目眩や立ち眩みは薬じゃ絶対に治らない!三半規管から解決する方法。

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立ち上がるとフラッとする。乗り物に酔いやすい。バランスが崩れやすい。病院に行っても、検査では「異常なし」と言われる——そんな経験はありませんか。

こんにちは、宮崎ほくとです。神経科学に基づいたトレーニングの資格を持つトレーナーとして、体を根本から変える方法をお伝えしています。

結論からお伝えすると、レントゲン・CT・MRIで映せるのは、体の問題のごく一部です。多くの不調は「機能的な問題」で、それを変えるには脳の可塑性を使ったリハビリが必要になります。この記事では、三半規管のリハビリの基本であるVOR(前庭動眼反射)トレーニングをお伝えします。

⚠️ この記事は、医療機関の受診や治療を否定するものではありません。めまい・立ちくらみには、治療が必要な病気が隠れていることがあります。とくに次の症状があるときは、すぐに救急を受診してください。

  • 突然の激しいめまいや頭痛
  • ろれつが回らない/言葉が出にくい
  • 物が二重に見える/視野が欠ける
  • 手足のしびれや脱力、顔のゆがみ
  • 胸の痛み・動悸・意識を失った
  • 耳鳴りや難聴を伴う、片耳だけ聞こえにくい

また、貧血・不整脈・起立性低血圧・メニエール病・薬の副作用など、薬や治療できちんと良くなるめまいもたくさんあります。まずは診断を受けたうえで、その補助としてこの記事のトレーニングを使ってください。

検査で映らない「機能的な問題」

今回は三半規管の問題を解決するリハビリ・トレーニングの具体的な方法をお伝えしていきたいと思います。

スポーツ選手を含めた多くの方が、めまい、ふらつき、立ち眩み、バランスの問題、乗り物酔い、そういったことを経験されて病院を受診されると思うのですが、そこで三半規管の問題が特定されることはあまり多くありません。

なぜかというと、レントゲン・CT・MRI、そういった造影術で映すことができる人間の身体の問題というのは、本当に一部に過ぎないからです。

多くの人が抱えている身体の問題、そして脳の問題というのは機能的な問題といわれます。そしてこの機能的な問題を解決していくには、脳の可塑性を利用したリハビリが必要です。

僕自身も落馬後のめまいで悩みました

僕自身、以前落馬した後のめまいの問題で病院に行ったことがあるんですけれども、そこで言われたのは良性発作性頭位めまい症ではないかということだけで、そこで処方されたエプリー法——いわゆる耳石の位置を直しましょうという処方では、僕のめまいは改善しませんでした。

そしていろいろな理学療法士さん、整体師さん、トレーナーさん、ボディーワーカーさん、そういった方々を訪ねて歩き、そこで解決できなかった問題を自分で勉強し始めました。最終的にアメリカに行って、そこで学んだ神経科学で僕は自分の問題を解決することができました。

ここで簡単に僕の自己紹介なんですけれども、僕は今、現役で活動しているアスリート、プロの競馬の騎手ということになります。ですけれども、今言ったみたいに自分の身体の問題を解決して、パフォーマンスを上げるためにアメリカへ行って神経科学を勉強してきました。

三半規管のトレーニング=VOR(前庭動眼反射)

これから行う三半規管のトレーニングはVORというものになります。

VORとは何かというと、vestibulo-ocular reflex の略で、日本語では「前庭動眼反射」という風に言います。

三半規管のトレーニングやリハビリをしていくときに重要なのは、必ず視覚情報を一緒にトレーニングしていくということになります。なぜかというと、三半規管と目というのは、切っても切り離せないくらい関係が繋がっているからなんですね。

ですから三半規管に問題が出てくると、目も悪くなりがちなんですね。ガチャ目の人とか、頭を打ってから視力が悪くなり始めたとか、そういった人は特にこのエクササイズが必要かもしれません。

まず身体の動きをチェックする

それではこのエクササイズを行っていきたいのですが、その前に皆さんには自分の身体の動きをチェックしていただきたいと思います。

このエクササイズの効果というのは、皆さんの感じている症状はもちろんですが、自分の身体の動きとしても変化が現れてきます。ですから判別しやすいように、身体の動きの変化を基準にしながら、エクササイズに効果があるのかどうかを見極めていただきたいということになります。

まず最初に足幅を肩幅くらいに広げて、軽く膝を曲げます。そして目の前で手を合わせてもらってバランスを保つようにします。その状態で後ろに身体を反らしていきます。

足を肩幅に開いて軽く膝を曲げ、目の前で手を合わせた開始姿勢
その姿勢から後ろへ体を反らして、どこまで行けるかをチェックしているところ

この時にどのくらいまで後ろに行けるのか、後ろの景色がどのくらいまで見えるのかというのをチェックしておいてください。

⚠️ 後ろに反る動きはバランスを崩しやすい姿勢です。周りに物のない場所で、無理のない範囲で行ってください。

トレーニング実践 — ターゲットを見たまま頭を動かす

それでは早速始めていきます。

目の前にターゲットを掲げたところ

まず最初、自分の目の前にターゲットを掲げます。この状態でターゲットの文字やものに焦点を合わせて、そのまま頭を動かしていきます。

ターゲットの一点を見つめたまま、頭を左右に動かしているところ

最初、10往復いきたいと思います。10回出来たら、次は縦方向です。

次に斜めにいきたいと思います。

ターゲットを見たまま頭を斜め方向へ動かしているところ

反対の斜めもいきます。

反対の斜め方向へも同じように頭を動かしているところ

⚠️ 気持ち悪くなったら、すぐにゆっくりに落とすか中止してください。動かす速さ・回数は、自分が耐えられる範囲まで下げて構いません。

もう一度チェックする

これで終わりなんですけれども、終わったところで再度、最初にやったように自分の身体の動きをチェックしてみます。

トレーニング後にもう一度後ろへ反って、動きの変化を確認しているところ

足幅を広げて立って、軽く膝を曲げます。自分の目の前で手を合わせて、後ろに反ります。

ここで身体の動きに変化が出ていれば、三半規管に良い刺激が入ったということになりますので、ぜひこのエクササイズを続けていくようにしてみてください。

気持ち悪くなってしまう人へ

このエクササイズをしている中で「気持ち悪くなってしまうな」という方は、目をつぶったままターゲットをイメージして、同じようにやってみてください。

目をつぶった状態でも、目をここに固定することはできますから、そんな形でやってみて、同じようにチェックして良い反応が出ないか確かめてみてください。

今日も見てくださって、どうもありがとうございました。

まとめ

  • 画像検査で映るのは体の問題の一部。多くは「機能的な問題」で、脳の可塑性を使ったリハビリで変わる
  • 三半規管と目は切り離せない。だからリハビリは必ず視覚と一緒に行う
  • それがVOR(前庭動眼反射)トレーニング
  • まず足を肩幅・膝を軽く曲げ・手を前で合わせて後ろに反るチェックをしておく
  • ターゲットの一点を見つめたまま、頭を左右・上下・斜め・逆斜めに各10往復
  • 終わったら同じチェックをして、後ろへの反りが変わっていれば効いている
  • 気持ち悪くなる人は目を閉じてターゲットをイメージして同じ動きを
  • ⚠️ 突然のめまい・激しい頭痛・ろれつが回らない・複視・手足の脱力・胸痛はすぐ救急へ
  • ⚠️ 薬や治療で良くなるめまいもある。まず診断を受けたうえで、その補助として使う

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