2022.08.19
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自律神経の乱れを整えるストレッチ方法
あなたは自律神経のことをちゃんと知っていますか。
今回はですね、自律神経を整える最強ストレッチ2選ということでお伝えしていきたいと思います。
これからお話していく内容は、おそらくほとんどどの記事でも語られていないことですので、しっかり聞いて、僕のお伝えするエクササイズを実践してみてください。
自律神経の乱れとは
まず最初に皆さんにお伝えしたいのは、そもそも自律神経、そこについて皆さん正しく理解していますかということなんですね。
僕が思うに、原因がわからない不調、寝不足、よく寝れない、リラックスできない、それからお腹の不調であったりとか、体温調節がうまくいかない、そういったこと全て、原因が何かよくわからないなというもの全てを「自律神経の乱れですね」と言っているお医者さん・整体師さん・トレーナーさんがすごく多いんですよね。
ではあなたは自律神経のことをちゃんと知っていますか?というと意外とそうでもない方がすごく多いということで、僕はここでお伝えしていきたいのですが、そもそも自律神経とはどういうものかというと、よく知られているように、交感神経、副交感神経、このバランスから成り立っているものですよということになってきます。
そこに関しては皆さんよく知っていると思うので詳しく説明することはしないんですけれども、おそらく皆さんが知らないのは、自律神経の働きというのはどのように調整されているのかということなんですね。
これは神経系全般に言えることなのですが、僕たちの自律神経というのはインプット・解釈・アウトプットのプロセスを経て、最終的な身体の状態、今のコンディションの調節に関わっています。
つまり正しく今の身体の情報、自分は暑い状況にいるのか、寒い状況にいるのか、それからお腹がすいているのか、のどが渇いているのか、そういったことを感じられていなければ、そもそもちゃんと調節することはできませんよね。
そこには脳の解釈が加わってきます。
そういった感覚情報を感じて、自分はこれからどういうことをするのかな、例えば「これからすごく高い山を登らなければいけない」とか、目の前にすごい坂があって、「自転車でのぼらなければいけない」とか、それに備えて自分の心拍数を上げるとか、こういった脳の予測が関わってきて、自分の身体の本来は調整できないところ、無意識に調整している部分を調整していくという話になってくるんですけれども、最終的にそのアウトプットを伝える神経もありますよね。
そのアウトプットというのは主に脳幹の神経で行われていますね。
脳幹から出ている脳神経というのが自律神経に大きく関わっているのですが、それぞれの神経の働きというものが、自律神経をちゃんと働かせられているのかなということにも関わってきます。
ここまでお話して皆さんお分かりかと思うのですが、一概に自律神経の乱れといっても、ものすごく広く、広すぎるくらいの話になってくるんですよ。
今の話の中でも、インプットに問題があるのか、解釈に問題があるのか、脳の予測に問題があるのか、それを最終的な身体に反映させるアウトプットの神経に問題があるのか、自律神経の乱れですよねというのは、「僕は不調ですよ」と言っていることとほぼ同じ感覚の言葉なわけなんですね。
ここを説明しているのは僕がお伝えしている神経学トレーニングとかそういったものを学んでいただくとよくわかると思うのですが、そこをもうちょっと知りたい人は、僕のメルマガ登録をしていただけると特別な無料プレゼントがありますので、そちらを受け取っていただいて学んでいただければと思います。
今日皆さんにお伝えしたいのは、多くの人が不調を自律神経の乱れとして訴えていることというのは、「リラックスできませんよ」「うまく寝れませんよ」とかそういった状態だと思うんです。
そういった時に多く考えられるのが、副交感神経の働きが低下しているか、交感神経が過敏になり過ぎているような状態にあるというわけなんです。
そこで僕がお伝えしていきたいのは、副交感神経の最も大きな枝である迷走神経というものを刺激していくテクニックということになります。
これはすごく即効性があって、やっていくだけでその場で自分に効果を感じていただけるものですので、ぜひこれをツールとして、不調を根本から解消してくれるものではなく、皆さんが今感じている症状を改善するためのツールとして知っていただきたいという風に思っています。
最強のストレッチ2選+α
それでは早速お伝えしていきたいんですけれども、迷走神経を働かせる方法は、僕がお伝えしていくものは2つあります。
1つは眼球心臓反射というものを使うこと、そしてもう1つはちょっと難しいというか、人によっては危険かなと思われる人もいるので、気を付けて行っていただきたいのですが、頸動脈の圧感覚受容器を働かせるということになってきます。
