2023.02.01
- 脳と身体の仕組み
- 身体能力を高める
たった30秒!?脳からバランスと体幹を強化する方法
今回はバランスを良くするトレーニング方法をお伝えします。
この方法により、その場で自分のバランスが安定するような効果を感じられるかもしれません。
僕たちのバランスを考えたとき、バランスを保つ仕組みはすごく複雑です。
その中でも重要な役割を果たしているのが脳の橋延髄網様体です。
この箇所がちゃんと働いていてくれると、僕たちは屈筋群と伸筋群、
前側と後ろ側の筋肉、これがバランスを取って働くことができます。
そうすることによって僕たちは、自分の安定を保つことができますが、
そこに刺激を入れて、皆さんのバランスが改善するかどうかを試していきたいと思います。
この記事の内容
バランスチェック
それでは、これからハルナさんとバランスをチェックしてみます。
まず真ん中に立ってもらい、右足で片足立ちをします。
今そんなにバランスが崩れる感じはないです。
それでは目を瞑ってもらいます。すると不安定になります。
OKです。そうしたら目を開けて、反対の足もチェックしてみましょう。
同じように足を上げて、バランスが取れたら目を瞑ってください。
そうすると、左と右で安定性が違うことがわかります。
結構右の方が苦手じゃないでしょうか?
皆さんも見た感じでわかると思いますが、今回は右側で行います。
脳に刺激を入れていくことを考えた時に
「両方刺激すれば良いじゃないか!とりあえずみんな全部刺激すれば良いじゃないか!」
と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
ということでハルナさんは右側が苦手だったので、右側で今日は行います。
これから行うのは左手のトレーニングです。右側をやるときは左側、左側をやる時には右側になります。
エクササイズ
これからエクササイズを行います。
最初に、手首を手前に返していきます。その状態で肘を曲げます。
肘を曲げたら、そこから状態を保ったまま手をギューっと握っていきます。
そうすると握る筋肉、ちょうど前腕の前側の筋肉がグッと緊張してくると思います。
ハルナさん(以下「ハ」)「うん」
5秒間ぐらい保ちます。
グーっと力を入れて、5・4・3・2・1、リラックスしていきます。
これでバランスが改善するかチェックします。
右足で立って、バランスが安定したら目を瞑ります。最初より安定感があります。
最初はもっとフラフラな感じでしたが、これだけでもかなり変わっています。
皆さん「何だ、これだけかよ」と思うかもしれませんが、これだけでも変わってきたりします。
更に少し刺激を加えて、ハルナさんがどういう反応をするかチェックしてみたいと思います。
次に、反対の手、バランスが悪かった方と同じ側です。その手の指を思い切り反らしていきます。
順番にいきます。一回手を伸ばして、まず指をグーっとまっすぐ伸ばします。
次に指の間を開いて、手を反らします。
手首ではなく、手を思いっきりパーに広げて、広げたまま手首を反らしていきます。
このパーを開いた状態を保ったままです。すると今度は前腕の後ろ側の筋肉が緊張します。
開く、指を反らせる、5・4・3・2・1、リラックス。大丈夫ですか?
ハ「辛い」
ちょっときつかったかもしれないですね。
これでもう一回右足で立ってもらい、バランスが取れたら目を瞑ってもらいます。
結構安定しています。どっちの方が良いですか?両方同じぐらい?
ハ「こっち(反らす)の方が感覚がいいか。」
右手で反らした方は感覚が良い感じがしたと。
最後に両手でもう一回やってみましょう。
今度は両方の手を前に出してもらって、片手をグー、バランスが悪い方をパー。
グーの方を下に引いてくる、パーの方は上、これを5回行います。
1・2・3・4・5、リラックス。これだけです。
刺激を強くしすぎないというのがポイントです。
もう一回右足で立って、ゆっくり目を瞑って下さい。
ハ「立ちやすくなった!」
とても立ちやすそうです。最初はバランスが崩れていたと思いますが、今はバランスが変わりました。
このように、誰しもに効くとは言えませんが、
もし試してみて自分で感じられるぐらいの変化があるのであれば続けてみてください。
もちろん片方だけが良ければ、片方だけやってもらえればいいですし、
どの刺激が良いかは、自分で調整して続けてください。
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