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2023.04.28

  • 脳と身体の仕組み
  • 身体能力を高める

【超健康】電車の中でトレーニングtrain-ing

こんにちは、宮崎北斗です。

今日はビジネスマンなら絶対にやった方が良い、通勤時間をフル活用する運動についてお話しします。

よく健康のために、ある程度運動しないといけないよ、運動すると頭がより働くようになるよ、

など言われていると思います。

ほとんどの人が何をしたらいいかわからずに、いきなりジムに行って筋トレしてみたり、

急に走り出してみたりすると思います。

しかし、僕みたいなアスリートで、いろいろ身体のことを勉強してる立場から言わせると、

そういうのは、すごく無駄に感じ、非効率なのです。

僕たちの人生は結構忙しいかと思います。

例えばジムに行くにしても片道20分かけて行って、着替えるのに5分かかって、トレーニングして、

またその往復で同じことをして帰ってくるのであれば、

その時間で僕はトレーニングしたほうがいいのではないかな、

もし余った時間があったら、もっと有意義なこと、

家族との時間や仕事に使った方がいいのではないかなと思います。

よっぽどボディービルダーみたいにムキムキの体を手に入れたい、そういう人以外は

僕がこれからお伝えするようなトレーニングをすれば大丈夫だと思います。

結局何のために運動するのかという話ですが、ある程度良い健康状態を保てて、

自分が普段しているアクティビティや仕事や遊びなどに、より良い自分のコンディションで臨める、

そういった体をつくっていくことが理想だと思っています。

それでは、いったい何をしたらいいのかというと、

通勤時間やスキマ時間をフル活用しながら、自分の体の使い方を覚えていくことです。

その中でもすごく大事な部分というのが僕たちの手です。

手は脳の中でも、ものすごく広い範囲を占めている部分なのです。

ですから、手は脳全体の働きに大きな影響を与えてると言えます。

特に脳の運動野というのが前頭葉にあるので、手を動かしてあげることで頭の働きがよくなったりします。

手を動かす作業は器用さを要するようなことが多いかと思います。

そういった時に働く部分は外側小脳という部分です。

小脳は今まで運動する時だけに働くものと思われてきましたが、最近の研究で、

外側小脳の部分が認知機能を働かせている時にも、すごく活発に活動しているということがわかりました。

つまり手の動きを洗練させていくこと、手のトレーニングをしていくことで、

外側小脳の働きが良くなり、認知機能が上がる効果も期待することができます。

この記事の内容

エクササイズ

それではエクササイズを始めていきます。

これまでも、手のエクササイズを色々紹介していますが、

人前で行うと少し恥ずかしいようなエクササイズもあります。

今回は手首のエクササイズ、動かし方を紹介します。

これであれば、吊り革に掴まりながらであったり、人目を気にせずにできたりするので、お勧めです。

加えて、エクササイズを行った後に、肩の可動域や肩の問題が良くなったりすることもあります。

それにも色々理由がありますが、もし肩の動きには興味ない方であっても、一回、

最初のエクササイズの前に動きをチェックしてもらい、これからやるエクササイズを行うと

自分の変化を感じると思います。

そういった変化を感じることで、自分のモチベーションを上げていくことにもつながるので、

是非チェックしてください。

方法は簡単です。親指を上にして肘を伸ばして前から上げる、同じように外から上げる、

これを反対側も行って、エクササイズの前と後でどんな感じか比べてください。

まず手首の場所ですが、これは前腕に2個の骨があり、その先にくぼみがあると思います。

そのあたりを握っています。

この辺が動くんだよということを少し脳に教えていく感じで、ちょっとさすってみます。

できたら、自分の体の横に肘を90度ぐらいにして構えます。こぶしは軽く握っています。

この状態で上と下に手首から動かしていきます。

ポイントは必ずこの手と前腕が同時に動くようにすることです。

手首の動きではなく、手の動きになってしまいがちですが、そうではなく、

手首と前腕が同じタイミングで動き、そして自分が使える可動域を全て使いながら動くようにしてください。

小さい動きではなく、動ける範囲を必ず全部動かしていくように、そして少しずつ動ける範囲を広げていくようにエクササイズをしていきます。

前から見るとこんな感じです。

パントマイム的なことをイメージしてもらえるとやりやすいと思います。

次に横の動きを行っていきます。これはちょっと難しいので机の上で行っていきます。

同じように床と平行にしたまま左右に動かしていきます。

最大限の可動域を使いながら前腕と手が同時に動くように、練習していきます。

このように机の上に手を置いてもらい、机をガイドラインにしながら、

前腕と手が机から浮かないようにしながら、手首を左右に動かしていきます。

この時に、肘や肩も動きに合わせて少し動いてもらって構いません。

徐々に机から浮かしても同じような動きができるようにします。

試してもらえれば分かると思いますが、筋肉に負担がかかるというよりは、

自分の脳に負担がかかるような感じです。

自分の体をどうやって動かすだろうという感じだと思います。

これがすごく大事で、小脳だったり運動野だったり、そういったところを働かせることに

つながりますので、ぜひ練習してみてください。

最後に、上下左右ができるようになったら、これを使って円を描いてもらいます。

まず上に上げて、右に移動し、下、左、上でこれを滑らかにして、円を描いてみます。

横から見るとこのような感じです。

この辺はうまく動かせるようになってからで構いません。

最終的にどうなっていくかというと、この動きを自分の日常動作の中で練習していくことになります。

例えばつり革に掴まっている時、手首を動かしてみる、これだけでもかなり頭を働かせることができます。

ペンを持っている時に手を動かす練習をしてみたり。

キーボードを打ちながら動かしてみたり。

このように自分の日常生活の中で自分の体を使う方法を学習していくと、色々頭の働きもよくなっていきます。

また自分の体の動きもどんどん良くなって、より効率よく体を使えるようになっていくので、

ぜひ皆さんも試してください。

どこまで上手くできたかは人それぞれですが、ここまでやってきたところで、

皆さんの体の可動域、最初にチェックした肩の動きをチェックします。

同じように親指を上にして、肘を伸ばし、前から上げて、同じように外から上げます。

たぶん最初よりも動きが良くなってると思います。

もし反対側も行ったのであれば、反対側も同じようにチェックを行います。

このように体が変わりやすいトレーニング方法でもあるので、是非皆さんチェックしてみてください。

これからも、いろんな不調改善方法やトレーニング方法を応用脳神経学・解剖学・生理学の視点で

ご紹介していきます。

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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