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2023.03.13

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頭痛を改善する脳神経学トレーニング

皆さんこんにちは、宮前北斗です。

今回は皆さん頭痛解消のアイデアをご紹介します。

まず、知ってほしいことはその原因です。

多くの人が勘違いしているかもしれません。

頭が痛い時、「もしかして自分の脳に何かしら悪いことが起こっているのではないかな?」

と考える方が結構多いのです。安心してください。皆さんの脳には何も悪いことは起こっていません。

脳自体には、痛みを感じる神経は存在しません。

それでは、頭が痛いときにその痛みの原因となっているのは何だと思いますか?

脳を包んでいる髄膜という組織、この部分に侵害受容反応という痛みの反応が起こることによって、

僕たちはそれを痛みとして感じます。

そのことを考えたときに、膜組織はどういった神経に支配されているかが大事になります。

まず三叉神経の感覚であったり、顎の筋肉であったりを支配している神経、

この神経の働きが悪いと頭痛としてあらわれやすいです。

例えば歯科治療をした後に頭痛としてあらわれることがあると思います。

歯の感覚も三叉神経で支配されているので、口の中に起こった何かしらの痛みの感覚が

頭の感覚、頭の痛みの感覚と勘違いされて、頭痛として起こることも多くあります。

それだけではなく、例えばかき氷を食べた時、頭がキーンとすることがあると思います。

なぜ起こるかというと、口の中の温度感覚は三叉神経の支配の一つだからです。

もう一つ、迷走神経は後側の髄膜も支配ですが、例えばお腹や喉の不調も、

実は頭痛の原因になりうるということです。

今回は、そういったこともすごく大切ですが、皆さんの三叉神経、迷走神経を全部チェックしていくのは

難しいので、もう一つ大事なアイデアをご紹介していこうと思います。

何かと言うと、実は髄膜に一箇所繋がっている筋肉があり、これを後頭下筋と言います。

頭蓋骨の一番上と、頚椎の一番二番を繋いでいる小さい筋肉です。

この筋肉と接続することで、頭の動きの中でも髄膜のテンションを適切に保つような仕組みになっています。

なので、この筋肉の働きが良くないと、髄膜のテンションが適切に保つことができず、

頭痛の原因になりえます。

これから、後頭下筋の働きを取り戻していくエクササイズを行いたいと思います。

後頭下筋を考える時に大切なのは目の動きです。

後頭下筋がちゃんと働くことによって、自分の頭を目の動きに対して頭を安定させる働きもあります。

皆さん自分の頭蓋骨の一番下に、指を当ててもらい、その状態で目を動かしてください。

指の下で自分の筋肉、後頭下筋が動くのを少し感じられると思います。

つまり、目の動きと後頭下筋は、神経で繋がっているのです。

ですから、もし頭痛がなかったとしても、最初に視力をチェックしてもらい、このエクササイズをしてみてください。

そうすると、エクササイズの後で視力が変わったりもするので、

そのようなチェック方法でこのエクササイズの効果を確かめることもできます。

一つ注意点があります。

まず、この筋肉は他の筋肉に比べて、ものすごく神経の量が多い筋肉です。

そのため、強く刺激しすぎてしまうと逆に痛みが起こったり、何か悪いことが起こりかねません。

最初はテンションの度合いを3/10ぐらいにしておいてください。

そこから自分で大丈夫だなと思えば、徐々に力を強めていくようにしてください。

この記事の内容

エクササイズ

それではエクササイズをはじめます。やり方はすごく簡単です。

ちょっと頭のポジションで何個か動きがあるので、それをじっくり覚えてから試してください。

まず、椅子など何かに座って、できるだけ高く良い姿勢を保つようにします。

その状態で今どちらかに頭痛があるようであれば、最初は頭痛がある方で行っていきます。

この頭痛がある方、頭が痛い方に対して、首の付け根、頭蓋骨の付け根から傾けていきます。

この時に首全体で倒すのではなく、頭のてっぺんだけで傾けていくのがポイントです。

このポジションを保ったまま、頭を同じ方向に向けていきます。

ですから、同じ方向に向けていきます。

このまま顎を出すようにしながら、上を向いていきます。

そうすると、倒した側の先ほど触った後頭下筋に、ぐーっと強い筋肉の緊張を作れるのではないかと思います。

もしこの緊張を感じられない場合は、少し頭のポジションを倒してみたり、

もう少し捻ってみたりなど調整して、まずはこの筋肉が少しぐって縮む感覚を見つけてください。

見つかったら、5秒間キープしていきます。

このまま少しその緊張を強めるようにしながら、5,4,3,2,1でリラックス。

今度は反対側に倒して少しストレッチしていきます。

もう一度高く良い姿勢を保って、頭のてっぺんから今とは反対側に頭を倒して、

この状態で頭を前に倒し、顎を少し引いてくると、ここが少しストレッチすることができます。

5秒行い、少しストレッチして、今感じていた頭痛はどうかを感じてみてください。

もしこれで効果を感じられなかった場合は、

必ずしも左側が痛い時に左をやった方がいいというわけではないので、

同じことを右側でもやってみたいと思います。

まず、同じように痛い方と反対の方に頭を倒して、同じように頭を同じ方向に向けて、

そのまま顎を出しながら上を向いていきます。

上を向いて頭の位置を調整しながら、筋肉の緊張を感じたら、

そこで少し緊張を強めるようにしながら、5秒間5,4,3,2,1でリラックス。

同じように頭を反対に倒し、前に倒して顎を引いて少しだけ伸ばしてあげます。

このようなエクササイズと少し頭の後ろをマッサージしても良いと思います。

今、頭痛の感じはどうかな?というのをもう一度比べてみてください。

頭痛がない方の場合であれば、最初にチェックした視力をもう一度チェックしてください。

チェックできる人は目の動きが良くなっていないかも見ると、効果がわかりやすくなっています。

今日は後頭下筋のエクササイズ、後頭下筋をもう一度使えるようにしていく方法をお伝えしました。

頭痛の原因も様々なので、これで必ずしも治りますよとは言えませんが、

これからも少しずつ頭痛解消のアイデアはお伝えしていきたいと思います。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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