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2023.01.13

  • 不調を治す
  • 身体能力を高める

首こりを根本解決するには三半規管を考える事

今回は、首が楽になる、首の問題を根本から解決する三半規管のトレーニングを紹介します。

三半規管について、はるなさん(以下、は)はどんなイメージを持っていますか?

は「バランス」

多分皆さんも三半規管ときくとバランスのトレーニングでしょ?と

思うかもしれませんが、実は違います。

僕たちは何もしなくてもバランスが取れています。

なぜバランスが取れるかというと、僕たちの三半規管が無意識に働いて、

自分の背中の筋肉や首の筋肉をまっすぐに保つからです。

だから多少ギャッと押されても、

は「結構押すね(笑)」

倒れないですね(笑)

これはなぜかというと、はるなさんの三半規管が正常に働いているとは言わないですが、

ちゃんと働いているからです。

そこでこの働きを考えて、皆さんにお伝えしたいことは、反射です。

これがどんな反射かというと、頸前庭反射です。

首と三半規管を結びつける反射です。

三半規管の働きが良くないと、首の働きが悪くなったり、

首の筋肉が働かなくなったり、そのうち首が痛くなったりします。

そんなときに首を揉んでも意味がないということです。

だから、この三半規管を鍛えることで首の動きが良くなるかも知れませんので、

今日はそのトレーニングを行いたいと思います。

首の調子いかがですか?

は「今日はマシだけど、何日か前にちょっと痛かった」

はるなさん、しょっちゅう首が痛くなりますね。

その時に思いましたが、多分はるなさんに必要なトレーニングの一つです。

皆さんに首を見せてあげてください。

は「首を見せる?」

違う、首の動きを(笑)

は「びっくりした笑」

セクシーな首を見せるのでは無く(笑)

毎回見てて思いますが、首を動かす時に体も動いているではありませんか。

要は首の動きを体で代償しているのです。

完全に首だけで動けていないので、首の筋肉の働きを良くしてあげることで、

もしかしたらこの首の動きも改善されてくるかもしれません。

今回行うトレーニングは「トリ」、はるなさんにはトリになってもらいます。

は「トリになる?」

何をすればいいのか、なんとなくこんなイメージです。

は「トリのマネをするってこと?トリのマネってこういう感じ?」

それはちょっと違いますね(笑)

僕がやりたいトリは、捕まえて持つときの動きです。

トリってこう持つじゃないですか。捕まえて持つとき、こういう動きをしませんか?

は「するする」

持って動かしても、頭の位置そのままではありませんか。

は「やったことあるの?」

ないです。

は「私得意だよ」

得意だよって何が得意なの?

は「トリをやるの」

自分がやるのは得意ではなくトリをやるのが得意なの?(笑)

は「そう、すごいやってたもん。畜産科だから」

はるなさんは畜産科だそうです。

三半規管のトレーニング1

まず何をするかというと体の動きに対して首を安定させます。

ケイゼンでも前庭頸反射でも何でもいいですが、そういう反射があります。

ここを刺激していくことで、首の動きが楽になるということをやってみます。

まず最初にやってもらいたいのは、足を肩幅くらいに広げて、

この状態で腕をブラーンブラーン、左右に足も使いながら。

は「痛っ」

狭いんだから。

これは何をしなければいけないかというと、はるなさんはカメラを見ないといけません。

そう。これでしばらく、首は動いちゃダメです。

首はカメラをまっすぐ見ます。本当は顔の高さくらいに何かあると良いんですけど。

軸を作りながら頭はできるだけ動かさないようにして、首から下を左右に捻ってあげます。

これが三半規管の働きです。

そのくらいで大丈夫です。

元のポジションに戻って、ちょっと首を動かしてみてください。

は「変わる?」

あまり変わらないですか?

は「言われてみればくらい」

今やってみて「変わった」「良くなった」という人もいると思います。

やりすぎも良くないので、何回か正確に動ける範囲でやるのがポイントになります。

三半規管のトレーニング2

次にそれをして良くならない場合は何をすれば良いかというと、

今度は腰を回すような感じで動いていきます。

腰は回すように動かしますが、頭はそのポジションのままです。

は「なにそれ?」

このパンダを見ながら。

は「足は動かしてもいいの?」

足は伸ばして、膝も伸ばしてください。

は「頭の位置を固定する感じ?」

そうそう、頭のポジションをそのままにします。

反対回りです。

は「難しい」

難しいと思います。足幅はもう少し閉じて出来ますか?

は「頭が動いちゃう」

出来るだけ頭の位置は固定したままです。自分で少し軸を作ってあげます。

体がクネクネ動いていますが、出来るだけまっすぐの状態で行います。

は「頭を固定して、下だけ回す?」

そうそう。少し力を抜いてリラックスします。そして自分の胸の前で手を組みます。

お尻だけではなく、ちゃんと体を回します。

首から下の背骨はまっすぐの状態で反対回りもし、たまに向きを変えてあげます。

やっているうちに上手くなってきたので、これくらいでいいと思います。

もう一回元のポジション戻って、首の動きを確認します。

これは良い?

は「これは良いね」

これは楽になりますよね。よかったです。効かなかったらどうしようと思いました(笑)

頸前庭反射を考えて首を動かしてあげると首が楽になるトレーニングが出来ます。

これは別に首の痛みや硬さを取ることだけではなくて、いろんなことの中でも

こういう三半規管が働いていることや無意識の反射が働いていることはとても重要になります。

だから仕組みを考えてトレーニングしていきましょう。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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