神経学トレーニング

個人セッション予約

会員専用サイト神経学トレーニング

BLOGブログ

2022.11.01

  • カラダマニアちゃんねる
  • セルフハック
  • 身体能力を高める

【徹底解説】最高のコンディションを手に入れる方法。

今回は絶好調になる方法ということでお話ししていきたいんですけれども、絶好調になりたい、なぜこんな話をするかというと、僕は騎手、アスリートとして生計を立てているんですが、その中で普段の自分のコンディションや体の状態、頭の働き方、そういったものがパフォーマンス、日々の生産性に繋がってくるということを実感しているので、それを皆さんにお伝えしていきます。

と言っても、これはアスリートの為だけではなく、皆さん誰しもが自分の体を使って生計を立てていますので、この考え方を知ってもらって日々のコンディションそして生産性を高めていただければと思います。

まず始めに、なぜ僕が皆さんにこんな事をお伝えするかと言うと、僕は昔からアスリートとして才能があるタイプではありませんでした。

中学の時は、体育の成績も2か3くらいしか取ったことがなく、むしろ他の人より運動能力的にいったら低いくらい。

年齢的には高校生くらいの時期から腰痛を持っているなど、あらゆる点で、平均点よりも下のところからスタートしているんですね。

その分他の人よりもカラダの事に関して勉強し試行錯誤してきました。どうしたら、カラダのパフォーマンスを高められるか?良いコンディションになれるか考え続けてきました。

ですからその視点からお伝えできることがあるという風に思っています。

僕は、アメリカに行って神経学を勉強したりしていますが、基本的に考えなければいけないのは、目標とする事は人それぞれあると思いますが、僕たちは最終的には有機体ですので、その性質には抗えない事です。

その中でも、もっとも重要な性質それは、僕たちの行動の基準として現れています。

脳が何よりも優先する事、それは、今この瞬間を安全に過ごすという事です。

体に起こるいろいろな反射、例えば物音がした時にビクッとしたり、音がしたほうを見たりしますよね。

急に手を伸ばされたら筋肉が緊張することなど、全て体を守るための反応です。

そして、体を守る反応は、「生き残り」意外の事の多くを犠牲にしますから、感覚としてはあまり心地良くはありません。

僕は子供がいるのですが、彼らに顔を無造作にいじられると、反射的に首や肩をすくめたり、払い除けたくたります。

理性の部分で彼らの事は大好きなのですが、生理学的な反応でそういうことが起こります。

つまり、顔と言う大事な部分を刺激されるのは嫌なんです。

この様に、体を守る反応というのは基本的に不快なものです。

痛みとか不調そういったものも

実は体を守る反応の1つです。

筋肉が硬くなってしまう、肩がこる、会社行きたくないなどの感情…

これらも体を守る反応です。

ですから無意識の脳が、体を守らなくちゃと思っている時には、色々な不調を感じるし、気分的にも優れないだろうし、それ以外の事にはなかなかエネルギーがまわらなくなります。

裏を返すと、脳が自分は比較的安全と認識している状態、それがコンディションが良い状態と言えます。

では何を基準に体を守る反応が起こるかというと、一言で言うと、これはストレスです。

ストレスとは言いましたが、基本的には生きて行動していけばすべてがストレスになります。

例えばトレーニングなどもストレスです。

筋肉にストレスを与えて、成長を促す訳ですから。

では、問題になるストレスは何かというと「そもそも体に危害が及ぶ可能性があるストレス」と「脳がどう反応していいかわからないストレス」です。

外部からの刺激に対して、どんな反応を起こせば自分の安全を確保できるのか?分からない。

そんな時、筋肉を固めたり、痛みを出したり、不快な感情を認識するなどの反応が起こります。

ストレスにはどういったものがあるかというと、対人関係、睡眠不足、運動不足などなど、あげ出したらキリがありませんが、これらはまとめると「感覚情報と脳の解釈」と言えます。

例えば…

・人から嫌なことを言われる

これはストレスですが、聴覚情報と音の解釈です。

・目の前に刃物を持った人がいる。

これもストレスですが、視覚情報で認識するストレスです。

・自分の足元から毒クモが這い上がってくる。

これもストレスですが、皮膚感覚と視覚情報、そして毒蜘蛛と言う認識からのストレスですね。

こういったストレスは自分の感覚情報を元に感じています。

これらが危険な状況である事は間違いありませんが、同じ様な状況で、ストレス反応が起きる局面を考えてみましょう。

・友人が自分をちらっと見ながら、コソコソ話している。

・近所で連続殺人が起こり犯人はまだ捕まっていない。

・何かはわからないけど、首筋を這い上がってくる感覚がする。

そう。これらは、実際に自分に危害が及ぶ可能性があるか分からないけれど、何が起きているか十分に認識できていない状況です。

そうです。脳にとって分からない事は実際に危険なものと同じくらい危険として認識しているのです。

そこで、この考え方を理解してあなたができる事は、脳にとって「分からない状況」をなくしていく事です。

とはいえ、それが人生とも言えますね。様々な事を経験して成長していく…と言う。

でも、僕が伝えたいのはそうではなくて、自分のカラダの感覚に対して、もっと正確に認識できるようにしていくと、痛みや不調が減って普段から良いコンディションを保てる様になるという事です。

ですから僕が紹介しているトレーニングは、ある意味全てがこの視点を基に行われている事になります。

ひとつ簡単なデモンストレーションをしましょう。

これは三半規管の感覚の精度を見る方法です。

片足立ちになって目を閉じて右左向いてみましょう。その時に自分がしたいことはバランスを保つことですよね。

しかし多くの場合、どちらかを向いたときにバランスが崩れて倒れてしまう、この状態は三半規管からの刺激、ストレスに対して自分がどうしたらいいかわからない、無意識のレベルでどのように反応したらいいかわかっていない状態です。

皆さん生活していて当たり前に振り向いたりすることありますよね。

そういう時、今は片足立ちでしたが、歩きながらでも微妙にバランスが崩れたりしているわけです。

この微妙なバランスの崩れを立て直すのに、必要以上に体に負担がかかっている…なんて事が考えられますね。さらに脳のつながりを考えると、バランスの微妙な不安定が精神的な不安感として現れている可能性も高くなります。

今は三半規管の話をしましたが、体の感覚をちゃんと感じられていないこと、これは脳にとってものすごいストレスになります。

動く感覚がわからなかったらちゃんと動かすことができませんし、無駄に筋肉を固めていたり、そこに痛みを出るなんて事が起こります。

トレーニングや運動で不調が改善する事が多くありますが、それは筋肉が付いたからではなく、脳が動きの感覚を認識し始めるからです。

僕のお伝えしているトレーニングでは、動きの感覚だけではなく、視覚やバランス感覚、さらには、無意識の脳の解釈にまで変化を起こしてより快適に動けるカラダを作っていきます。

是非、色々なドリルに挑戦して見て下さい。

よかったらシェアしてね!

List

この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

神経学トレーニング

神経学トレーニング

神経学トレーニング

関連記事

神経学トレーニング

神経学トレーニングで体を根本から変える

神経学トレーニングによって、原因不明のあらゆる不調を改善できます。
整体やトレーニング、そんな領域を超越した、あなたの脳と体を100倍のスピードで進化させる方法を提供していきます。

個人セッションの予約はこちらから

オンラインスクール会員専用サイト神経学トレーニング