練習しているのに上達しない。やり方も変えてみた、やる気もある。それでも伸びない——そんなとき、足りていないのは「方法」でも「モチベーション」でもないかもしれません。
こんにちは、宮崎ほくとです。神経科学に基づいたトレーニングの資格を持つトレーナーとして、体を根本から変える方法をお伝えしています。
結論からお伝えすると、上達に欠かせないのは「正確なフィードバック」です。私たちが脳波をコントロールできないのは、意志が弱いからではなく体に脳波を感じるセンサーが付いていないから。逆に言えば、感じる能力さえ与えれば、脳波すらコントロールできるようになります。
バイオフィードバックとは
みなさんはバイオフィードバックをご存知でしょうか?
心拍や血圧、脳波など、本来意識に登ることの少ない体内で起こっている現象を、機械などを使って自覚できるようにする方法です。
これを使うと、様々な事をトレーニングできるようになります。例えば、自分で脳波をコントロールする事など。瞑想をする人の間で流行っていたりしますね。

フィードバックがあると上達する
そんなバイオフィードバック。実は、私たちの日常において、すごく重要な事を教えてくれます。
それは、正確なフィードバックが、物事の上達には欠かせないと言う事です。どういう事でしょうか?
例えば、私たちは普通に生活しているだけじゃ、脳波をコントロールできるようになりません。その理由は、私たちの体に脳波を感じるセンサーが付いていないからです。
そこで、感じる能力(フィードバック)さえ付けてあげれば、脳波すらコントロールできるようになるわけです。
つまり、フィードバックの有る無しで、物事は上達できるかどうかが決まります。

当たり前だけど、無視されがち
しかし私たちは、フィードバックの重要性を無視しがちです。
例えば、乗馬を上達したい人。毎回ビデオで自分の動きを撮る事をしているでしょうか?
垂直跳びの研究 — 3つのグループで一番伸びたのは
フィードバックの重要性で言うと、こんな面白い研究もあります。3つのグループに違った条件で垂直跳びを練習してもらい、どのグループが1番上達したか調べました。
- 高く飛べたらお金をもらえる
- 毎回何センチ跳べたかフィードバックがもらえる
- 手を届かせる目標物がもらえる
その中で、最も高く跳べるようになったのは2番のフィードバックのグループだったそうです。
つまり、方法やモチベーションよりも、フィードバックが重要な訳です。

実際に意識して思う事
とはいえ、かく言う私も、昔はこんな事まったく考えていませんでした。していることと言えば、レースに乗る度にノートをつける事くらい。
しかし今は、毎回目標を定め、明確なフィードバックを得るようにしています。(真横にいる騎手の動きを周辺視野だけで認識する目標、それができたか?など)
そして以前よりも、様々な点で上達スピードが上がっているのを実感しています。
これはスポーツに限った事ではないので、皆さんも意識してみてはいかがでしょうか?

まとめ
- バイオフィードバック=心拍・血圧・脳波など、普段は意識に上がらない体内の現象を機械で自覚できるようにする方法
- 脳波をコントロールできないのはセンサーが付いていないから。感じられるようにすればコントロールできる
- つまりフィードバックの有無で、上達できるかどうかが決まる
- 垂直跳びの研究では、報酬より目標物より「何センチ跳べたか」を毎回知らせたグループが一番伸びた
- 方法やモチベーションより先に、フィードバックを用意する
- 具体的には毎回の目標を決めて、それができたかを確かめる(動画で撮る、記録する)
- スポーツに限らず、仕事や勉強でも同じ
