お尻から足にかけて走る坐骨神経痛や、なかなか取れない腰痛。じつはその原因が「神経のコンディション」にある場合、神経そのものをストレッチしてあげると、驚くほど楽になることがあります。
こんにちは、宮崎ほくとです。今回は坐骨神経痛・腰痛に効果的な、神経&脊髄のストレッチを、前回よりわかりやすくご紹介します。
神経ストレッチが効くのはどんな時?
神経ストレッチが効果的なのは、神経が周りの筋肉や骨に圧迫されて、局所的に血流や伝導率が悪くなっている状態のときです。神経にもう一度テンションをかけて動かしてあげると、神経の働きが回復し、その結果として痛みが取れることが起こります。
ただし順番が大切です。もともと神経のテンションが高すぎる(引っ張られすぎている)ことが痛みの原因の場合、そこにさらにテンションをかけると痛みが強まることもあります。
そこでまずは神経のテンションを緩める(たわませる)方法を試し、それでも取れない場合に神経をストレッチする方法へ進む——この順序がおすすめです。
① 神経をたわませる(テンションを緩める)
今日は左側で行います。台を用意し、波止場の船乗りのような格好を取ります。左側なのでまず右を向き、右足は爪先立ちに。掴まれるものがあると安定します。

骨盤を少し反らせ、背骨もそらして、乗せている足と同じ方向に体を倒し、できれば同じ方向に捻ります。こうすることで脛骨神経・坐骨神経が全体的にたわんだ状態を作れます。



② 神経をストレッチする
台は低めの方がやりやすいです。足の先に壁があれば引っ掛けられて理想的。足を乗せて足首を反らせ、外に向けます。このとき足自体は正面を向いたまま、足首の位置だけこのポジションにキープします。


ここまできたら腰から丸めて、グーッと前に。すると足の裏全体にピリピリとした神経の感覚が出てきます。それ以上強くいかず、頭を少し倒すとテンションを感じられます。


その状態でお尻の筋肉を縮めると、神経へのテンションがぐっと強まります。テンションが抜けてしまう人はポジションがずれているので、姿勢を保ったままお尻を縮める→戻すを繰り返します。さらに右に倒して戻す、できる人は右の骨盤を持ち上げて戻す、と動かしていきます。



立ち上がって変化を確認
何回か行ったら立ち上がって動いてみてください。痛かったところを確認すると、神経の働きが良くなって痛みが取れていることが多くあります。


痛みが強まる感覚があれば無理をせず、まずは”たわませる”方から。腰の動きを良くしたい時にも使えますが、特に坐骨神経痛があるときにぜひ試してみてください。
まとめ
- 神経が圧迫され血流・伝導が悪い時に神経ストレッチが効く
- 順番が大切:まずたわませ→取れなければストレッチへ
- 船乗りの姿勢で脛骨神経・坐骨神経をたわませる
- 足首を反らせて腰から丸め→頭を倒し→お尻を縮めるでストレッチ
- 痛みが強まる時は無理をしない。立って動いて変化を確認
