みなさんこんにちは、宮崎ほくとです。今日は少しディープなテーマ、脳にアプローチするトレーニングについてお話しします。
後半では1分とかからないエクササイズで、体が即座に変化すること(柔軟性の変化)を体感していただきます。カギになるのは「脳のボディマップ」という考え方です。

脳のバーチャルマップ(ホムンクルス)とは?
私たちの脳は、神経からの情報をもとに「体のバーチャルマップ」を作ります。それを表現した人形をホムンクルスと言います。文字通り体の地図のようなもので、私たちはこの地図情報をもとに体を動かしています。
今日お話しするのは、この地図の精度と体の動きの関係です。

地図は必ずしも正確じゃない
ボディマップは神経からの情報が不足すると不鮮明になります。一部分が不鮮明な地図ではスムーズに目的地にたどり着けませんよね。体も同じで、不鮮明な地図ではさまざまな不具合が起こります。
- 身体が硬い
- どこかが痛い
- うまく力が入らない
こうした問題は、体の地図の精度が影響しているのです。

センサリーモーターアムニジアとは
地図が不正確になるのは神経情報が不足したとき。それは体の一部をしばらく動かさなかったときに起こります。
脳は「使うか失うか」の器官で、使われなかった機能を失っていきます。そのため「しばらく動かなかった箇所」は脳に忘れられてしまう。これをセンサリーモーターアムニジアと言い、その箇所は極端に情報が不足して地図の精度に大きく影響します。

地図の精度を上げる — 関節を動かして神経を刺激する
地図の精度を上げるには神経を刺激して情報を補うこと。体の地図づくりに重要な役割を果たす『運動受容器』は、関節を動かすことで刺激できます。
今日試してほしいのは、ほとんどの人がセンサリーモーターアムニジアを抱えている場所。ほんの少し動かすだけで変化を実感できるかもしれません。
踵のモビリティエクササイズ
- 前屈で今の硬さをチェックする
- 踵の関節を触って刺激(外くるぶしから踵に伸ばした線の真ん中の奥、内くるぶし側も同様。皮膚を擦って「ここに関節がある」と感じ、感覚が鈍い方を重点的に)
- 踵を外に動かす:片足を前に出し、触った部分に体重を乗せてゆっくり踵を外に倒す。動く部分を感じながら3回。反対も同様(下を見ず真っ直ぐの姿勢で)
- 前屈を再チェック:柔らかくなりましたか?
- 踵を内側に動かす:反対の足を外側に一歩出し、膝を軽く曲げて踵を内側に倒す。内側が開くのを感じて3回。最後にもう一度前屈チェック
ポイント:動かしている部分を意識的に感じることです。









⚠️ 行うときの注意点
普段しない動きなので違和感を感じると思いますが、その違和感こそセンサリーモーターアムニジアの証拠です。その状態でしばらく歩くと、体重の乗り方やバランス、歩く音・スピードの変化を感じられます。
ただし痛みを感じたら直ちに中止するか、痛みの出ない可動域とスピードで続けてください。気に入ったら1日3回、定期的に行うのがおすすめ。勉強と同じで、繰り返すことで脳に定着します。
まとめ
- 脳はボディマップ(ホムンクルス)をもとに体を動かす
- 動かさない箇所はセンサリーモーターアムニジアで地図が不鮮明になる
- 改善には関節を動かして運動受容器を刺激
- 違和感は改善のサイン、痛みが出たら中止し、繰り返して定着させる

最近こちらのサイトを拝見してとても興味ぶかく読ませていただいています。
踵のモビリティトレーニングをやってみましたが、直後に足の軽さや安定感が格段によくなって驚きました!
z-healthの理論はこれまでのトレーニング理論とは一線を画したポテンショナルがあるようです。
このトレーニングは座った状態でおこなっても同様の効果がでるのでしょうか?それとも立位で行うことに
脳のマッピングへの優位性があるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
脳には特異性の法則というものがあります。自分が行っている事を忠実に学習するという法則です。
その観点から言うと、座った状態で踵を動かしても立ち姿勢や歩きに影響は出にくいと言えます。
しかし、座った状態で動かし方を学習してから立った状態に移行するのはありです(^_^)
丁寧な返信ありがとうございます!特異性の法則というのですね。頭の位置を高く練習を続けています。
短時間で足首の関節の動きを2~3回感じるというだけで、足取りが軽くなるし、いろいろやっても改善しなかった腰や背中の不調感がアレ?なんかなくなったぞ?という嬉しい変化がでてます。普段意識しない関節を意識化することってすごく効果ありますね!
これは凄いです
初め指先が届く程度だったのが最後には掌が付くほどになりました
こんな少しのことで体がここまで変わるとは驚きです