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2019.09.14

  • 宮崎北斗blog

宮崎北斗ドイツ研修【9s structure in Germany】

宮崎北斗ドイツ研修【9s structure in Germany】

宮崎北斗ドイツ研修日記

今回、JRA騎手宮崎北斗はZ-health(ゼットヘルス)最初のアドバンスカリキュラムStructureを勉強するために、ドイツに行ってきました。
その様子を簡単な日記でまとめたのでどうぞ。

ドイツ到着

長いと思っていたが12時間のフライトは意外とあっという間だった。

今回はプレエコだったので余計に快適。
普段読めない脳神経の本を読みながら、気づいたら寝て、読んで、また寝て…….
気づいたらドイツに到着。
前のコースで友達になったケビンが空港まで迎えに来てくれた。
これから一週間、彼の家に滞在させてもらう。
家までの道は、速度制限なしアウトバーン
だけど混んでてとばせないのが残念。
ケビンの家は、デュッセルドルフ郊外にある。
煉瓦造りの建物が立ち並ぶヨーロッパの趣溢れる田舎町だ。
到着してすぐ近所の教会に連れて行ってもらった。
観光客が来るところじゃないけどすごく綺麗。
それからStairs to heaven と呼ばれる階段で高台に登り、ドイツを一望した。
周りに山が全然ない事に感動。

ケビンの家はマンションの一室。

田舎なのもあるけど夜は物音1つしない
ソファをベッドにしてもらい宿泊。
夜ご飯はケビンがパンにオムレツをのせた料理と、チーズを山盛り出してくれた。
 

Kensho「懸賞」

今日はケビンが仕事なので、最寄駅デュースバーグで降ろしてもらい1人でドイツ散策。
電車に乗ってケルンまで行く事にした。
ところが、いきなりケルンを乗り過ごし、フランクフルトとの中間の街koblenzに辿り着く。
逆方向の電車を待ってたところ、ナイジェリア人に話しかけられる。
「この電車はケルンにいくのか?」
多分この駅で1番聞くべきで無い人に尋ねているのだが……
成り行きでケルンまで一緒に行くことに。
ちなみにドイツの電車は全く時間どうりに来ない。
この電車も結局30分以上遅れて出発した。

電車の中ではナイジェリアの彼が、いろいろな話をしてくれた。

中国で偽ブランドの製作販売をしてた事。
それがナイジェリアでは良く売れる事。
今の仕事は、ヒューマンリソースマネージャー?
市場調査の仕事?みたいな事。

税金逃れをしている事。
Under the table (内緒のビジネス)としきりに言っていた(笑)

そんなこんなでケルンに到着。
結局3時間もかかってしまった。

とりあえず駅前の観光名所「ケルン大聖堂」を見学することに。

サグラダファミリアみたいだ!……..行ったことないけど。

その後ドラッグストアで、お土産にバスソルトを購入。
妻と義理の母には、リチュアルと言うオーガニックコスメブランドのフェイスパック。

まだ日本には来てないブランド!
ケルン観光の後は、ケビンの勤めるkensho トレーニングジムへ。
日本にインスパイアされたジムらしい。

という訳でジムの名前も日本語が由来。

Kensho とはどういう意味か聞かれたので「アンケートに答えるとプレゼントが当たるやつだよ!」って教えてあげた。
日本人の合気道師範代の認定証が飾ってあったが、漢字が間違っている。
管長ではなく館長だ。
ケビンのYouTubeチャンネル【 Kenosho TV 】 の撮影。
その後、ケビンの空手教室に参加した。
生日本人に子供達は大喜び。
即興で漢字の授業をすることに。
実は剣道部で空手もやってた私「守・破・離」を英語で説明してみる。
それをケビンがドイツ語に訳す。ちゃんと伝わってたのかな?まぁいいか。
親切にふりがなをつけてあげるも、日本語にはひらがな、カタカナもある事の方が彼らには謎だったみたい。
最後に漢字の名前をプレゼント。
サミ−ラ→三美等
キアラ→気洗
ニカ→二花
ユリアン→勇利安
ヨナス→世成
ベネット→べねっと
ヤン→矢ん?→やん
ケビン邸に帰宅。
妻に買ったリチュアルは、ケビンも愛用のブランドだった。
「試してみなよ!」と言われ、リチュアルのソープ「武士」で体を洗ってみる
ドイツ語で読めなかったけど、もしかしたらシャンプーだったかもしれない!

