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2022.09.28

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「肩が後ろに回らない…」は顔から治る!?ストレッチを越える神経学トレーニング

今やりながらフワーって…

こんにちは、宮崎ほくとです。

今回のカラダマニアちゃんねるは、僕がどんなふうに神経学を使って身体の問題を改善していくのかというのをお見せしたいと思います。

今日は、画家として活動されている小西さんにお越しいただいて、一緒にセッションしていこうと思います。

小西さんよろしくお願いいたします。

今日は肩が痛いんでしたよね?

小西さん(以下、小)「動きが悪いのと、痛みは今はないですが、特定の動きをするとすごく突っ張る感じがします。」

その特定の動きを見せてもらってもいいですか?

腕を後ろに回す動きが痛いということで、他にも実はいろいろ聞いていて、顔の感覚の問題とかがあったりする、もしかするとその顔の感覚の問題というのが今の肩関節の動きと関連しているのではないかという風に僕は考えるので、そこを改善していきたいと思います。

顔の問題というのは、三叉神経の働きの問題なんですね。

歯列矯正だったり、歯科治療をたくさんしてきているということで、もしかしたらそれが三叉神経、そして網様体の働きに影響しているのではないか。

さらにその網様体という場所が、全身の腹筋群と伸筋群のトーンを調整している、緊張具合を調整している部分ですので、そこの働きを改善したらもしかしたら肩の動きがよくなるのではないかということで試していきたいと思います。

顔の感覚のチェック

まず最初にやっていきたいことは、顔の感覚をチェックしていくんですね。

目をつぶっていただいて、左右の差を教えてほしいんですね。

眉の上、頬、顎のラインを刷毛で撫でます。

小「左のほうが強い」

左のほうが強いということで、感覚もいろいろ違いますので、今度はバイブレーションで同じ場所を触ります。

小「左のほうが強い」

左のほうが強いんですね。

今のが三叉神経主知覚核という場所の感覚になってきます。

次に三叉神経脊髄路核として、冷たい感覚、冷感温感、それと針の感覚、こういったものを見ていきます。

こうやって見ていくと完全に左側に問題があるような感じですね。

実践

ではこの感覚の問題を改善していくのにどういうことをしていくかというと、三叉神経は実は顎の動きとかも司っている、コントロールしているんですね。

右側で歯科治療が多かったりしますか?

小「はい」

顎をグッと嚙んでみて、すると右側のほうが若干力が入っている感じです。

こうやって見てみても左側のえらが張っているような感じ、左側の筋肉が発達しているような感じなので、ちょっとこれを右の奥の、歯科治療したあたりで噛んでもらっていいですか?

グッと嚙んでください。

噛んだところでもう一度感覚を見ていきます。

嚙みながら刷毛で眉の上、頬、顎のラインを撫でます。

小「同じ(感覚)」

ちょっとライトを照らして動かしてあげると、顔の感覚とか他の感覚もそうなんですけれども、感じているのは頭頂葉という場所なんですね。

光を当ててあげると、下側からの視野からの刺激というのは視放線というところの関係で、左側の頭頂葉の刺激になってくるんですね。

顔の感覚の場合には、両側の皮質だったりするんですけれども、例えばライトを当てつつ感覚を見てみるとどうでしょう。

小「さっきより全然感じます」

これで顔の感覚のリハビリみたいな形になります。

さっきより全然いいですね。

反応速度も速くなっていて、自分でどっちかなわからないなという感覚がなくなってきていますね。

なので、このような感覚の変化が起きるということで、こうやって三叉神経の感覚を改善してあげると、腕の動きどうですか。

小「なんか今やりながらフワーって」

抜ける感じがありました?

さっきより腕が後ろにいってますよね。

小「ちょっとまだ肩の辺が張ってやりにくいですけど、やりながら」

特に三叉神経の感覚、今日から始まる橋網様体脊髄路というものの働きで、伸筋群の働きを活性化してくれたりしますので、今の動きだと後ろに行く動きですね。

なのでその動きが少しやりやすくなったりしたのかなと考えられますね。

まとめ

こんな感じで、肩はいじっていないんだけれども、肩の動きとか痛みの問題が改善できたりします。

そして、これは何が肩をいじって肩の筋肉をほぐしたりするのと何が違うのかというと、問題をもっと根本的に解決していけるということなんですね。

どんなに肩をほぐしたりしても、根本的な筋肉の緊張度合いを調整している場所とかの働きが戻っていなかったりすると、どうしても何回もほぐしたり何回も鍛えたりとかしても筋肉の状態というのは定着していませんから、根本的な脳の問題を改善してあげると、いろいろなことが芋づる式に解決しやすくなってくるということで、こういうことをいろいろやっています。

今日はちょっと僕のやっているセッションの一部をお見せしたんですけれども、こんな感じで神経学を使ったトレーニングというのは行なうことができます。

これだけではないんですけれども、自分の顔の感覚とか試していただけたらなという風に思います。

ちなみになんですけれども、今小西さんが着ているこのTシャツ、こちらオーダーメイドでこういったデザインを小西さんが作ってくださるサービスをやっていますので、ぜひそちらのほうも直接メッセージいただければなという風に思います。

今日は最後まで見てくださってどうもありがとうございました。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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