2022.11.25
- 脳と身体の仕組み
- 身体能力を高める
疲れを吹き飛ばす呼吸法「エナジードリンクより効く!」【脳科学】
今回のカラダマニアちゃんねるは皆さんの疲労感、今感じている疲労感をその場で解消していく、そんな方法をご紹介したいと思います。
「日中で何をしてても怠いな、ちゃんと休んだはずなのに眠気がとれないな。」そういう方は多いと思うんですが、これはどこでも出来てその場で皆さんのエネルギーレベルをもう一度上げてくれる、そんな呼吸法になっていきます。
ところで、あなたは疲労感という物に関して誤解していませんか?
「疲労って体が休めって言ってるサインじゃないの?それは今休まなければいけないんじゃないの?本当は休むのが一番良い方法なんじゃないの?」と思う方も結構多いと思うんですけれど、これは違います。
疲労感とは、感情です。
全く同じ出来事に対しても、悲しい・嬉しい・楽しいなどの感情的な反応は人それぞれです。
疲労感も同じで、同じ体の感覚に対して、自分の脳がどんなふうに反応しているか、それが人によって異なります。
これからご紹介する方法は、そんな脳の反応を変えてあげる方法になります。
この方法を覚えておくだけで、皆さんどこでも使えるツールとして持っておくことが出来ますので、ぜひ最後までスキップしないで見てください。
エクササイズ
それでは、これからエクササイズを始めていこうと思います。これからご紹介する呼吸法は、バーストブリージングという方法です。
どういう方法かというと、短く速く、息を吸って吐くことを繰り返していく。ただそれだけなんですけれども、やり方にちょっと特徴があります。鼻で思い切り息を吸って口で吐く。鼻で吸って口で吐く、ちょっとやってみますか。鼻で吸って口で吐く。
はるなさん(以下「は」)「どのくらい吸うの?」
吸う量は、出来るだけ大きく吸って。今ゆっくりやってるんですけれども、皆さんに最終的にはこうやってほしいというのを最初にお見せします。
(吸う・吐くを早く繰り返す)結構これが難しい。
は「どっちで吐いているのかわからなくなる。」
そのうち、どっちでやってるのか分からなくなってきたりするんですけど、これやっていくと何がいいかっていうと中脳水道周囲灰白質っていう脳の場所があって、そこがね交感神経の発現というか交感神経を活性化させることにすごく大きな役割を果たしています。
この呼吸では、その部分を刺激します。
疲れてる・怠いな・重いな・体が動かないなという時は、副交感神経が働き過ぎている時が多いので、この呼吸で交感神経を活性化させてあげると、もう一度動けるようになります。
最初の練習方法なんですけれども、今やっているような感じで、まずゆっくり思い切り鼻で息を吸って、口で吐く。口を閉じてもう一回鼻で吸う、こんな感じで徐々に徐々に速くしていきます。上手くなってきましたね。私が喋っている間に練習してください。今ちょっとやっただけで、こんな感じで上達出来ます。
30秒ぐらいやったところで、最初に来た時の感覚と比べてどうですか?少し頭が働き始めたなという感じがありますか?
は「頭がすっきりした感じがする」
この呼吸をしてあげると、こんな感じですぐにその場で自分のエネルギーレベルが上がります。
この方法なんですけれども、実はいろいろな研究で証明されているような事もありまして、例えば短く吐いて鼻で息を吸うことで、起立性低血圧といういわゆる立ちくらみみたいなそんな症状を改善できる、そういうことを証明した研究があったりします。
是非疲れたけど動かなきゃ!っていう時に試していただければなと思います。
カラダマニアちゃんねるでは、こんな感じで本当に使える体の知識を解剖学・生理学・神経学を元にお話していきますので、もし気に入りましたら、チャンネル登録・高評価もよろしくお願いします。
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