Structure 初日

朝ごはんはケビンが作るオートミールを牛乳で煮てフルーツを足した料理。
これがなかなか美味しい。
そして今日が本来の目的Structureの初日
平日は、高速が渋滞するので早めに家を出発した。
渋滞のアウトバーンを走る事約1時間半。

会場のブラックボックスに到着。

一番のりで、最前列を確保した。

Z-healthの創設者で講師のDrエリックや運営アシスタントのマイカに挨拶。
ロックテープのコースに紹介してくれたお礼を言った。
(Z-healthの推薦で、テーピングの会社ロックテープ日本支部設立のトレーニング講座をタダで受講)

初日は、感覚のテストとかなんやら。

【動き】には感覚がすごく重要な役目を果たしてる。
それぞれの受容体の話とか神経路の話とか、不足してる感覚をトレーニングする方法とか。
以前より英語力がついた感じは全くしないけど、慣れもあって「伝わればOK」英語でいっぱい質問出来た。
 
脳神経学を極めていくと、普段の動きなんかを見ただけで脳の中の状態が分かるようになるんだとか。すごい世界だ!
自分の体でも新しい発見がたくさんできた。
夜ご飯は日本でもお馴染みのサブウェイで。ただしサイズがデカイ。
時差ボケの影響もなく疲れで爆睡。

 日本食とは?

Structure 2日目

平日なのになぜか道路が空いていて7時半に到着。開始まであと1時間半もある。
空いてる時間YouTubeカラダマニアチャンネルを撮影
講義は、脳神経(脳幹からでる末梢神経)のテストと症状などを全カバー。
体への指令、体からくる感覚は、全て脳幹を通過する事から、脳幹はめちゃくちゃ大切。
この辺は、脳神経内科でもここまで細かく見ないよっていうレベル。
自分の問題や、苦手な動きがいろんなところで繋がっている事に気づけた。

お昼は「スシニンジャ」でタイカレーを食べた。

寿司屋でカレー(笑)

一緒にワークをしたウルフは、ケルンのお祭り《カーニバル》が大好きな大学の教授(スポーツサイエンス)みたい。

そういえば、ケビンもドイツで1番の運動系大学German sports university の卒業生らしい。

そういう人達にとっても、ここで教わる事は最先端なんだなと実感。
そりゃヨーロッパ中から来るわけだ。

夜は日本食レストランで。

オーナーはベトナム人。

トムヤムクンとチャーハンを食べた。日本食はどこに?

語源はロシア語

あっという間にストラクチャー3日目。
今日のメインは前庭神経核と、の動きの神経学。
前庭に関しては、最新の研究で分かって来た事が盛り盛りで面白かった。
精神疾患と前庭のつながりは本当に興味深い。
統合失調症や鬱、ほとんどの人が調べると前庭に病的な異常が見つかるんだって。
科学が現場に出るまで15年の歳月がかかると言われているけど、これからそういう精神疾患の治療も変わっていくんだろうな…….
私はそういった深刻な病気を経験した事はないけど、前庭のトレーニングを始めて、以前より精神的に安定した。
不安感とは、脳が自分を守る為のメカニズムの1つにすぎない。
お昼にポーランドの人と一緒になった。
私より英語が下手で少し安心。アクセントがキツすぎて何言ってるか全く分からなかった。
帰宅後も、2人で人体実験。
日本から持ってきた針のテープでケビンの右股関節、右脇の動きが改善した。
そういえば、ついにZ-healthの名前の由来が判明。

どうやらロシア語の

здоровье 
zdorov’ye
ズドローヴィア?のZなんだそうな。
その意味はhealth。
つまりHealth-health(笑)
Drエリックがロシアで学んだ事への敬意からこの名前をつけたみたい。うーんスッキリ。

果汁?加重?

ストラクチャーは今日でラスト。

8レベルモデルの講義。

感覚受容器、末梢神経、脊髄、小脳、脳幹、視床、島皮質、皮質。

1つの症状や、達成したい目的に対して、それぞれの部分の働きをチェックして改善していくメンタルモデル。
整体の手技とか一般的なトレーニングなんかを考えると、この8箇所の中では、限られた部分しか見てない事になるな。
面白かったのはスタッキング(加重)の使い方。
学校で勉強した人も多いと思うけど、現実世界ではこうやって使うんだよって言う話。
デモで出てきた右鼻臭覚ゼロの受講男性。
文章を音読しながら匂いを嗅いだらとたん……「レモンが匂う!」と叫ぶ。
これが臭覚の神経路への「空間的加重」
驚きでしかない。
お昼はベトナム料理のレストランでフォー。

Drエリックと写真を撮ったり、ラストを満喫した。

最後になって、またいろんな人と話ができた。

ケビンとは今日でお別れ。ホテルまで送ってくれた。

お互いに英語がそんなにペラペラじゃないけど、ずっと話してたから、英語の特訓にもなって良かった。

成田台風の影響で

フライトは夜の8時少し時間があるので今日はゆっくり。
ホテルの朝食バイキングのハムとチーズとパンが異常に美味しい事に気づく。
普段は「米派」の僕もついつい食べすぎてしまう。
デュッセルドルフ市内をうろうろした後、夜の8時の便で日本に帰るはずが、まさかの台風で欠航。
翌日の同時刻に繰り越しに……

全然期待してなかったけど、ANAがホテルを用意してくれた。

しかも三食付きの高級ホテル!ラッキー!

そして今度こそ本当に最終日。
朝ご飯のバイキングは、昨日の朝食を更に上回る物だった。
体重が心配。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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