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2023.01.18

  • 脳と身体の仕組み
  • 身体能力を高める

5分で開脚を柔らかくする6つの方法【体が硬い人向け】

5分で皆さんの開脚を柔らかくしてみせます。

今回は皆さんの開脚を一気に柔らかくする方法をご紹介したいと思います。

YOUTUBEでトレーナーさんや整体師さんたちが

こうやってストレッチしますよ、こうやってマッサージしますよ、

といろいろ教えていますが、

皆さん本当に体のことを何にも知らないように感じます。

体のことを知らないとはどういうことかというと、

皆さん骨や筋肉のことはすごく詳しいです。

この筋肉はここに付いていて、この骨はこういう形をしていて、

この動きの時には、こういう筋肉が働きますよ。もちろん、それは大事です。

だけど、その筋肉に指令を出して体を動かしているのはどこ?

といえば神経であり脳なのです。

ではその神経や脳から体を変えるとはどういうことなのでしょうか。

皆さん一度はインプット・アウトプット、このようなコンセプトを

聞いたことはあるかと思います。

たとえば勉強の時、アウトプットをしなければ勉強になりません。

インプットを増やすにはどうしたら良いでしょうか。

勉強するにはどうしたらよいでしょうか。

どんなインプットが必要ですか?

これらは仕事的なことで使われることが多いですが、

このコンセプトは体にもそっくりそのまま当てはまります。

僕たちの神経系がすることは大きく分けて3つだけです。

インプット・解釈・アウトプット。

僕たちは体の感覚情報を感じて、それが脳でどんなふうに意味があるのか統合されて、

それが最終的に自分の体の動きにつながる、こういった仕組みがあります。

この仕組みを考えると、たかがストレッチ、たかが前屈を柔らかくする、

開脚を柔らかくするということだけであっても、

いろいろなアプローチの方法が可能になっています。

大体、多くの人が開脚を柔らかくしようと思ったら、

お風呂上がりに開脚のストレッチを1日30分やっています、などだと思います。

皆さん考えてみてください。

開脚、まず体が硬い、筋肉がつっぱる、前にいけない、

この状態は脳のアウトプットがうまく働いていない状態です。

このアウトプット、何回アウトプットを練習してもなかなか上手くなりません。

アウトプットを変えるためにどうするか、インプットがあるじゃないですか。

インプットや解釈を変えられるじゃないですか。

そこを変えてあげることによって、僕たちのアウトプットは必然的に変わります。

それを皆さんと一緒にやっていこうと思います。

この記事の内容

エクササイズ

まず開脚の柔らかさをチェックします。

このように脚を開いてもらい、前に倒します。意外と硬いな。

これぐらいです。

人によっても違うと思いますが、どこでつっぱりを感じますか?

恐らく内側の内転筋それから太ももの後ろだと思います。

ですから、まず太ももの後ろ側、ハムストリングスと関わりの深い

かかとの骨を少し動かしていきたいと思います。

このように足を持って、押さえておきます。

反対の手でかかとをガバっと持った状態で、内・外・内・外に10〜15回ぐらい動かしていきます。

なぜかかとなのか?

ハムストリングスは本来僕たちが歩く時に無意識の内に活動します。

どのように活動するかというと、かかとが床や地面につく瞬間に、

そこからのインプットからハムストリングスを反射的に緊張させています。

だから、このかかとのインプットが正常でなければ、

このハムストリングスも余計に硬くなる可能性があるので、

まずはかかとを柔らかくしていきます。

同じように反対も行います。足を持って、内・外・内・外とねじっていきます。

この動かし方は、こういった動かし方が必要、正しいということはなく、

本来動いていないところを少し動かしてあげる、かかとの骨を動かしてあげる、

これだけで大丈夫です。

何回か行ったところでもう一回チェックします。

僕はこの時点で結構柔らかいですが、

人によっては全然効果が現れないこともあるので、これからどんどん動きを足していきます。

次に、内側辺りを少し摩っていきます。

なぜ摩るのが良いかというと、筋肉が伸びる時、痛いなと感じるかと思います。

それは侵害受容感覚と言って、痛みの感覚なのです。

この痛みの感覚をブロックしてあげるために、

違う感覚を足して、痛みの感覚をシャットダウンする、

ゲートコントロールセオリーという理論があります。

これを実践しながら、少し前に倒れてみます。

そうすると痛みの感覚や伸びている感覚ではなく、触っている感覚に注意が向き、

少し前に倒れる可能性があります。これが二つ目です。

三つ目は、反対側の筋肉に刺激を入れていくことです。

内側やこの辺の筋肉は、お尻の筋肉と拮抗しています。

反対側が開く筋肉、こちらは閉じる筋肉です。

だから開く筋肉に対して刺激を入れることによって、

もしかすると閉じる筋肉が伸びてくれるかもしれないと考えられます。

まずはお尻を摩って刺激をしていきます。これもただ触るだけでOKです。

このように摩りながら、何回かやったら前に倒します。とても柔らかくなってきました。

これだけではつまらないので、もう少し続けます。

ではこのお尻の筋肉と協調して働く筋肉はどこか。

それは前側の筋肉です。上半身の前側の筋肉、大胸筋や上腕二頭筋の辺りです。

そこの筋肉を同時に刺激します。まずは両方やるのは難しいので、片側から行います。

お尻と前側の筋肉を同時に刺激しながら倒します。

反対も摩ると感覚が違ったりしますが、反対側も同じように倒します。

このようにどんどん効果を確認していきます。

もちろん、皆さんにとって全部が効果があるわけではないです。

これは良いけどこれは違うなというのが伝わると思います。

ごめんなさい、5分過ぎました。もう1分延長します。

最後にもう一つ、脳幹のテクニックを使っていきます。

僕たちの伸筋群を働かせてあげることによって、屈筋群が柔らかくなります。

だから、こんな感じで耳をゴシゴシと刺激していきます。

今少ししかやっていませんが、これでもかなり柔らかくなったりします。

プラス今日は違う事を少し教えます。目をつぶって、鼻の頭で目の前に八の字を描きます。

このように反対回りも行います。

結構速めに動いていますが、中には気持ち悪くなる人もいると思うので、

自分の気持ち悪くならない範囲でゆっくりやってください。

これでもう一回倒します。今は小脳への刺激です。

たった5分、5分オーバーしましたが、たった5〜6分でかなりつっぱり感が無くなりました。

普段こんなにストレッチをやりません。

馬に乗るのが仕事なので、あまり必要ではないですが、

こんな風に一気に体を変えることができます。

体は、もともと神経のスピードで変化しますので、

皆さんも脳のことを知って体を変えていくことをやってみてください。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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