眼球心臓反射を使う
まず1つ目、眼球心臓反射なのですが、これはすごく知られているテクニックで、目には三叉神経という神経がありまして、それが目の感覚を感じているのですが、そこの神経を刺激してあげると、迷走神経にも影響が出て心拍が下がったりとか、副交感神経系の働きが活性化されるということで、そういった反射があります。
これを使っていくと皆さん、リラックスした状態とか自分の身体の交感神経を少し鎮めることができますのでまずこれをやっていきたいと思います。
やり方はすごく簡単で、3分間なんですけれども目をこんな感じで目の形に指を作ってもらって目に当てていきます。
この状態でグッと軽く押し込むようにしながらしばらくずっとこのままでいます。
本当これだけですね。もうちょっと具体的にその効果を確かめたい人は最初に心拍を取っておいて、そのあとにこのように目を3分間くらいずっとただ押さえていくというそれだけなのですが、この状態で呼吸していけばいいのですが、そうすると心拍が下がって交感神経の働きが少し活性化されてお腹の具合がよくなってきたりとか、そういった反応が起こってきますからまずこれ1つやっていただきたいということですね。
頸動脈の圧感覚受容器を使う
それともう1つ使えるテクニックとしまして頸動脈の圧感覚受容器というものですね。
これは迷走神経の隣にある舌咽神経というものを刺激していくということになってきます。
隣り合う神経はお互いに影響を与え合うというそういった理論がありますから、頸動脈の圧感覚受容器を刺激してあげると迷走神経にも影響が出て同じようにして心拍が下がるという反射が起こってきます。
なのでこれはやり方をしっかり聞いてください。
両方で頸動脈を押さえちゃうと、脳へ血流が回らなくなってよくないことが起こりますので、それは避けていただいて、片側どちらか決めていただいてそちら側の脈をまず感じてください。
そこを軽く圧迫していきます。
これもやっている中で気分が悪くなったりとか意識が飛びそうになったりとかしたらすぐ外してほしいのですが、この状態で自分が大丈夫だと感じられる範囲でしばらく指をここにホールドしていきます。
動画的にはすごくつまらないので最後まではやっていかないのですが、これも大体3~5分くらい、「いい感じになったな」「リラックスできたな」という風に感じられたのであればそれでやめていただいて結構です。
なかなか両方でやるのは難しいですけれども、例えば目と頸動脈で合わせてやっていくと、結構自分の身体が落ち着くような感覚が感じられるのではないかなという風に思います。
よく売っているアイマッサージャーもいいです。最近流行りのもので目をマッサージしてくれるものとかもあるので、アイマッサージャーを付けて温めながら目をマッサージしてもらいながら自分で頸動脈を押さえる、血液を止めるわけではないですよ。
圧感覚受容器という神経を刺激してあげるだけですので、押さえておいてあげる、そうすると一気に自分のテンションがリラックス状態に入っていくのが感じられるはずです。
マインドフルネスを組み合わせる
さらに言うとそこにマインドフルネスを、ちょっとした瞑想を合わせていったりするとよかったりするのですが、一番簡単な方法というのが自分の呼吸に集中してあげるということですね。
それも何かをするわけではなく、ただ自分の呼吸、どれくらい吸ってどれくらい吐いているのかな、そういったものをただ感じていくということになってきます。
それも加えると3選になりますかね。
それをしながらアイマッサージャーをつけて、頸動脈を少し押さえて、自分の呼吸だけに意識を向けていく、これをするだけでおそらく皆さんが感じている「自律神経の乱れだな」という不調は結構なくなると思います。
それが例えば寝る前に「よく寝れないんですよ」というのであれば寝る前にやっていただければいいですし、「緊張しすぎちゃうんですよ」というときにもこういったテクニックは使えるということになってきます。
僕なんかも競馬の騎手で、結構緊張する場面というのがあったりするので、そういったときにちょっと使ってみたりもしていたりします。
そのような形で身体の仕組みを神経系から考えていくと、自分のいろいろな不調であったり、自分の身体というのはもっと自由になっていきます。
そのような感じで今日は自律神経を整える最強のストレッチ3選ということでお伝えしてきました。
ぜひこれを取り入れて、皆さんも自分の自律神経の乱れを整えてください。
今日も最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
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