片方のまぶたが重い。写真を見ると左右で目の開きが違う。眠そうに見えると言われる——眼瞼下垂は、まぶたそのものの問題だと思われがちです。
こんにちは、宮崎ほくとです。神経科学に基づいたトレーニングの資格を持つトレーナーとして、体を根本から変える方法をお伝えしています。
結論からお伝えすると、まぶたを上げる筋肉は「動眼神経」に支配されていて、これは目を動かす神経と同じです。だから目の動きが一方向だけ悪くなっていると、まぶたが垂れ下がることにつながります。この記事では「注視」=視線を一点に固定する機能をトレーニングして、まぶたの状態を変えていく方法をお伝えします。
⚠️ 眼瞼下垂には医学的な治療が必要な原因が隠れていることがあります。とくに急にまぶたが下がった、物が二重に見える、激しい頭痛を伴う、夕方になるほど悪化する——こうした場合は、動眼神経の麻痺や重症筋無力症、脳動脈瘤などの可能性があり、すぐに医療機関(眼科・脳神経内科)を受診してください。加齢や生まれつきのものでも、視野に影響が出ている場合は眼科・形成外科の相談対象です。この記事の内容は診断や治療の代わりにはなりません。
眼瞼下垂とは、そして僕自身の経験
今日は眼瞼下垂(がんけんかすい)に有効なトレーニング方法をご紹介していきたいと思います。
眼瞼下垂とは、片方の瞼が垂れ下がったりしている状態のことですよね。
僕自身も以前、右側の瞼がかなり垂れ下がった状態で、見た目的にもコンプレックスでした。しかし最終的に、トレーニングの中で治ってきたので、それをみなさんにご紹介したいと思います。
まぶたの神経は「目を動かす神経」と同じ
僕が勉強している応用神経科学の視点でいうと、瞼(まぶた)の神経は動眼神経(どうがんしんけい)といって、眼を動かす神経と同じ神経です。
ですので、眼の動きが一方向悪くなっていたりすると、瞼が垂れ下がることにつながります。
また、目の動きをよくしていくことは眼瞼下垂だけでなく、スポーツのパフォーマンスの向上や、普段の不調を減らす事にも繋がります。
注視のエクササイズ
これから行うエクササイズは、瞼が垂れ下がっている方の眼で行ってください。このトレーニングをやっていくことで体の動きも変わってきますので、その辺もチェックしていきます。
目の動かし方というのはすごくたくさんありますが、今回は注視機能というものにフォーカスしてやっていきます。
注視機能はめちゃめちゃ大事な機能で、眼を一か所に固定して見るという機能なんですけれども、これができていないと自分の姿勢を安定させるのも困難になります。心当たりありませんか?
⚠️ 目の運動中に気持ち悪くなる、物が二重に見える、頭痛がする場合はすぐに中止してください。
ステップ① スクリーニング — 行きづらい方向を探す
まずは、ペンを用意します。
ペン先を見つめ、目の前に肩幅くらいの円を描いていきます。その中で行きづらい方向を見つけて下さい。反対回りも行います。
これは最初のスクリーニングですので、必ずしも見づらい場所を特定できなくても構いません。
片方の瞼が下がっているという方であれば、反対の眼を隠して同じように行います。まず、見づらいところが見つかりましたね。
ステップ② 動きのテスト — 体幹のひねりを覚えておく
というのも、眼の動きっていうのは体の動きに反映されていきますので。まず最初に、ちょっと体の動きをチェックします。
目の前で手を合わせて、体幹を左右にひねります。
ステップ③ 注視トレーニング — 8方向を5秒ずつ
まず最初にペンを左手で持ちます。顔の前の上下左右斜めの8方向に持ってきて、ペン先に目線を5秒ずつ固定します。そして一カ所ずつ、カラダの動きでテストします。
1、2、3、4、5 でリラックス。まっすぐに戻って、カラダのテストをします。
なぜ体でテストするのか
こうやってチェックする理由は、普段うまく動かせていない場所に刺激が入ることで、体の動きが変わるからです。それがひとつの指標になります。ここになにかしらの問題があるということがわかります。
難しいのはテストの反応の見極めです。必ずしも可動域が広がるとは限りません。めちゃめちゃ悪い場合、体が固くなる事も起こります。そういう場所もリハビリが必要です。
眼瞼下垂の問題がある人であれば、この行きづらい部分が、皆さんのその問題の原因になっている可能性があります。
ここに視点を固定するということを、1日の中で何回もトレーニングします。
まとめ
- まぶたを上げる筋肉は動眼神経に支配されている。これは目を動かす神経と同じ
- だから目の動きが一方向だけ悪いと、まぶたが垂れ下がることにつながる
- 鍛えるのは注視機能=視線を一点に固定する力。これが弱いと姿勢の安定まで崩れる
- 手順は①ペン先を追って肩幅の円を描き、行きづらい方向を探す(反対の目を隠して)
- ②手を合わせて体幹をひねるテストを覚えておく
- ③8方向にペンを置き、5秒ずつ注視 → 一カ所ごとに体でテスト
- 反応は可動域が広がるとは限らない。逆に固くなる場所こそリハビリが必要
- 見つかった「行きづらい方向」に、1日に何回も視点を固定する
- ⚠️ 急なまぶたの下がり・物が二重に見える・激しい頭痛は、すぐに受診を
