2022.08.26
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頭痛を改善する脳神経学トレーニング

みなさんこんにちは。宮崎北斗です。今回は、皆さんに頭痛解消のアイディアをご紹介していこうと思います。
この記事の内容
頭痛の原因
まず、最初に知っておいていただきたいのは、その原因ですね。
多くの人が勘違いしているのは、頭が痛いとき、もしかして自分の脳になにかしら悪いことが起こっているんじゃないかな。そういう風に考える方結構多いんですけれども、安心してください。皆さんの脳にはなにも悪いことは起こっていません。というか、脳自体には痛みを感じる神経というのは存在しません。
髄膜(膜組織)による頭痛
僕たちが、じゃあ頭が痛いときの痛みの原因となっているのがなにかと思ったら、脳を包んでいる髄膜という膜組織、この部分に侵害受容反応という痛みの反応が起こることによって、僕たちはそれを痛みとして感じます。それを考えたときに、じゃあその膜組織はどういった神経に支配されているのか。これが大事になってきますね。
髄膜を支配する神経①三叉神経
まず、最初に三叉神経。感覚だったりとか顎の筋肉だったり、こういったものを支配してる神経、この神経の働きが悪いと頭痛として現れやすかったりもします。多くの人で起こっている事としましては、例えば歯科治療をした後に頭痛として現れたりとか。というのも歯の感覚も三叉神経で支配れておりますので、口の中で起こっている何かしらの痛みの感覚が頭の感覚、頭の痛みの感覚と勘違いされて頭痛として起こるということも多くあります。それだけではなく、例えばかき氷を食べたときなんかは、頭がキーンとしたりしますよね。こういったものもなぜかっていうと、口の中の温度感覚っていうのは、三叉神経の支配とつながるからなんですね。
髄膜を支配する神経②迷走神経
もう一つ迷走神経っていう、迷走神経はこの後ろ側の髄膜の支配なんですけれども、例えばお腹だったりとか、喉の不調だったりとか、こういったものも、実はその頭痛の原因になり得るところです。
頭痛改善のアイディア
今回はですね、そういったこともすごく大切なんですけれども、皆さんの三叉神経、迷走神経を全部チェックしていくのは、動画では無理なので、もう一つ大事なアイディアがありますので、それをご紹介していこうと思います。
後頭下筋による頭痛の改善
何かといいますと、実はこの髄膜一カ所つながっている筋肉がありまして、これを後頭下筋という風に言います。頭蓋骨の一番上と頸椎の1番2番を繋いでいる、小さい筋肉なんですけども、まあこの筋肉と接続することによって頭の動きの中でも髄膜のテンションを適切に保つようなそういった仕組みになっています。ということはですね、この筋肉の働きが良くないと、髄膜のテンションが適切に保たれてなくて、それも頭痛の原因になりうるということですので、後頭下筋の働きを取り戻していくエクササイズっていうのをやっていこうと思います。
ポイントは目の動き
この後頭下筋を考えるときに、もうひとつ大切なのは目の動きですね。というのも、この後頭下筋ちゃんと働くことによって自分の頭を、目の動きに対して頭を安定させる。そういった働きもありますので、皆さん自分のこの頭蓋骨の一番下にこうやって指を当ててもらって、これで目を動かしていただくと、この指の下で自分の筋肉、後頭下筋が動くのが少し感じられると思います。つまりこの目の動きと、この後頭下筋はこれも神経でつながっていますよ。そういった事なんですね。
チェック方法
ですから、もし頭痛がなかったとしても、最初に視力をチェックしてもらって、このエクササイズをしてもらうと、そのエクササイズの後に視力が変わったりもしますので、そういったチェック方法でこのエクササイズの効果を確かめていただいても、いいんじゃないかなという風に思います。
注意すべきこと
ひとつ注意点なんですけれども。まず、最初にこの筋肉っていうのは他の筋肉にくらべて、ものすごく神経の量が多い筋肉ですので、あまりこう強く刺激しすぎてしまうと、痛みが起こったり、なにか悪いことが起こりかねませんので、最初はテンションの度合いを10分の3くらいにしておいてください。そこから自分で大丈夫だなと思えば、徐々に力を強めて、って言う感じでやっていただければいいかなという風に思います。
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