視力チェック

それでは、これからハルナさんの目の動き、動体視力をチェックしていきます。

これから、ペンや棒などを用意してもらい、それを自分の目の前で左右に動かしてもらいます。

そしてそれを目で追います。自分で持ち、大体目の高さに構えます。

もう少し真ん中に来て、自分の心地よいスピードで左右に動かし、目で追ってください。

あと少し早く動かせますか?

今やってみて、いかがですか?目が動かしづらいな、ちょっと疲れるな、どちらかが動かしづらいな、

などありますか?

ハルナさん(以下「ハ」)「自分の感覚では、そんなに左右差はないかな」

左右差はそんなにないそうですが、目を動かしてて、やりづらいなぁという感覚はありますか?

ハ「うん、ちょっと動きが硬い感じはある」

ちょっと目が追いついてない感じがありました。

なので、これからエクササイズを行い、目の動きが変わってこないかを確かめようと思います。

エクササイズ

これからハルナさんにやってもらうトレーニングは、背筋のトレーニングです。

伸張性収縮を使ってトレーニングをします。

そうすることによって、目の動きにかかわる頭頂葉の働きを良くすることができます。

そして、さらに背筋なので小脳虫部への刺激にもなります。

まず、手をついてもいいので、上体を起こしてもらいましょう。

そうですね。

出来るだけ膝を伸ばして、少し腰を押し付けるようにしながら、足も少し浮かしていきます。

そうすると背中と後ろ側の筋肉全体に緊張が入ると思いますが、

ここからゆっくり手を離して戻って下さい。

ハ「手を離す?全部落ちちゃう』

そう、落ちながら戻っていく感じです。手を離して下までいきましょう。

ほとんどの人が手を離した瞬間にウウーっと下に行くと思いますが、これで大丈夫です。

これが伸張性収縮なのです。

もう一回起き上がってもらい、手と足をグーっと反らしてきて、手をパッと離しながら、

下まで降りていきましょう。

もう一回行きます。グッと背中を反らし、そこからゆっくり手を離しながら、下まで降りていきます。

このような感じで筋肉が元の長さに戻りながら力を発揮していく、これが伸張性収縮です。

今3回ぐらい行いましたが、皆さんも「もう我慢できない」と落ちていく感じで試してください。

それでは、もう一回ハルナさんの目の動きをチェックしてみます。

自分の目の前で構えてもらい、左右に動かしてみてください。どうでしょうか?

ハ「目の硬さは取れた感じがする!」

見た感じもすごくスムーズです。

ハ「感覚的には軽い感じ!」

最初、動かした時にはスムーズさに欠けているようなところがありましたが、

今はかなり目が滑らかに左右動けています。

このように目の動きを良くしていくと、スポーツのパフォーマンスに繋がったりします。

特に目の動きというのは自分の身体の不調とも深い繋がりがありますので、

目の動きを良くしていくことは、多くの人に大事なことです。ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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