神経学トレーニング

個人セッション予約

会員専用サイト神経学トレーニング

BLOGブログ

2023.01.16

  • カラダマニアちゃんねる
  • セルフハック
  • 不調を治す
  • 脳と身体の仕組み

【新常識】メンタルの問題は体から変える。

緊張する局面で自分の能力を全部発揮できるかどうか。

人生においてすごく重要だと思っています。

僕自身は騎手でありますが、人前で話すことや

人生において自分が心地よくないと思う場面を人一倍経験してきたつもりです。

今回紹介するテクニックは、緊張する局面や

新しい生活の始まり、海外旅行など、自分のリズムが崩れそうな局面で

使えるテクニックです。

おそらく皆さん一度は使ったことがあり、

これをつけているときに安心感や不安が少ないなどを実感されたことがあるかと思います。

今回は、その脳科学的な理由や日常生活で使う方法をご紹介します。

まず緊張とは一体何かを理解していただきます。

次に緊張と脳の関係、そして最後にこのアイテムはいったい何か、

それをどのように使えばいいのかを具体的に解説していきます。

緊張とは?

まず緊張とは一体何だと思いますか?

緊張とは、これから起こるイベントに対して自分の体を準備することです。

もう少し詳しく説明すると、これから起こるイベントに対して交感神経を働かせて

自分の体を準備させることになります。

心拍数を上げて内臓への血流を押さえる、そうすることによって大きい筋肉に血流が行く、

そして呼吸数を早くする、視野を狭くして目の前のものに集中できるようにします。

つまり緊張とは絶対的に必要なものなのです。

このような反応があるから僕たちは自分の脳と体を準備して

次のアクションに備えることができます。

しかし実際には緊張が起こることによって自分の能力が発揮できなくなる場面が存在します。

それは緊張そのものが悪いわけではなく、緊張が必要以上に起こること、

自律神経の反応が必要以上に起こってしまっていることに問題があります。

そこで次に緊張と脳の関係についてお話ししていきます。

緊張と脳の関係

僕たちの脳は自分の体内の感覚をモニターしながら自律神経の反応を調節しています。

そこには島皮質、眼窩前頭皮質、前帯状皮質、扁桃体などが関わります。

これらの働きが悪く、自分の体内にどんなことが起こっているのかを正確に認識できないと

オーバーリアクション、つまり自律神経の過剰な反応を起こしがちになります。

それでは、自分の緊張や不安感、心地よくない感情を変えていくには

どうしたらいいのでしょうか?

それには島皮質の働きを良くし、自分の体内の感覚を正確に認識できるようにして、

自律神経の調整能力を上げることがすごく大事になります。

これから紹介するものは島皮質の働きに影響を与える無髄神経終末、

温度受容器を同時に刺激していきます。

実際にこの刺激が足りていない人がこのアイテムをつけると、

何とも言えない心地よさを感じることが多くあります。

適度な圧と温感の刺激が島皮質の働きを底上げし、自律神経の調整能力が上がるため、

極度の緊張や不安を感じる状況を緩和する効果があります。

実践

それではこれからサウナベルトを使って、体にどんな変化が起こるのかを実践します。

はるなさんと一緒にサウナベルトを使っていろいろやってみます。

今日は特に緊張はしていないですよね??

緊張緩和ではありませんが、これを巻くだけで迷走神経への影響が起こります。

迷走神経は延髄という場所から出ています。

延髄には屈筋群を活性化させる働き、もう少し詳しく言うと伸筋群を抑制する働きがあるので、

その働きをチェックしながら行います。

最初に、今日、体の気になるところはありますか?

はるなさん(以下「は」)「首が痛い」

では首の動きを見ていきたいと思います。

まずまっすぐ高い姿勢を保って立ち、首を左右に倒します。

どうですか?

は「痛い」

両方痛いですか?

は「右に倒すときが痛い」

実は緊張の緩和や精神的な問題は体とも深いつながりがあるので、

こちらを巻いてあげるだけで体の動きにも変化が起こります。

一言でいうと、僕たちの脳は、自分が安心・安全な状況を感じることで、

自律神経の調整能力の向上を底上げします。

そのような状況を作ることで、筋肉の無駄な緊張がほぐれることが起こるので、

その効果を見ていきます。

少し圧をかけながら巻いてみます。サウナベルトは何でも構いません。

少し圧がかかって温感を感じられるものであれば大丈夫です。

巻いた感じはどうですか?

は「苦しい」

苦しい?ちょっと強いかもしれません。

圧の度合いは調整してほしいですが、これは巻いただけで動かしていません。

では、首の動きをチェックします。

は「さっきより痛くない」

巻くだけだと面白くないので、少し呼吸をしましょうか。

お腹の圧感覚刺激というのは島皮質の刺激になることはお伝えしました。

それと呼吸をすることで島皮質の働きを上げることになります。

だから、軽く鼻から息を吸って口をすぼめながら強めに息を吐きます。

吐く息を長くして強めに息を吐いてください。

呼吸に負荷をかけながら。

吸うときは鼻から吸いすぎないようにします。

今3回くらい呼吸しましたが、ここでもう一度動きをチェックします。

さっきよりいいですね。

は「全然いい」

今回は体の動きではなく緊張を緩和していくということですが、安心感というか、

今つけていて安定している感覚はありますか?

は「はい」

そうなのです。

僕もよくつけますが、巻いていると何とも言えない心地よさのような守られている感じがあります。

それが島皮質の感覚なのですが、こういった感覚があると、

体の動きも必然的に滑らかになってくる、無駄な緊張がなくなるということが起こります。

ですので少し体の動きをチェックしてみました。

最後になりますが、このサウナベルト、僕はこのようなものを使っています。

サウナベルトだと動いたときや寝てるときなどに引っかかったり気持ち悪かったりしてしまうので、

これはイオンドクターというものですが、温熱効果のある腹巻みたいな物を巻いています。

サウナベルトでなくてもこのようなものを普段巻いて過ごすだけでも、

余計な緊張を感じなくなったり、不安な感情が減ったりする効果を感じていただける

と思います。

今日は緊張を緩和させるアイテムをご紹介しました。

よかったらシェアしてね!

List

この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

神経学トレーニング

神経学トレーニング

神経学トレーニング

関連記事

神経学トレーニング

神経学トレーニングで体を根本から変える

神経学トレーニングによって、原因不明のあらゆる不調を改善できます。
整体やトレーニング、そんな領域を超越した、あなたの脳と体を100倍のスピードで進化させる方法を提供していきます。

個人セッションの予約はこちらから

オンラインスクール会員専用サイト神経学トレーニング