神経学トレーニング

個人セッション予約

会員専用サイト神経学トレーニング

BLOGブログ

2022.10.07

  • カラダマニアちゃんねる
  • 不調を治す
  • 脳と身体の仕組み

腰痛を根本改善!動けるカラダを手に入れる【前庭トレーニング】

今回は脳から考える腰痛についてお話ししていこうと思います。

腰痛になる原因なんですが、一般的には座っている姿勢が悪かったり、腰の動きが少ないせいで筋肉が固まってきてしまっているとかいわれるんですが、そうではありません。

脳から考えていくというのはどういうことかというと、筋肉を動かしているのは脳ですよねという話です。

腰の筋肉を緊張させるのにすごく重要な役割を果たしているのが、前庭脊髄路というものです。

この前庭脊髄路は僕たちのバランスを司っている三半規管、前庭器官という場所から始まっているんですが、ここの働きがよくないと、腰の筋肉に影響が出てきて、腰痛になったり足の痛みが出てきたりということが起こるわけです。

そこで皆さんには、腰痛を改善するために、この前庭器官、頭の動きやバランス、どちらが上か、どちらに進んでいるかなどを感じるここをトレーニングしていって、腰の具合がよくならないかということをやってみたいと思います。

それではまた春奈さんに登場していただきました。

今日は腰の具合はどうですか?

はるなさん(以下「は」)「腰は別に大丈夫」

腰は大丈夫ですか…

じゃあ企画を変えましょう(笑)

ではなくて、一度腰の可動域を見てみましょうか。

可動域チェック

前これ痛かったと思いますが、大丈夫ですか?

は「痛みはないです」

今は痛みはないということで、これからやっていきたいのは、前庭脊髄路という場所に刺激を入れていくんですけれども、どうしたらいいかというと、少しバランスに負荷をかけながら頭を動かしていくんですね。

僕たちの前庭器官、三半規管というのは、頭の動きを感知する器官なんですね。

バランスを感じる器官だからといって、バランスのトレーニングをすることが行われていたりしますが、水平移動や縦方向の移動、頭の傾き等が伴わないと前庭器官のトレーニングにはなってきません。

トレーニング

まず足をぴったりくっつけてもらって、この状態で目を閉じます。

最初にやってもらいたいのは、頭を左右に向けることです。

10往復くらいやります。

次に縦方向の動きをやります。

今度は右左に倒します。

はい、大体10回ずつくらいできたところで、気持ち悪かったりしないですか?

目を開けてもらって、これだけかと思うかもしれないですが、ここで1回可動域のチェックをしてみたいと思います。

ちょっとさっきより行きやすいように見えますが、自分で感覚はどうですか?

は「少し柔らかい感じがする」

少し良くなりましたかね。

今は頭を動かしただけで、見てわかった通り、若干バランスが不安定になるんですよ。

前庭脊髄路とはどういうものかといったら、頭が動くことによって、倒れないように立て直すという反射があるんです。

なので今度は身体の動きも少し使ってみたいと思います。

目を閉じて、足を広げて腰から左右に倒れます。

膝は曲がらないようにします。

出来たら目を開けて、今どうですか?気持ち悪かったりは?

は「気持ち悪くはないです」

でもちょっと簡単そうでしたね。

今度は足を閉じてやってみますか。

足を閉じて同じように左右に倒れます。

は「これはちょっと難しい」

難しいですよね。

ちょっと腰の動きも使いながらバランスをとってください。

次は前後にいけますか?

こんな感じで頭が水平移動、平行移動するような刺激を加えています。

OKです、では目を開けて大丈夫です。

多分このくらい刺激すれば大丈夫だと思うんですけど、もう1回テストしましょう。

は「少し柔らかい、やりやすくなる」

少しやりやすくなりますね。

ちょっと物足りないですね?

でははるなさんの場合には、右に頭を傾けて目を閉じます。

もう少し刺激を強くしたいので、予測できない刺激を加えていきます。

自分の動きは予測できますよね、そんなに反射は働かないんですよ。

なので、押してあげます。

どこから来るかわからない刺激に対して、バランスを保つということをトレーニングしていきます。

これでもう1回チェックします。

こちらのほうが良いですね。

今右に傾けてやったので今度は左をやっていきます。

では目を開けてもらってもう1回チェックします。

さっき右をやったのとどちらがよかったですか?

は「右のほうがよかったかな」

そうですね、僕もはるなさんは右だと思います。

こんな感じで普段刺激が足りていないほうは右と左では違ったりします。

なのでこのあたりは自分でチェックしていただきたいんですが、押してくれる人がいなくて自分でやる場合には、片足を上げて耐えてみるとかでもいいですし、ちょっと自分で工夫しながら刺激してみてください。

最初のやつでも大丈夫です。

普段から座りっぱなしの生活とか、あまり動きのない生活をしていると、筋肉への刺激が少ないだけでなく、前庭器官への刺激が足りなくなってくるんです。

なのでここに対して刺激を入れてあげるだけでも、腰の筋肉が働き始めて腰痛がよくなったり、姿勢がよくなったりということが起こってきますので、ぜひやってみていただければと思います。

カラダマニアちゃんねるではこんな感じで脳科学から考える身体の変え方をご紹介しています。

今日も見てくださってどうもありがとうございました。

よかったらシェアしてね!

List

この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

神経学トレーニング

神経学トレーニング

神経学トレーニング

関連記事

神経学トレーニング

神経学トレーニングで体を根本から変える

神経学トレーニングによって、原因不明のあらゆる不調を改善できます。
整体やトレーニング、そんな領域を超越した、あなたの脳と体を100倍のスピードで進化させる方法を提供していきます。

個人セッションの予約はこちらから

オンラインスクール会員専用サイト神経学トレーニング