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2023.03.03

  • 脳と身体の仕組み
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開脚なんて楽勝。まだストレッチ頑張ってるの??

今回は、一発で股関節が柔らかくなる方法をご紹介します。

皆さん股関節を柔らかくしたいと思ったことはありませんか?

お風呂上がりに頑張ってストレッチしている人が多くいるかもしれませんが、

実はそれでは物足りません。

股関節、特に開脚の柔らかさを考えたときに、硬くなっている筋肉は内転筋群です。

この内転筋群を柔らかくしていくのに、すごく大切な筋肉があります。

皆さん「筋膜」と最近よく耳にするかもしれませんが、

この筋膜のコネクションで繋がっている筋肉を柔らかくしていくことで、

股関節も一緒に柔らかくなっていきます。

その筋肉は、ほとんどの人が硬くなっていて、使い方を忘れがちです。

特に女性で出産したことのある方や男の人はこの筋肉が全く動いてない可能性が高いです。

ですから、そこの動きを取り戻し、柔らかくしていくと、股関節も一緒に柔らかくなります。

何かというと、皆さん多分お気づきかもしれませんが、骨盤底筋群という筋肉です。

どういう筋肉かを骨格模型でご説明します。

こちらは骨盤です。この骨盤の底の尾骨と恥骨・恥骨結合、そして両方の坐骨を結んだ線で

立体的なひし形が作れます。ここにある筋肉群を骨盤底筋群と言います。

この筋肉が多くの場合硬くなっているので、ここの使い方を取り戻していきます。

開脚チェック

それでは始めていきましょう。ハルナさんは股関節の硬さが気になったことはありますか。

ハルナさん(以下「ハ」)「気になるね(笑)」

気になるので、最初に開脚のチェックしてみますか。手を前に倒していきます。

やっぱり普段から運動をしているので、悪くありません。

けれどももう少し柔らかくしていきましょう。

馬乗りはやっぱり股関節が柔らかくないといけないので、すごく大切です。

これから骨盤底を意識して、僕のお気に入りですごく好きなポーズがあり、

それを試してもらいたいと思います。

エクササイズ

まず寝そべって、自分で膝を抱え、膝を持ちます。そのあと膝をパカッと外に開き、肘を落とします。

ハ「結構開く。」

楽に広げられるところまでお願いします。今痛いですか?

ハ「痛くない」

痛くないそうです。普通にリラックスしてパカッと開いていけば良いです。

膝を伸ばして、手はぶらーんと乗っけるような感じです。

これで意識してもらいたいことは、まず背中全体が床につき、骨盤が丸まってないことです。

つかない人は、もう少し骨盤を前傾させ、腰を少しだけそらすような感じにしてください。

でも力を入れて反らす必要はありません。

グーっと背骨を伸ばす感じで、少し骨盤を前傾させてあげます。

今感じてほしいのは、先ほど触った部分です。坐骨の間そして恥骨と尾骨の間です。

自分でわからない人は、お尻の骨はわかると思います。尾骨です。

坐骨はお尻の左右にある硬い骨で、あと尾骨です。そして前側は大事な部分の下あたりです。

そのあたりを触ってもらって、この部分を結ぶ四角形(ひし形)をイメージします。

これからやってもらうことは呼吸してもらうだけです。

最初息を吸いながら、このダイヤモンドが広がるイメージをしながら息をしてください。

実際に広がっています。最初はそのイメージが難しいので、できるだけ長くゆっくりと吸っていき、

骨盤底をリラックス、リラックスします。

皆さん、筋トレは力を入れることばかりでトレーニングしていますが、

実はこの筋肉の力を抜くことも、僕達の大切なスキルの一つです。

そうすると少しリラックスしてきませんか?

ハ「うん」

出来たら、今度は逆にこの骨盤底を少し縮めていきます。これは難しいと思います。

骨盤底が元々緊張している人は、もう一度その緊張状態を作ってあげることによって、

リラックスしやすくなります。

元々硬くなっている人の場合でも、この緊張していくことをやってあげることが大事です。

今度は吐きながら、できるだけ吐く息に合わせて、グーっと力を入れて縮めて持ち上げます。

かなりムズ痒いような「何だろうこの感覚は?」という感じでやってもらえれば正解です。

「どこに力を入れたら良いのか分からないな」みたいな感覚があったら、多分それは出来ています。

とりあえず最初に意識しておくことが大事です。

どんどん慣れていくに従ってその感覚が出てきて、これは今縮まっているな・広がっているなといった

感覚が皆さんも分かるようになります。

次に広げていき、呼吸してる中で何回かやっていると思いますが、出来るだけ息を吸って広げます。

この動作を長くしてあげ、しっかり行うようにします。

そうするとお腹からゴロゴロゴロと音が聞こえるかもしれませんが、

これは腹膜やお腹を包んでいる筋膜など全体的にリラックスしてきたという証拠です。

もう大分良いと思うので、起き上がってください。もう一回、開脚のチェックをします。

良いですね、全然違います。どういう感覚ですか?

ハ「柔らかくなっている!」

柔らかくなりましたね、最初の体の硬さと比べてどうですか?

ハ「痛くない!」

痛くない、ハルナさんも良かったということです。

見た感じも結構変わっていると思いますが、

ただ単純に開脚と言っても頑張ってストレッチをすれば良いわけではありません。

やはり体の仕組みを知りながら、色々行うことで変わっていくことが多くあります。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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